初期のパソコンに無料提供されていた「スタートレック」ってどういうゲーム?

ビンテージ・コンピュータ

《出展:A part of photo By NBC Television – eBay itemphoto frontphoto backpress release, Public Domain, Link (Wikimedia Commons)》

スティーブ・ウォズニアックがAppleIIにバンドルさせるソフトに、なぜか「スタートレック」というゲームが入っていました。Sol-20という組み立てタイプのコンピュータにも「スタートレック」が入っていたようです(「サイエンス(日本経済新聞社) 19776月号」に掲載)。

それほどまでにみんなを魅了したゲームとはどういうものだったのでしょうか?

「スタートレック」というと、当時はまだ映画は作られておらず、1966年からアメリカでテレビのSF番組として放映されていました。そして流行し1971年に大型コンピュータ(ミニコン)用にマイク・メイフィールドという人がゲームを作ったようです(ウィキペディア)。

それはテキストベースのコンピュータゲームで、BASIC言語で書かれていました。

しかし当時は誰が作ったかなどは知らず、会社や大学の大型コンピュータになぜかこのゲームが潜んでて、暇なときに遊んようです。

そのころソフトウェア(ゲーム)は付加的なものであって、無料で使えるのが当然という風潮でした。

その「スタートレック」のゲームが人気だったから初期(1978年頃)のパソコンにも無料でこの「スタートレック」が移植され無料で提供されていました。

YouTube で「スタートレック」のゲームありましたので、ご興味がある方はご覧下さい。

Apple II

レトロゲーム10/スタートレック:Star Trek (1979, Apple II game)

その後日本のパソコンにも移植され、グラフィックが強化されたバージョンです。

PC-8801 オールキャストスタートレック ↓


Seigoの追記

私は1982年頃に最初のパソコンを購入しましたが、なぜかこのゲームを目にしたことはありませんでした。

たぶんテキストベースのゲームがつまらなそうに見えたからでしょう。

しかし今になってそんなゲームがあったと知り、しかもパソコンのはるか前の大型コンピューターの時代から遊ばれていたとなると、テキストベースであっても感慨深いものがあります。

1971年に作られたゲームとありますが、最初のアーケードゲームも1971年から出現したとウィキペディアに書いてありました。

コンピューターゲームが本格的に人々に広まり始めたのはこの1970年代からなんですね。

私はいい時代に生まれてきたなあ改めて思いました 😀

Seigo

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