フッ素コーティングは危険!? フロス使用者の体内に有毒物質が蓄積していることが判明! (2019年米国研究)

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今回はフッ素加工された鍋やコーティングされた容器を使った人の血中にフッ素化合物が残存していることを示した初めての報告です。

カリフォルニア州バークレーの公衆衛生研究所とサイレントスプリング研究所が最新研究をプレスリリース(英文)しましたので、その和訳をご紹介します。

ニュースタイトル「体内で見つかった高レベルの有毒化学物質とデンタルフロスを含む類似品との関係
」

デンタルフロス(Oral-B)と体内への影響を示した初めての研究

新しい研究では「Oral-B Glideデンタルフロス」という製品を含むあるフロスの使用者の間で有毒なPFASper- and poly-fluoroalkyl substances; パーおよびポリ・フルオロアルキル物質 いわゆる「 フッ素系界面活性剤 」)の体内濃度が上昇のしている可能性があることが示唆されています。 PFASとは、数多くの健康問題を引き起こす耐水性および耐グリース性の物質です。調査結果は、これらの化学物質がどのように体内に取り込まれるのか、および扱いを変えることによってどのように消費者がその影響を制限することができるのかについての新しい考察を発表しています。

カリフォルニア州バークレーの公衆衛生研究所とサイレントスプリング研究所の共同研究が、1月8日に JESEE に掲載し、PFAS に注目した特別号の一部です。

PFASは、ファストフードの包装焦げ防止のなべ防水衣類、そして防汚カーペットなどを含む、さまざまな製品に使用されています。消費者は製品を使用したり食べることを通して直接その物質にふれています。室内の空気や埃、汚染された飲料水からもさらされている可能性があります。

PFAS腎臓がん精巣がん甲状腺疾患高コレステロール低出生体重出生率の低下、そして免疫系への影響などの健康被害と関連しているため、科学者たちはPFASの広範囲に及ぶ影響について懸念しています。

PFASの一種。このPFOSはアメリカ環境保護局(EPA)が次の疾患を引き起こすリスク要因になると指摘したもの:腎臓がん精巣がん膵臓がん前立腺がん乳腺がん、および低体重児甲状腺疾患精子減少EPAの記事(英文)〕(画像の出典:Wikimedia Commons, By Jynto (talk) – Own workThis image was created with Discovery Studio Visualizer., CC0, Link )


この新しい研究では、公衆衛生研究所の小児保健開発研究所に登録された178人の中年女性から採取した血液サンプル中の11種類のPFASを測定しました。この研究所は各世代の病気における環境化学物質やその他の要因の影響を調べています。

人々の行動パターンがPFASにどのように影響するかを理解するために、研究者らは、より影響を受けやすい可能性のある9つの行動について女性に尋ねたインタビューの結果と血液測定を比較しました。実験に参加した女性の半分は非ヒスパニック系白人、そして半分はアフリカ系アメリカ人でした。

Oral-B Glideを使ってフロスした女性は、使用していない女性と比較すると、体内にPFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)と呼ばれるタイプのPFASをより多く含む傾向がありました。この関係性をさらに理解するために、研究者らは粒子誘起ガンマ線放射(PIGE)分光法と呼ばれる手法を使用して、PFASの指標であるフッ素が入っている18のデンタルフロス(3つのGlide製品を含む)をテストしました。Glideがテフロンのような化合物を使用して製造されているという以前の報告と一致して、3つのグライド製品のすべてがフッ素に関して陽性であるとの結果が出ました。さらに、「Oral-B Glideと比較」のラベルが付いたほかの2つのブランドのフロスと、「単一の糸からできてるテフロン繊維」であることをかかげるまた別のフロスがフッ素陽性であることが判明しました。

「これは、PFASを含むデンタルフロスを使用すると、これらの有毒化学物質の体内負荷が高くなることを示した最初の研究です」と、サイレントスプリングの研究者で筆者のKatie Boronow氏は述べています。 「私たちの調査結果に基づいて、消費者はPFASを含まないフロスを選ぶことができるでしょう。」

より高いPFASレベルに関連したその他の特性には、防汚カーペットまたは家具の使用、およびPFAS汚染飲料水の供給を受けている都市での生活が含まれます。さらに、アフリカ系アメリカ人女性の間では、フライドポテトやテイクアウトなどのコーティングされたボール紙でできた容器で調理済み食品を頻繁に食べた人は、そのような食品をほとんど食べなかった女性と比較して4種類のPFASの血中濃度が高いです。非ヒスパニック系白人の間では調理済み食品による影響はみられませんでした。

全体として、非ヒスパニック系白人は、アフリカ系アメリカ人と比較して、2種類のPFAS、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)とPFHxSの含有量が多い傾向がありました。研究者らはその結果を説明することができず、PFASの影響の一因となる他の行動が測定されていないことをあげています。
「概して言えば、この調査は消費者製品がPFASの影響の原因であることをさらに明確にしています」とBoronow氏は言います。 「人体の中の数値を下げるために、製品からこれらの化学物質を制限することを優先するべきです。」

引用ニュース & 原著論文

🔵 英語ニュース:Dental flossing and other behaviors linked with higher levels of toxic chemicals in the body Silent Spring Institute  )

🔵 原著論文:Serum concentrations of PFASs and exposure-related behaviors in African American and non-Hispanic white women (Journal of Exposure Science & Environmental Epidemiology, volume 29, pages206–217 (2019))

Seigoの追記

フッ化物はテフロンなどフライパンにコーティングされているのは有名ですが、ファーストフードの包装紙や床のワックスや・・・要は水を弾くものに結構使われていたんですね。そしてフロスよ、お前もか!

がんや甲状腺疾患だけでなくコレステロールを上昇させたり、免疫力や出生率を下げたりとなかなか悪いものです。

それがいつの間にか世界中に広がっていて、体内から普通に検出されてしまうというのが現代の恐ろしいところです。

最近の花粉症患者の急増もこういう何気ないフッ素コーティングから体内毒素が知らない間に上がり、免疫系に影響を与えている可能性も全くないとは言えません。

ということでフロスもフッ化物でコーティングされてないものを使うようにした方が良さそうですね。

参考資料

ファストフードの包装紙や容器は危険?がんや甲状腺疾患に影響の恐れある物質が検出(Biz-Journal)

 

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