日本のAI技術が日本人を殺す – 日本学術会議に関与する中国への頭脳流出問題【門田隆将×百田尚樹】虎ノ門ニュース

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2020/11/3の虎ノ門ニュース・火曜特集『日本人科学者の闇』 百田尚樹×門田隆将×居島一平の内容はたいへん重要なので書き起こして記録しておきます。

日本学術会議と日本人科学者の中国への頭脳流出問題について

会員候補6人の任命騒動は大きな問題を帰って浮かび上がらせることになりました。

任命を拒否された岡田正則氏の発言 [1時間13分40秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

「兵器のための技術を動員するのは時代遅れ。目には目をではなく、国際社会に訴えかけるのが自衛。」

門田隆将:これ、平和を唱えてたら平和が続くと思ってる夢見る人たちそのものでびっくり。

岡田氏と全く同じことを主張している機関紙「赤旗」 [1時間14分49秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田隆将:ずっと学術会議に大きな影響を与えてきた 共産党 。今回の問題は共産党問題と言っていいです。民主主義科学者協会(略して「民科(みんか)」と呼ばれる)という共産党下部組織が入っていて大きな影響力を及ぼしています。今回の任命拒否は共産党の影響力を削ぐためです。民科に人々と赤旗の言ってることは全く同じなので、本当にそれで平和になっているのか、中国を利するために言ってるのかは?です。

元日本学術会議会長 大西隆(おおにしたかし)の発言 [1時間16分39秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田隆将:2015年に大西先生が中国の科学者協会と覚え書きを交わし、中国との研究者の交流にお墨付きを与えました。それで「関わってない」という言い方は、学術会議がお互いシンポジウムをやっていないという意味で言ったのかと思いますが、(覚え書きを交わしたことによって)お墨付きを与えたという意識がないことに愕然としました。

学術会議と中国の軍事研究との関係性 [1時間17分35秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田隆将:中国科学技術協会(CAST)ですが、中国は全てが共産党が主導して、 軍民融合 で、国防動員法もあれば国家情報法もあって 国民全員がこの政府や人民解放軍に情報を提供をしなければいけない 」わけですから、そういう特殊な国であるにもかかわらず、大西先生と話したんですけど「中国は友好国ですよ」って言うんですよ。
軍民融合で力による現状変更を、戦後秩序を破壊している現状を見ても、こんなことは普通は言えないです。でもテレビで堂々とおっしゃっていて私はびっくりしました。
科学技術振興機構ですが、去年の6月にシンポジウムをやってますがこれが問題です。

経済産業省のHPに大量破壊兵器に関わるキャッチオール規制補完的輸出規制とも呼ぶ:リスト規制品に該当しない物の輸出や技術の提供に対して、その用途と需要者の内容に基づき、大量破壊兵器や通常兵器の開発などに使用されるおそれがある場合の規制)つまり大量破壊兵器に関わってると思われる国、団体、組織、学校をリストアップしているわけです。そこで中国は物凄いページを割いていて69団体があります。その中で日本の科学者がどんどん協力しているわけです。例えば北京航空航天大学(No.412)はミサイル開発をしてるのでか関わらないで下さいと言うことを経産省がリストで警告してにも関わらずにです。

経産省:外国ユーザーリスト
大量破壊兵器をつくる可能性のある国や組織を挙げ接触に気をつけるよう警告をならすリスト

➡️ 経済産業省のオールキャッチ規制のページはこちら 👉 https://www.meti.go.jp/policy/anpo/anpo03.html

JSTからCASTへの技術指導 [1時間21分56秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

野依 良治先生はわざわざ中国に行き、シンポジウムをやってるわけです。リストにあるHIT(ハルビン工業大学、No.433)と北京航空航天大学と一緒に。

HIT(ハルビン工業大学)と北京航空航天大学 [1時間22分41秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

そして千人計画で日本の退官した教授が教壇に立ってて中国人を教えてます。だから日本で軍事研究はいけないと言いながら、外国ユーザーリストにある大学で日本の科学者は研究をやり教壇に立つと言う実情があります。 自分の子や孫の命を危険に晒していると言う意識が日本の科学者にない のです。研究を進められればそれでいいとやっているので、先ほどの大西先生の関わってませんみたいな話をしますが、交流にお墨付きを与えればいくらでも交流しますから。

百田尚樹:週刊新潮の記事では中国に行った学者たちがノーテンキです。たくさん給料くれるし、好きな研究できるし、中国楽園だと。

門田:日本で教授をやってると、大学のこととかいろんな煩わしいことで研究に没頭できないけど、中国に行くと完全に研究に没頭できると言うことで楽園ですよと実名でコメントしてます。

アメリカは今年1月28日、武漢が23日に閉鎖されてまもなくナノテクの世界の第一人者のチャールズリーバー(ハーバード大教授)を司法省が逮捕したんです。武漢理工大学で機密研究に関わってたんだけど嘘をついたということで逮捕です。メール傍受の証拠で武漢理工大学とこんな契約交わしてると。

百田:日本ではメール傍受、電話の盗聴はできませんからね。

嘉手納基地を標的に訓練疑惑 [1時間27分43秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田隆将:三沢基地も横須賀基地もやっていて、一番怖いのは AI搭載の自律型巡航ミサイル という防ぎようのないミサイルがもうできています。

中国のAIミサイルは日本の技術が活かされている [1時間28分45秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田隆将:昨年4月に清華大学トヨタ連合研究院を作ってます。ここで共同でトヨタが研究しているわけです。トヨタはAIを含め自動運転技術を持ってますから、いろんな電波を出しながら信号や歩行者など見ながらの自動運転は巡航ミサイルに応用できます。 GPSで誘導して当たるということでGPSの妨害電波を出せば防げるだろうと思ってたら、このミサイルはGPSは関係ないですから。AIが判断しレーザービームを出しながら地形を見て、マッハで飛んでくるわけです。高さ10mできますからレーダーにも感知できない。だから嘉手納基地を模した射撃訓練にしても司令官室、燃料タンクを正確に当ててます。そこに日本の技術が満載されてるということです。日本の科学者が向こうに協力するということは私たちの命の敵になってるという認識を持って欲しい。 だから菅 (すが) 政権がなんで日本学術会議の問題を持ち出してきたかっていうのは元はそこにあるわけです。国民の命を守るために学術会議の横暴はこれ以上許さないということを出してきたのが今回の任命拒否問題です。

若手研究者の貧困化と日本のノーベル賞の危機

週刊新潮の記事では、中国に招かれて研究していた学者がこんな本音を漏らしていました。

中国の豊富な研究資金 [1時間32分1秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田隆将:大学院を出て修士や博士を取っても就職もできないし、思い通りの研究もできない。それで家庭教師、塾講師、コンビニのバイトをやりながら研究を続けなければならないという貧困が日本の若手科学者なわけです。次々に向こうがお金を出すし待遇が全然違うわけですし、中国のすごいところはこの軍事技術のこの部分が足りなかったらその専門家を探してきますから、企業の技術を持ってる研究者に直接アプローチかけてきます。6000万円でどうですかとかで引っ張ってくるわけです。細かい中国共産党の情報収集力によってピンポイントで引っ張られていく、そして若手研究者の貧困は日本の脆弱さとしてあるけど、研究を重ねてきた人も若手も千人計画で行った教授が連れて行ったりするし、日本は丸裸になっているという実態です。

_中国が目論むノーベル賞大国への道 [1時間34分33秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田隆将:共産主義国ではイノベーションを起こせないと言われてたんです。なぜ今できるだろうと言われてきたかというと、日本、欧米からどんどん引き抜いて徹底的に教育している、そしてウミガメといって外国に留学させている中国人が300万人帰ってきて、それくらい力を入れてるからもうすぐ日本はノーベル賞がなくなって、中国がどんどん取っていくだろうと言われています。

百田尚樹:中国は世界平和とか人類の生活向上でなくて、世界を支配したいという目的のためにやってることがあるので。ですから明日の米大統領選が重要なんですね。

若手研究者の貧困化 [1時間36分16秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

百田尚樹:日本(の学生)は金ないから院を諦めたりしてるのに、留学生にはお金を出してるからおかしいよね。

門田隆将:文化大革命を思い出したらいいんですけど、知識層を粛清したわけですよ。それで荒野となってしまったところに日本との国交を正常化してどんどん呼び、盗む、招く、買うの3原則で今の地位を築き上げ、いまだに日本はそれに気づかず科学者がノーテンキに協力して子孫の命を危うくするというのが現状です。それに一石を投じたのが今回の学術会議の問題です。

大隈さんはこう嘆いておられます。

ノーベル賞受賞者大隅先生の嘆き [1時間39分10秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田:日本はどうしたんだっていうけど、政府と私たち国民がずっとこれを置いてきたままにしたからそうなっていくわけです。

日本の大学の問題について [1時間40分2秒](出典:虎ノ門ニュース, https://youtu.be/HrK0kNZ0lD8)

門田:北大名誉教授の楢林先生がこのままじゃダメだよということで、櫻井よし子さんの言論テレビで一緒に出たんですけど、日本の科学界に非常に危惧を抱いていました。

百田尚樹:日本の理系の科学者はめちゃくちゃ優秀なんですけど、大学だけでなく企業の理系の学者って冷遇されているケースが多いんです。学術会議に入っている(メンバーの数)は文系だと300人に1人で電子工学系だと3000人に1人。圧倒的に文系が牛耳っています。でも文系の学者って要らんのですよ。ノーベル化学賞に1番近いと言われている山本 尚さん(中部大学)が言ってたんですけど、受験勉強に共通一次とか全部やらないといけない。でも数学者とか物理学者とか本来、一芸に秀でているところがあるけど、大学に入るために古文とかアホみたいに勉強しないといけないのが無駄。しかも大学入ったら2年間教養。ある意味日本の学者ってすごいのは、そんなハンディといっぱい背負わされてそれでもノーベル賞取るんだから。1970, 80年代ノーベル賞とったのは20、30年年代にとてつもない研究をしたやつが30〜40年後にノーベル賞が多いんです。見てみると彼らがすごいのは16歳くらいでその研究やってるとかなんですよ。ドイツのハイゼンベルグなんかも量子力学(を確立したのは)の20歳以前くらいなんですよ。本来そういう特殊な能力持ってる人は飛び級してもいいんですよ。しかし日本式平等主義で共通一次とか無駄です。

門田隆将:低きに抑えるのが日教組教育の基本でしたから。戦前は飛び級がありましたから、4年生を飛び越えて高等学校に行くとかいうやつですが、戦後は一切なくなりましたから。

百田尚樹:山本さんも物理がすごい好きだったから最初の年は他の科目ができなくて京大落ちたっていうんですよ。あと山本さんが言ってたんですけど学術会議は政府から10億円もらってますよね。アメリカの全米アカデミーは国から1円ももらわず、学者たちの寄付200億円でやっている。しかも日本の10億円はほとんど人件費、維持費で消えるんですよ。で学術会議作ったのは戦後のGHQですから。GHQが日本を弱体化するために作ろうとした。1949年に作って翌年に提言を申し入れた内容が元号を廃止しようですからね。理由は元号は科学的じゃないから。こんなしょーもないことを言うために作った団体ですよ。

門田隆将:新憲法の下に天皇主権から人民主権にかわり、日本が新しく民主国家として発足した現在では、元号を維持することは意味がなく、民主国家の観念にも相応しくないって言うのを決議した学術団体。人民ですよ。国民主権をわざわざ人民主権って言い換える会議ですから。

百田尚樹:だから最初から共産党が相当後ろに入ってると言うことですね。

居島一平:吉田首相に当てた提言ですね。

門田隆将:(今回任命の可否を判断した)杉田和博官房副長官は警察庁の警備公安ですから警備局長、内調室長、内閣情報官もやり内閣人事局長でもありますから、ずっとこの問題は一番わかってる人が今回やってきたと言うことです。

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