ハチミツの種類によって健康効果が違う!? 血管を若返らせるのはどのハチミツ?

テレビ速報

今回の『名医のTHE太鼓判!』2018年11月12日の番組「老けない体を作るSP」は神回でした。

このサイトのテーマの1つである「若返り」に重要な2つの事柄が納得のいく形で放送されたからです。

「つかまりスクワット」による若返り法は別のページにまとめましたが、ここでは後半の

骨の老化を遅らせる「はちみつ」をまとめていきます。

顔のシワやたるみの原因も骨密度の低下にあった!

丸田佳奈 先生(産婦人科):女性は50代以降 女性ホルモンが低下して骨密度が低くなります。また骨密度が低下すると顔の骨も細くなっていきます。つまりシワやたるみの原因になります。
山瀬まみ さん:小顔になるんじゃなくて?
丸田先生:違います。要は地盤沈下みたいに起こります。

骨密度が減る → 顔の骨が細くなる → 顔の肉が余り、シワやたるみを引き起こす


健康な骨を維持する仕組み

そもそも骨は破壊と再生を繰り返しています。
骨を作る細胞(骨芽細胞)と骨を壊す細胞(破骨細胞)が同じ割合で働くことで、健康な骨が保たれます。しかし加齢に伴い骨芽細胞が衰え破骨細胞が増えると骨はスカスカになってしまうのです。

質問:はちみつのどんな成分が老化を遅らせるか?

平柳要 先生(食品医学研究所所長・医学博士):ハチミツの中には数百種類のポリフェノールが入っていて、そのハチミツポリフェノールは破骨細胞の数・働きを抑えてくれるのです。ですから骨の老化を予防できるのです。

⭐️ ハチミツポリフェノールは骨を破壊する破骨細胞の働きを抑え、骨の代謝のバランスを守ってくれる

 研究結果 
ラットに次のような飲料水を与えて骨密度を比較しました。
①ハチミツを混ぜた水
②カルシウムを混ぜた水
6週間後「①のラット」の方が骨密度が増えていました。
(マレーシア・サインズ大学)

質問:ハチミツを食べると血糖値やカロリーは上がらないの?

毎日ハチミツを食べているハチミツ農家の方々の血糖値は正常の範囲内でした(番組で二人(2例)が紹介されました)。

赤石定典 先生(管理栄養士):血糖値を上げる要因の一つにブドウ糖があります。実はハチミツは種類にもよりますがブドウ糖の含有量が少ないです。これはご飯やパンと比較しても少なく血糖値は上がりにくいと言えます。

ハチミツは砂糖に比べ早く消費される → 血糖値を上げにくい

ハチミツは運動をすればエネルギーに変わりやすいという点から体脂肪がつきにくいと言われています。(※ 過剰摂取には注意)

砂糖とのカロリーの比較

砂糖   384kcal
ハチミツ 294kcal
(100gあたりのカロリー量;みつばち健康科学研究所調べ)

⭐️ ハチミツは砂糖よりも約100kcal少ない

養蜂家のハチミツ活用術

料理に砂糖ではなくハチミツを使っていました。

🔵 きんぴらごぼうに
🔵 お米にハチミツを入れると保湿性が増しふっくらご飯になる(粘りとコクがでる)(米4合に対して小さじ2杯のハチミツ)
🔵 煮物に
🔵 サツマイモの素揚げにお子様たちはハチミツをかけて食べていた

顔にハチミツを塗ると保水力が高まる

平柳先生:お風呂に入った後にハチミツを塗ると保水力が高まります。
⭐️ 丸田先生も乳液にハチミツを一滴垂らして塗ると保湿効果がより高くなるとのこと。一滴ならベトつかない。
⭐️ 以前の放送で田島令子さんも美肌を保つためハチミツを塗って5分後に水で流す(パックのような効果がある)という健康法をしていました。

ハチミツは粒子が細かく浸透が早い → 保湿力アップ


質問:ハチミツの色の違いはなぜおこる?

答え:ミツバチがとってくる蜜の花の種類によって色の違いが出ます。健康効果も違ってきます。

質問:胃潰瘍の予防にもなるお腹に優しいハチミツは?

答え マヌカハニ-
平柳先生:ニュージーランド産のマヌカハニ-は殺菌効果が高いです。

 マヌカハニーの期待できる予防・効果 
殺菌・抗菌(メチルグリオキサールという成分が含まれる)
・風邪や口臭
・ピロリ菌や大腸菌
・胃潰瘍

(※ アレルギーをお持ちの方はご注意ください)

質問:血管の老化防止になると期待されるハチミツは?

答え そばのハチミツ
平柳先生:ソバのハチミツの色が黒いのは鉄分を多く含んでいるためです。そばにはルチンという健康成分が入っていますが、これが動脈硬化や血圧を下げる、いわゆる心・血管病にすごく良いです。

 そばのハチミツに期待できる予防・効果 
血管の老化防止
・鉄分は通常の5倍
・血液サラサラ
・ルチンによる動脈硬化や高血圧の予防

(※ ハチミツは1歳未満の乳児には与えないで下さい)

質問:白いハチミツとはなんの種類?

答え:キルギス共和国で取れたキルギスハニー
平柳先生:イガ豆の花から採ってきたハチミツです。
美容にも健康にも良いということで、昔からヨーロッパの貴族やアラブの王族が使っていました。

 キルギスハニーに期待できる予防・効果 
万能型
・脳の栄養素となるブドウ糖が豊富
・美肌効果(ミネラルを多く含むため)
・風邪

(Seigoの疑問:上記で赤石先生が言っておられましたが、普通のハチミツはブドウ糖が少なく血糖値を上げないとおっしゃておりましたが、ブドウ糖の多いキルギスハニーはどうなのでしょう?)

キルギスハニーを試食したゲストの感想は「結構甘い。味が濃い。固形っぽい。上品な味。」でした。

ネットで購入できるのキルギスハニー

キルギスハニーの正規販売店を見つけましたのでそのリンクを貼っておきます ↓
 

質問:咳止めと同じ効果のあるハチミツとは?

答え:アカシアのハチミツ

 アカシアのハチミツに期待できる予防・効果 
万能型
・生活習慣病
・血糖値が上がりにくい
・咳止め

(※ アレルギーをお持ちの方はご注意ください)

有機のアカシアのハチミツ

 

質問:便秘予防に効果のあるハチミツとは?

答え:リンゴのハチミツ

 リンゴのハチミツに期待できる予防・効果 
胃腸系
・善玉菌を増やす(オリゴ糖が豊富)
・便秘予防
・腸内環境改善

(※ アレルギーをお持ちの方はご注意ください)

Seigoの追記

このサイトでは注目していたハチミツが番組で取り上げられていて非常に興奮しました!
さらにハチミツ別に健康効果が示されたのでたいへん面白かったです。
今回ばっちりこのページでまとめることができて良かったです!

ただし私は日本で売られているハチミツを食べてもほとんど健康効果を感じたことはありません。一番の理由はハチミツが「精製」されているからだと思います。

ハチミツ農家の方は「精製」されていないフレッシュなハチミツにありつけて健康効果もたくさん受けることができると思いますが、スーパーで売っている私たちはその恩恵を受けられるのでしょうか?

精製されたハチミツとは、
高い温度で加熱処理した後、濃縮し、活性炭で花粉や色、そして臭いを除いたものになります。(参考資料:ceresmom.jp

市販のハチミツは多くの加熱処理や精製がなされていますが、これでも多種多様なプロポリスが生きたままで残っているのでしょうか?

市販のハチミツと養蜂場の農家で食べているハチミツに違いに全く触れないのもなんか怖いものを感じます。

生のハチミツ(非加熱で精製してないもの)の良さについて全く取り上げられてなかったので下に少し追記させていただきます。

生のハチミツの良さが知られてない

番組内ではハチミツの収集法が放送されましたが、最初に抽出された時のハチミツは濁っていましたね!

あの状態が生のハチミツで私たちの体に一番良いのですが、そのことは日本の方はご存知ないようです。
あの濁ったハチミツ(少し白身がかっている)の中に、蜂が集めた(蜜だけではなく)プロポリスや花粉が含まれていたりします。

全ての成分を壊さないようにそのまま集めたのが生のハチミツです。

生のハチミツは花粉症を改善させてしまうほどすごいパワーを持っていますが(2018年2月24日に記事にしております)、ハチミツ農家でも料理で加熱して食べているくらいですから、日本人に本当の生のハチミツの良さが知れ渡るはずもありません。

ハチミツは加熱によって栄養や有効成分が失われるだけでなく、インドのアーユルベーダでは毒になるということで40℃以上に加熱しないほうが良いとあります。

外国のサイトでは「Raw honey」「Benefit」などのキーワードで検索すると生のハチミツの素晴らしい効能がたくさん出てきますし、最近では日本語で生のハチミツを紹介するサイトも増えてきていると思います。

日本に早くハチミツの正しい知識が広まるようにこのサイトを通しても尽力していきます!

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