有機フッ素化合物に関する研究論文2報発表! 脳や免疫, 肝臓の機能を低下させることが発覚 😔

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執筆日:2020年2月12日、更新日:2021年3月22日

ファーストフードで使われる容器やダイバーが使う潜水具には防水性(または撥水性;はすいせい=水をはじく性質)を高めるために有機フッ素化合物(PFAS)が使われている場合が多いですが、この毒性が米国で問題になっていることが報告されています。

これは2年前から一般に知られはじめましたが、日本ではこのような情報は完全にブロックされているので、今回は以前の記事の復刻版を掲載します。

ーーー 2020年2月12日のツイートより ーーー

先日はアメリカの「牛乳」に有機フッ素化合物PFASが混入していたことを報告しました 😱

今回はフッ素関連の最新研究が2つ出ましたので私のツイートからご紹介します。

有機フッ素化合物の最新研究2報


最近到るところに見つかり出した有機フッ素化合物ですが、有名なのは炊飯器やフライパンなどの(食品がくっつくのを防ぐための)フッ素加工です。それがいつの間にかはがれ落ちて、そして体内に長期にわたって留まり続けることが最近分かりました。そしてその体への影響がようやく発表され始めたのです。

① PFASは回虫やカエルの脳でドーパミンを低下させる (パデュー大研究)

パーキンソンや他の神経変性でドーパミンが下がることはよく知られています。

神経毒性かもしれないPFASのうち短鎖PFOAの方が毒性が低いとはいってもよく知られておらず、小さい分子の方が体の奥に入る可能性があります。

またPFOAやPFOSへの発生段階に晒されると、ヒョウカエルの脳ドーパミンレベルを低下させることがわかりました。

② PFASに多くさられると、シマスズキの免疫や肝臓機能に影響が!(ノースカロライナ大研究)

シマスズキの血中に11種のPFASが高い濃度で検出されした。血清を調べると肝臓の酵素活性と免疫に影響していることがわかりました。

IQを下げる化学物質ワースト9

PFAS類の化学物質がIQの低下の主原因となっていることは判明!

今回IQの低下の主原因とされた9つの環境ホルモン

🔴 BPA(bisphenol A): プラスチックの原料エポキシ樹脂容器などに用いられる。 ワーストNo.8 (4%)
🔴 BPF(bisphenol F): BPAより安全だとして多用されている。男児のIQの低下にもっとも影響があった。 ワーストNo.1 (14%)〔括弧内の数字が大きいほど悪い〕
🔴 MEP(monoethyl phthalate, フタル酸モノエチル) ワーストNo.4 (6%)
🔴 PBA(3-phenoxybenzoic acid, 3-フェノキシ安息香酸) ワーストNo.2 (9%)
🔴 PFHxS(perfluorohexane sulfonic acid) ワーストNo.8 (4%)
🔴 PFOA(perfluorooctanoic acid) ワーストNo.4 (6%)
🔴 PFOS(perfluorooctane sulfonate) ワーストNo.6 (5%)
🔴 TCP(3,5,6-trichloro-2-pyridinol、3,5,6-トリクロロ-2-ピリジノール)有機リン系殺虫剤であるクロルピリホスおよびクロルピリホスメチルの代謝産物 ワーストNo.2 (9%)
🔴 Triclosan(トリクロサン): 医薬部外品の薬用石鹸、うがい薬、食器用洗剤、練り歯磨き、脱臭剤、手の消毒剤、及び化粧品など、様々な場面で使用される。  ワーストNo.6 (5%)
ワーストランキングは原著論文のFig.3のデータより 〕

 

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