黄色いカレーにご注意! 認知症や子供の脳の発達障害を促す神経毒が着色料として使われていることが発覚! (2019年スタンフォード大調査)

ニュース/レビュー

バングラディシュでは黄色いカレーが好まれ、業者が神経毒であるクロム酸鉛(PbCrO4を30年以上前から加え続けていたことが発覚しました。

このことはスタンフォード大学のチームが発見し論文に発表されると共に、大学のサイトにもレビュー記事(英文)が掲載されました。今回はそのレビュー記事を翻訳しましたのでご紹介します。(翻訳のプロではないので読みづらかったらすみません m(_ _)m )

また発表された論文はオープンアクセスですので、どなたでも無料で論文の全文が閲覧できます! レビュー記事の下にリンクを貼っておきます。
→ 最近はGoogle翻訳の性能が良くなってスムーズな日本語に翻訳してくれます。(時々変ですが)ご活用下さい。(Google翻訳のページはこちら

スタンフォードの研究者はウコンの中に鉛を見つける

バングラデシュのあるスパイス加工業者は、ウコンを明るい黄色に着色するために工業用のクロム酸鉛顔料をしようしたために、カレーなどの料理を通してバングラデシュの人々の血液中に高濃度の「鉛」が検出されています。(以下のビデオは英語です)

 

英文執筆者:Rob Jordan
スタンフォード・ウッズ環境研究所

ウコンはサプリや治療に使われますが、(今回発見されたケミカル汚染に気づかないと) 認知障害 他の重い病気 の原因になるかもしれません。スタンフォード大学の研究で、ウコン(南アジアで一般的に使用されているスパイス)が、世界有数のウコン栽培地域の1つバングラデシュで鉛が混入が明らかになりました。

食品に禁止されていたは、どんな量でも安全ではないと考えられる強力な神経毒です。最近の分析では、ウコンがバングラデシュ人の間で血中鉛濃度の上昇の主な原因である可能性が初めて確認されました。

「人々は重大な健康問題を起こすかもしれないものを知らずに食べている」と、論文の主著者のスタンフォード・ウッズ環境研究所のジェナ・フォーサイス氏は述べました。「ウコンに鉛が入っていることがわかっているので、何か対策を立てねばなりません。」

長年の問題

オンラインの環境調査では、バングラデシュのいくつかの地区の農家とスパイス加工業者のインタビューなどからさまざまな分析が行われます。1980年代には大規模な洪水により、ウコンの作物が濡れて色が悪くなっていました。明るい黄色のカレーが好まれるのでウコン加工業者は、おもちゃや家具の色付けに使用される工業用黄色顔料のクロム酸鉛を使いました。望ましい色にしてくれ安く手っ取り早いので使用され続けました。

強力な神経毒

クロム酸鉛(II)の構造。右のクロム酸塩の黄色はターメリックによく似ている。(出典:Wikimedia Commons, By Smokefoot, CC BY-SA 4.0, Link


 強力な神経毒 として、は成人の 心臓および脳疾患のリスクを高め 子供の脳の発達を妨げます 。血中鉛濃度が高い子供の約90%は低所得国に住み、その認知障害により毎年1兆ドル近くの生産性の損失と関連しています。

「他の金属とは違って、鉛の安全な量はありません。鉛は神経毒です」と、スタンフォード大学グローバル健康イノベーションセンターの研究ディレクターであるスティーブン・ルビー教授は述べています。「汚染のレベルが下がれば、安全だったなどという提案はできません。」

9月17日に Environmental Science&Technology 誌で発表され、バングラデシュ人の血中鉛レベルの汚染のさまざまな原因の可能性に注目しました。鉛は同位体と呼ばれるさまざまな形があり、これらの同位体の比率は鉛の起源によって違います。研究者は、鉛クロメートで汚染されたウコンを人々の血液中の鉛同位体と照合することにより、最も可能性の高い原因を割り出すことができました。この研究は、ウコンの鉛を血中の鉛レベルと直接リンクさせた最初の研究です。

バングラデシュを超えて

バングラデシュ以外に汚染されたウコンの証拠は発見されませんでした。そして(米国などの)輸入国は食品安全チェックをして、バングラデシュの大手スパイス加工業者に輸出向けのウコンに添加する鉛の量を制限する努力をするように指導しています。しかし研究者は「現在の定期的な食品安全チェックのシステムは、世界中で取引されている混入ウコンのごく一部しか見つけられない可能性があります」と警告します。事実2011年以来、15を超えるブランドのウコンが米国を含む国に流通していますが、鉛が過剰でリコールされました。

これらのリコールと研究でウコンに鉛が見つかりましたが、(鉛汚染の)ソースを明確に特定したものはなく(土壌汚染を示唆するものもありません)、血中鉛レベルへのリンクを証明したり、問題の広がりとそれを続けさせる動機を明らかにしました。

解決に向けて

2014年以降、フォーサイス(Forsyth)氏やルビー(Luby)教授、スコットフェンドルフ(Scott Fendorf)氏は、スタンフォード大学地球環境エネルギー科学研究所のテリーハフィントン(Terry Huffington)教授(両方の論文の共著者)とバングラデシュの農村部で鉛暴露の調査に取り組んできました。スタンフォード・ウッズ環境研究所からの資金提供により、彼らは最初に妊婦の30%以上が血中鉛濃度が高いことを発見しました。

現在、汚染されたウコンを食べないように消費者の行動を変えたり、業者が鉛を混入させる動機を減らす方向に計画を立てています。彼らは、ウコン加工のより効果的かつ効率的な乾燥技術を提案しています。また世界中の輸入検査官は、鉛やその他の化学物質を検出できるX線装置でウコンを選別することを推奨しています。

バングラデシュでは容易に入手できる低コストの改善策はほとんどないようですが、研究者は食品の安全性と公衆衛生に焦点を当てた消費者、生産者、およびその他の利害関係者が解決の種を提供できることを示唆しています。そのために、Forsyth、Luby、およびFendorfは学際的なプロジェクトチームの一員であり、バングラデシュおよびその他の地域でウコンやバッテリーリサイクル、およびその他の発生源からの鉛暴露を減らす解決策を模索しているスタンフォードキンググローバル開発センターから資金提供を受けています。

他の目標でも、チームは鉛を減らすビジネスチャンスを開発することを計画しています。チームメンバーの1人であるバイオエンジニアのManu Prakashは、ウコン、血液、その他のソースの鉛を測定する低コストの技術を開発しています。他の協力者、Shilajet BanerjeeとErica Plambeckは、鉛フリーウコンの需要(拡大策)にシフトし、ビジネスチャンスを作り出す方法を研究しています。

「ジェナの注目すべき成果により、バングラデシュの利害関係者と協力して効果的な予防を目指しています」とルビー教授は言いました。

ーーー 翻訳ここまで ーーー


引用ニュース & 原著論文

🔵 英語ニュース:Stanford researchers find lead in turmericスタンフォード大学)September 24, 2019

🔵 原著論文(オープンアクセス;無料で論文全文が閲覧できます): Turmeric means “yellow” in Bengali: Lead chromate pigments added to turmeric threaten public health across Bangladesh. (Environmental Research , 2019 )
→ 最近はGoogle翻訳性能が良くなってきましたので、読みやすい日本語に翻訳してくれます。ご活用下さい。(Google翻訳はこちら

Seigoの追記

原著論文を読みますと、バングラディシュの9つのウコン産地のうち7ヵ所で鉛の汚染が見つかったとあります。

バングラディシュから来る美味しそうな黄色いターメリックやウコン製品には気をつけましょう。

少し調べてみますと、『醗酵ウコン粒 500粒入、琉球王朝秘伝』という製品には「バングラデシュ産のウコンが80%」が入っていると価格.comのページには書いてありますが、Amazonのページには産地は「沖縄県」と書いてあるだけでした。現在は入っていないのかもしれません。

バングラディシュでは、消費者がカラフルなイエローカレーを好んで、業者が研磨中に乾燥したウコンの根に黄色い顔料〔神経毒のクロム酸鉛(PbCrO4〕を加える習慣が30年も続いていていて、さらに今日もその週間は続いていると報告されています。バングラディシュの業者はその毒性を知らないのでしょうか?

とりあえず、少し調べただけでもアジア由来のウコンは日本でも簡単に見つかりますので、ウコンやターメリック製品を購入する際は産地をチェックすることをお勧めします。日本の輸入ウコンはインドと中国が90%以上で、バングラディッシュ産はほとんどないと思いますが、このことは(鉛の混入がないかどうかは)常にチェックしていく姿勢が大切だと思います。

私たち消費者が見た目の良さを選ぶのではなく、体や環境に良いものを選んで行くように心がけることが大切ですね。

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