コーヒーは血管と脳を老けさせない !? その理由は?/一緒に食べると心臓に良いおつまみは?【林修の今でしょ!講座】

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林修の今でしょ!講座
2018年5月8日(火)
19時00分~21時48分

講師:石原藤樹 先生(医学博士;長寿医療を研究している)

今回はコーヒーを飲むことによって「血管と脳を老けさせない効果」についてまとめました。

クイズ形式にしましたのでお楽しみ下さい。


この記事のもくじ

クイズ:心筋梗塞や脳卒中などの死亡リスクを減らすには1日に何倍のコーヒーを飲んだ方がいいか?

答え:3~4杯(しかし5杯以上は心疾患による死亡リスクが変わらないかむしろ増える)

このデーターは国立がんセンターによる男女約9万人を追跡調査した結果です。

(グラフは番組で紹介された2つのグラフを1つにして見やすくしたものです)


これは心疾患での死亡リスクはコーヒーを1日3〜4杯飲むと飲まない人に比べて約4割(64%)も少なくなっていました。しかし5杯以上飲んでいる方は「1.03」という値になっているので、飲まない人に比べてそのリスクが変わらないかむしろ増えるという結果になりました。

この調査ではドリップコーヒーとインスタントコーヒーの区別はしてないそうです。

次は脳血管疾患について調べた結果です。

(グラフは番組で紹介された2つのグラフを1つにして見やすくしたものです)

(林修さんはブラックを1日5杯以上飲んでいるそうです。)


番組で紹介されたコーヒーの注意点3つ

🔴 (オードリー春日さんの質問)コーヒーに砂糖は入れて良いか?

石原先生:入れない方がいいです。

コーヒーを飲む度に砂糖を入れていると、砂糖によって血糖値が上がってしまいます。血糖値が急激に上がることが血管を傷つけてしまうからです。血管によい飲み方はブラックがオススメです。


注意(1)
コーヒーに砂糖を入れると、血糖値が急激に上がるため血管を傷つけてしまうのでコーヒーには砂糖を入れない方がよい。
注意(2)
妊娠中や授乳中はコーヒーをたくさん飲むのが病気の原因になるいう結果が出ている。
注意(3)
子供(小学生まで)は胃腸が弱いのでコーヒーを飲む習慣はつけない方がいい。
 

コーヒーの基本的なメリット(2つ)

コーヒーのメリット(1)
カフェインは血管拡張作用があるので血液の流れが良くなり、腎臓のろ過機能にも影響するので腎臓の働きが良くなります。

コーヒーのメリット(2)
ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が入っているので、血管の酸化、特に血管が硬くなるのを防いでくれます。


ブラックで胃が荒れる人はどうしたらいいか?

石原先生:カフェインが胃酸を増やす働きがあるからです。胃酸が増えること自体別に悪いわけではありません。胃酸は食べ物を消化してくれるのですから。ミルクを入れる胃を保護する作用があるので良いです。


クイズ:ミルクを入れる以外に、胃を保護するだけでなく血管も老けさせない医学的に見て最強の飲み方があります。それはスーパーやコンビニで手軽に買える〇〇です。それはなに?

答え:豆乳

豆乳はポリフェノールの一種であるイソフラボンが含まれているので、トリプル効果で血管に良いのです。

コーヒー豆乳 のトリプル効果
🔵 カフェイン → 血管を広げる
🔵 クロロゲン酸 → 抗酸化作用
🔵 イソフラボン → 抗酸化作用

そのため、ソイラテは最強です。(もちろん、砂糖が入っていないもの)

しかもヨーロッパの研究でポリフェノールを数種類同時に取ると効果が倍増することが分かっています ↓

 研究結果 
オーストリアとスロバキアの共同研究では、心筋保護作用がある4つのポリフェノールを同時にとったところ効果が10倍に増加しました。

 コーヒーショップで血管年齢を測定した結果 
コーヒーショップに来られる年配の方の血管年齢を測定したところ、21人全員が年齢より若いことが判明しました。ほとんどの人がコーヒーを毎日3~4杯飲んでいました。
《 Seigoの補足:この21人の平均を計算してみたらー7歳でした。ただー10歳より若い人はいませんでした。

林修:単純にコーヒーを飲んだから血管年齢が下がっているわけではないですよね?

石原先生:喫茶店でみんなで楽しくコーヒーを飲むとかリラックスの効果もありますし、喫茶店まで往復すると運動の効果もあるので、そういうようなことがいろいろ合わさっているのではないかと思われます。


クイズ:血糖値の上昇を抑えるコーヒーを飲むタイミングは? 食前か食後か?

答え:食前

コーヒーに含まれるクロロゲン酸血液中の糖の吸収を和らげたり、脂質の代謝を促進するだけではなくて、血管に吸収される糖や脂質を防ぐはたらきがあります。

解説ビデオの説明
食事に含まれる糖や脂質や腸から血管に吸収されるのですが、量が多すぎれば血糖値を急上昇させ、血管にダメージを与えます。
クロロゲン酸はや腸でも糖や脂質が吸収されるのを防ぐ働きがあるため、食前にコーヒーを飲んでおけば血糖値の上昇を防ぐことが期待できます。

林修:食事の前に飲むのがいいことが分かりましたが、時間帯としてここで飲んだほうがいいよという時間はあるんですか?

石原先生:朝飲めば1日を通して血糖値の上昇緩やかになります。朝の食事のすぐ前くらいがベスト。そうすると食事の後の血糖値の上昇が緩やかになります。


街で多かった疑問

疑問:夜にコーヒーを飲むときに、どれくらいまでに飲んだほうがいいか?

答え:およそ寝る4時間前までに飲む。

カフェインの効果
30分後に効き始めて3時間後にピークとなり、その後落ちて4~5時間後で元に戻る。


疑問:仕事を頑張らなきゃいけないときに目が冴えるように飲むなら何時間前に飲めばいいか?

答え:30分前くらいに飲むのが良い


コーヒーの脳を老けさせないパワー

 研究結果 
フィンランド クオピオ大学による調査によりますと、1日に3~5杯のコーヒーを飲むと認知症の発症リスクが65%低下しました。


質問:クロロゲン酸はなぜ認知症を防ぐか?

答え:アルツハイマー病などで生じるアミロイドβの蓄積をクロロゲン酸が阻止する働きがあるので、認知症予防に効果があります。


質問:コーヒーと一緒に食べるとより脳を老けさせない食べ物を次から2つ選んで下さい。(コンビニで買える物!)

キャラメル、ゼリー、揚げせんべい、ポテトチップ、せんべい、ドーナッツ、マカロン、杏仁豆腐、ビターチョコレート、ミックスナッツ

答え(1つ目):ビターチョコレート
カカオポリフェノールが認知症予防に効果があります。脳細胞を作るのを助けてくれますので、クロロゲン酸と合わせてダブルで脳を活性化!

八木亜希子さんの質問:ミルクチョコレートではダメなんですか?
石原先生:カロリーが高くなってしまうので、なるべくカカオが多いブラックチョコかビターチョコがオススメ。

答え(2つ目):ミックスナッツ
ナッツはレシチンという脳を活性化させる栄養素が入っていますので、クロロゲン酸と合わせてダブルで脳を活性化!

まとめ – コーヒーのスゴイパワー

① [血管] 1日3~4杯のコーヒーを飲むと心筋梗塞や脳卒中の脂肪リスクが減る。
② [血管] コーヒーを食前に飲むと血糖値の上昇をおさえることができる。
③ [脳] 最新研究で毎日コーヒーを飲むと認知症のリスクが減る。
*1日3~4杯以上は体に負担を与える場合があるので、カフェインの取りすぎに注意

クロロゲン酸の効果
– 抗酸化効果により血管が硬くなるのを防ぐ
– 食前にコーヒーを飲むと血糖の吸収を和らげる
– 血液中の脂質の代謝を促進する
– アミロイドβの蓄積を防ぐ


Seigoの追記

どうやって4つのポリフェノールを摂ったらいいのでしょうか・・・

ヨーロッパの研究では4つのポリフェノールをとると心筋保護作用が10倍になるという報告がりましたが、なにを摂れば4つのポリフェノールをとれるのか紹介されておりませんでした。

そこで3つ目と4つ目のポリフェノール候補を調べてみましたので紹介します。

コーヒー

① 豆乳(イソフラボン)
② ビターチョコレート(カカオポリフェノール)
③ レーズン(アントシアニン)
④ ピーナッツの渋皮(レズベラトロール)

番組ではミックスナッツが紹介されていまして、それはレシチンが入っていて脳に良いという話がだったので「ポリフェノール」ではありませんでした。調べてみたらピーナッツの渋皮(ピーナッツの外側に着いている茶色い薄皮のこと)にはレズベラトロールという赤ワインで有名なポリフェノールが入っているので、ナッツはナッツでも皮ごと食べれば、4つ目のポリフェノールを食べたことになり「10倍」の効果が得られるでしょう!(^^)

番組では紹介されておりませんでしたが、コーヒーにはすでにポリフェノールが3種類も入っています(カフェイン、カテキン、クロロゲン酸)。そして研究ではコーヒー+4つのポリフェノールと言うことなので、合計7種類のポリフェノールを同時に摂って心筋保護作用が10倍になったと言えるでしょう。


砂糖の害をテレビで言及

砂糖の害をテレビではっきり言っているのを初めて見ました。

砂糖は急激に血糖値を上げ血管を傷つけしまう

・・・そうです。しっかり覚えておきましょう。

「日本食」「コンビニのお弁当&おやつ」(この季節は特にアイスクリームたっぷり砂糖入っております。

お気をつけ下さい。


コーヒーのネガティブな印象

私はコーヒーを飲むと胃が痛くなる「胃が弱い人」なので、コーヒーに対してはネガティブな印象を持っているのでちょっとネガティブなことを書いてみます。
コーヒーファンの方はここからは読まなくていいかも。

番組でもコーヒーは子供に勧められないし、妊婦や授乳中の方にも勧めていませんでした。
そしてブラックで胃が荒れる人はどうしたらいいか?と質問されたように、多くの人はコーヒーで胃が荒れてしまうのです。
それを血糖値の上昇を緩やかにするからという1つの理由からだけで、朝の食事の前の「空きっ腹」の時にコーヒーを飲みましょうというのはどうかと思いました。

どうしても飲みたいならコーヒーには「たくさんの豆乳」を入れたいところです。
また、コーヒーにはカフェイン以外にもタンニンという物質も入っていて、これは貧血の原因になります。そのことは一切触れていませんでした。またクロロゲン酸も胃に強い刺激になる場合もあるようです。

しかしお年寄りでも丈夫な胃をお持ちの方は、コーヒーを飲むとさらに健康になる(血管年齢が若返る)という結果はたいへん興味深かったです。
しかし若いといってもたった10歳程度でしたね。
毎日3~4杯飲んで10歳程度しか若返らないのではコスパが悪いです(コーヒーショップで3~4杯は1日1000円以上いってしまいますよね。1ヵ月で3万円です)。

このサイトの記事で紹介してきましたが、70代でいらっしゃる春山先生は約50歳分若い20代の体内年齢でいらっしゃいました。
やはりコーヒーだけで若返りを考えるのは無理ということでしょうかね。

コーヒーの常飲による口臭

口がものすごく臭いと悩んでおられるの中に、朝にコーヒーを目覚まし代わりに飲んで来る人が多いです。

コーヒーでがやられてしまっている人に多いようです。

困るのは自分でそれに(自分の口が臭いことと、自分の胃がコーヒーに弱いことの両方に)気づいていないことです。

番組でも全くそのことには触れませんでしたので、自分の胃の悪さで口臭がひどくなっていることに気づくチャンスはありません。

周りの人が優しく教えてあげることがその方の体を守ることにもなります


体が疲れている人がコーヒーを飲んで頑張ると副腎に負担をかける可能性

慢性的に疲れていて元気になろうとして毎日コーヒーを飲んでしまうことは副腎にさらに負担をかけてしまいます。そしてさらに疲れをごまかそうとコーヒーを飲んでしまうという悪循環に陥ると、いつか動けなくなってしまったり大病を患ってしまうことになるかもしれません。ストレスに弱かったりいつも疲れが抜けない方はむしろコーヒーは控えた方が良いでしょう。


中毒性のある食品は長期的に見ると良いものはないのではないか?

コーヒーを飲む人は1日3倍以上も飲む人が多いですが、それは飲み過ぎのような感じがしました。
中毒になっているかもしれません。
砂糖もそうですが、中毒性のあるものは毎日摂らないと落ち着きません。
コンビニの物を毎日食べていると、また食べずにはいられなくなるという中毒症状を起こしているという可能性はないのでしょうか?

今コーヒーはコンビニではイチオシの飲み物です。
ドリンクの種類というのはたくさんあるのに、なぜコーヒーばかり毎日何回も飲まなくてはいけないのでしょうか。
コンブチャやハーブティー、ゴボウ茶、毎日違うものを飲む方が体はリフレッシュして健康になるし楽しいように思えますがいかがでしょうか。

記事更新日:2018年6月25日

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