老化防止にケルセチンはどのくらい必要? 緑茶のケルセチン含有量は?

テレビ速報

最終更新日:2019年4月6日

今回はたけしの家庭の医学の「全身の老化を止める科」と「目の老化を止める科」で紹介された内容をまとめました(2019年1月22日放送。

全身の老化をストップさせる食べ物や目の老化に有効な魚のご紹介です。

全身の老化を止める科:老化とは

講師:南野徹 先生(新潟大学、循環器内科)老化研究の名医

細胞にサビのようなものがたまると細胞の働きが悪くなり、血管だけではなく心不全、高血圧、認知症などになってしまいます。サビのできるのを加速する要因としては、①高血圧や②タバコ、③暴飲暴食、④睡眠不足、⑤高血糖などがあります。

マウスは約2歳(ヒトでいう70歳くらい)になるとヨボヨボになりますが、あるDNA操作を行ったマウスは毛並みも腎臓や心臓の状態も良かったのです。

南野先生によりますと、食品に含まれているある成分がサビを除去する力があると報告され始めているとのこと。

全身の老化をストップさせる食品とは?

南野先生「それはケルセチンです。」
ケルセチンは医学会では「老化ストップ成分」と呼ばれているそうです。

 実験結果 
マウスにケルセチンを投与したところ寿命がおよそ1.4倍伸びた

サビのたまった老化した細胞はしつこく生き残っていますが、ケルセチンで減らすことができます。しかし正常な細胞は殺しません。

 ケルセチンの効果 (マウスでの研究結果)
⭐️ 硬くなった血管が柔らかくなった
⭐️ 心臓の働き改善
⭐️ 認知症改善
⭐️ 肺の病気改善

 ヒトでの研究 
ケルセチンを配合した治療薬のヒトでの臨床研究が始まっている



ケルセチンの分子構造(画像をクリック/タップすると拡大できます。出展:Wikimedia)

ケルセチンを含む食材

野菜:玉ねぎ、ピーマン、アスパラガス、サニーレタス
(植物由来のポリフェノールが豊富)

果物:りんご、イチゴ

老化を止めるのに必要なケルセチンの1日に必要な量は?

南野先生: 一日100mgです。(1gの10分の1です。)

ケルセチンが100mgを摂るにはどのくらいの量を食べればよいか?
レタス 14玉分
ピーマン 30個分

この量はたくさんすぎて食べ切れません。

ケルセチンが多く含まれる飲み物

煎茶、ウーロン茶、紅茶

⭐️ 1日約40gの茶葉を使用した場合、約100mgのケルセチンを摂取できます。

野菜の足りない食生活も体のサビをためます。
今回はそんな悪い食生活を変えずにその飲み物を飲んだらサビを減らすことができるか検証しています。

検証実験
協力してくれた方はお店を経営している忙しい方で、ほとんど野菜をとらない次のような食事でした。
朝:チーズトースト、コーヒー
昼:焼きそば
夜:料理の味見


食事内容を全く変えずにケルセチンたっぷりドリンクである「煎茶やウーロン茶、紅茶」などを毎日3倍ずつ飲むこと(1週間)だけで、前と同じ生活をしてもらいました。

一週間後の血液検査の結果
9.26 → 4.92(サビの量:基準値 5.0;5.0以上は良くない)
(体調の変化は特になかったそうです)

結果をご覧になった南野先生のコメント
・1回の結果だけでは本当にお茶だけで改善しているかは断言できない
・無理なく適量を1ヵ月以上長期的に摂取することがポイント
・カフェインが入っているので飲み過ぎには要注意

有機のお茶


 

 

目の老化を止める科:目の不調

20名中6割が目がしょぼしょぼ、見えにくい、視界がぼやけるなどいわゆる眼精疲労に。
老眼、白内障、緑内障になってしまう前に目のしょぼしょぼや眼精疲労を劇的に改善しましょう。

目の表面は潤っているのがよく、老化していると所々黒ずみがあります(特殊なカメラで観察)。
この目の黒ずみがしょぼしょぼの正体。
加齢で涙が減少していくと、乾いているところと潤っているところの差でピントが合わなくなります。

目の疲れの一番の原因は?

それは涙の量の減少にあります。涙の量は60代で10代の約半分になってしまうのです。

また食事の栄養素が関係している可能性もあります。

講師:島崎潤 先生(東京歯科大学・眼科教授)

アメリカの大規模疫学調査による3万人以上の女性を調べたところ、栄養を摂っていないグループでは摂っているグループに比べ2.5倍も目の不調をうったえる人が多いということがわかったのです。

目の疲れをとる栄養素は?

富山県の40歳以上の皆さんもその栄養素を十分摂取しているようなので目の調子がいいかもしれません。
聞いてみるとやはり目の疲れを感じたことがない人が続出。
観察しても実際黒ずみが全くない潤った瞳です。7割の方が良い目をもっていました。

その食材は「ぶり」です。

特に冬は富山湾で毎日2トンものぶりが水揚げされています。
全国平均の3倍はぶりを食べています。

ぶりに多く含まれる栄養素は

DHA・ EPA

血液サラサラにし血管の老化防止に効果があると大人気の栄養素ですが、最近は眼精疲労防止にも効果があることがわかってきました!

DHA・ EPAがなぜ目に良いか?

DHA・ EPAを多く含む食べ物を食べると、目からムチンと呼ばれる物質を分泌する細胞が活性化します。このムチンは涙を留める作用があるのです。

⭐️ 昨年はDHA・EPAが多いサバ缶がトレンドになりましたが、実はぶりに含まれるDHAはサバより1.7倍も多いのです。

富山の皆さんがやっている効率よくDHA・EPAを摂る方法

DHA・ EPAが豊富な部位を知ることが重要です。

富山の家庭のぶりの料理の仕方
肝臓や胃→酢の物 胃袋の酢味噌で和え物に
身   →刺身や煮物 照り焼き お寿司
頭   →ぶり大根
背骨  →内臓と背骨の甘辛煮
えら  →唐揚げ

ブリ一本を使った料理は10品もできる
照り焼き、なめろう、エラのから揚げ、お寿司、ぶりしゃぶ、塩焼き、刺身、内臓と背骨の甘辛煮、ブリ大根、フトの酢味噌和え

クイズ:DHA・EPAが多い料理は上の10品のブリ料理のどれ?

答え:ブリ大根

DHA・EPAは、特に目の周りに多いと言われます。
熱で溶け出しやすいDHA・ EPAを含んだ汁を大根が吸収するので余すことなく摂取できるそうです。
また「あら」で出しを取って味噌汁にすればDHA・ EPAが効率よく摂取できます。

富山のブリ料理

まとめ

🔵 ケルセチンにはサビた細胞を減少させる効果があり、老化をストップさせる可能性がある。
煎茶やウーロン茶、紅茶を1日3杯(茶葉40g分)飲むとその効果を期待できる。

🔵 ブリはサバの1.7倍のDHA・EPAを含んでおり、またDHA・EPAが目に作用するとムチンの分泌を促し、涙を目の表面に留めておく作用がある。
そのため目は乾かず眼精疲労が防げるため、それを起因とする「老眼、白内障、緑内障」を未然に防げる可能性が高い。

Seigoの追記

目の乾きをとるベストな方法


目の老化は目の乾きが一番の原因なら、ナニナニ食べればいいとかじゃなくて、液体でこまめに目を潤せばいいじゃーん! っと私は思っています。

遠回りな事しなくていいんだよ。

これが一番「簡単+時短+お安い」方法なのだー!

目を潤す液体の作り方

液体は以下のようなものを使います。(2つの方法)
🔵 〔その1〕塩素のない水を使い(水道水をつかうのではなく、うちでは逆浸透膜を通した精製水を使用)
– そして塩をほんの少し入れる。
(目が痛くならないように約0.9%の塩分になるようにします。これを生理食塩水ともいいます。)

🔵 〔その2〕塩素のない水にグライコサイモリン(マウスウォッシュ)を少々加える(1〜5%くらい。私はこの方法が好きですが、他に誰もやってないのでオススメはしません。)

🔵 他の方法として、湿布タイプも目に潤いを与えます。お時間がある人はどうぞ!
〔その1〕グライコサイモリン湿布(水と1:1でティッシュなどを浸して目全体を覆って10分間以上)

〔その2〕じゃがいも湿布(ジャガイモをすりおろしてティッシュなどにのせ、目全体を覆って10分間以上)

全身の老化をストップさせる飲料は煎茶と聞いてずっこけた

番組内で「老化をストップさせるケルセチンたっぷりのドリンク」が『煎茶』だと聞いてずっこけてしまいました。

そんなのおじいちゃん・おばあちゃんはみんな飲んでるじゃ〜んって。

しかも検証したのは一人だけ?番組最初には5〜6人がさびた細胞のテストに参加していたのに、『煎茶』を飲むテストをした人は一人だけって・・・(良い結果が他の人には出なかったのかな?)

私はケルセチンの多い飲み物はケールなどの生野菜のジュースなどが出てくるかと思いきや、『煎茶』だったのでがっかりでした。『煎茶や紅茶』はカフェインが多く体に負担をかけ老化しそうなので、あまり飲む気がしません。

ただ『煎茶』この季節ではインフルエンザ撃退には、カテキンやカフェインが入っているので少量なら有効だと思いますが・・・

ケルセチンの含有量(緑茶、玉ねぎ、サニーレタス)

2018年3月の農業食品産業技術総合研究機構のレポートによりますと緑茶より、玉ねぎやサニーレタス、ロメインレタスのほうがケルセチンが多いそうなのでこちらを食べた方がいいのではないかと思いますが。
食材 ケルセチンの量(100g中の量)
玉ねぎ 10〜50mg
サニーレタス 30mg
ロメインレタス 12mg
緑茶 2mg
玉ねぎは白い玉ねぎにはケルセチンが入っておらず、少し黄色みがかった玉ねぎにケルセチンが多いそうです。

もっと知りたい方のために、農業食品産業技術総合研究機構のレポートと原著論文(オープンアクセス;どなたでも全文を閲覧可。ただし英語です。)をの情報を貼っておきます。

🔵 野菜の機能性研究~たまねぎのケルセチンによる認知機能改善の可能性~〔調査・報告(野菜情報 2018年3月号)〕

🔵 原著論文:Estimated Daily Intake and Seasonal Food Sources of Quercetin in Japan Nutrients 2015, 7(4), 2345-2358

ネットで手に入るケルセチンが含まれる食品

番組内でサビの度合いを調べた紫色の光がなんなのか、説明はありませんでした

老化度を調べるところでサビを表す細胞内の紫色は何を検出していたか見ていた言及していませんでした。

南野徹先生の最近発表された論文を見てみますと、老化の指標はp53/p21やp16などの分子が上昇すると書いてありますので、いずれかの分子を測定していたのかもしれません。

Vascular Senescence in Cardiovascular and Metabolic Diseases
Goro Katsuumi, Ippei Shimizu, Yohko Yoshida, Tohru Minamino
Front Cardiovasc Med. 2018; 5: 18. Published online 2018 Mar 5. doi: 10.3389/fcvm.2018.00018

 

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