5G論文レビュー第1弾 – 5Gが新型コロナウイルスの感染率を上げているか? 5Gの害を少なくする対応策とは?

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さて5Gのサービスが日本でも始まり、今までの100倍も速くなって便利になりそうな今日この頃ではありますが・・・

5Gが新型コロナ感染に影響しているかもといった話をネットで見かけました。また、それは間違っていると主張するサイトも見かけます。

簡単に「間違っている」という判断して良いものなのでしょうか? 

今回は、5Gが健康に影響しているのかどうか科学的に考察していきたいと思います。

5Gとは?

5Gth Generation)は4Gよりも最大60〜120倍と高速の無線ネットワークで、30〜300 GHzミリ波という範囲、波長で言えば1〜10mmの電磁波を使いますので、映画なんて3秒でダウンロードできてしまうようになります。

これまでの通信機器と比べますと、ラジオ〜携帯(0.8〜1.2GHz)と電子レンジ(2.4GHzくらいのより高い波長にあたります。

 ミリ波は届く距離が短いので、100〜200mごとに基地局(ミニステーション)の設置が必要になります。

・・・ということは、そんな短い間隔でドアのないチン!し続けてる電子レンジがあるということになるような、ならないような・・・
電子レンジは食べ物の水分子に振動してあったまる仕組みです。

そしてミリ波も肌の温度が上がるという研究報告はあります。

それ、やっぱり体に影響してますよね。

問題はそれが私たちの健康に害を及ぼすレベルなのかと言うことです。

これまで科学論文にみられた電磁波の人体に対する影響

携帯などの無線周波数電磁界(RF-EMF)2000以上の研究論文が出ており、 68%は何らかの変化があったという結果でしたが、有害か無害かの結論は出ていません。

2011年にWHO IARC(WHOの国際がん研究機関)は携帯電話などの無線の高周波電磁界(30kHz~300GHz)を

■■■Group 2B 人への発がん性が疑われる

に分類しました。(人か実験動物のいずれかに証拠がある。)

Group 2Bには他にも極低周波(送電線や家電などの50、60Hz)やコーヒーガソリン酸化チタンなどが分類されています。

携帯電話の電磁波については、人の研究で「携帯で毎月15時間以上の通話を5年以上すると、 脳腫瘍のリスクが2〜3倍増える 」(論文1, ;下に論文リストあり)、そしてラット 心臓や脳に腫瘍が増える という研究(論文3)などの報告があります。

DNAに変異を起こしたり、酸化ストレスを増やしたりするということですが、そうすると様々な体への影響が起こり得ます。

5Gがどのように人間とウイルス感染に影響するか?

現代では携帯電話だけでなく色々な電磁波を浴びて生活していますが、さらに5Gが導入されるとどうなってしまうのでしょうか?

5G新型コロナ感染に影響する可能性

① ウイルスのゲノム変異を増加させる可能性
コロナウイルスはRNAをゲノムとして持っているので、DNAウイルスより変化しやすい(RNAは1本鎖、DNAは2本鎖で、1本鎖の方が変異しやすい)

② 人体への影響
・酸化ストレスの増加、免疫力の低下、サイトカインの分泌異常の懸念

・細胞膜の透過性が増しウイルスが細胞へ入りやすくなる。(膜透過性の上昇論文4)

5G実施国と新型コロナ感染国の関連性は?

確かにアメリカ(感染者数1位)、イタリア北部(2位)武漢など中国(3位)、スペイン(4位)、ドイツ(5位)、韓国(12位)、など感染数や死亡数の多い国では、確かに5Gサービスは提供されています。(現在の感染者の増加の状況

ただフランス(6位)とイラン(7位)はまだのようですが感染は多いので、完全に一致しているというわけではないようです。(また感染者数も検査をしていなかったりで正確ではないかもしれません。)

5Gは大きな都市で展開する場合が多いでしょうし、人が集まるところはパンデミックも起こりやすいと言われればそれまででしょう。

そしてハグやキス、土足などの生活習慣や衛生観念、BCGなどの防疫だったり、食生活など国によって違いますので、そういった何かの要因の方が5Gよりも大きい可能性はあります。

とはいっても5Gが関係あるのかないのか、あるとすれば何%のリスクになるのかは、今後調査されなくてはいけません。

個々人ができる対策

私たちが個人的にできる対策
■ 5Gの基地局(発信機)から離れる
近くに5Gを発する電波塔があればそれにあまり近づかず、もし近くを通るときでも短時間ですませる。

> ソフトバンクの5Gサービスエリアマップはこちら
■ スマホを体から遠ざける
・4Gの時もそうでしたが、強い電場が発せされるのは主に電話の発信/着信時です(Seigoが持っている電磁波系で確認済み)。ですので通話するときはスマホをなるべく体から離して、スピーカーやイヤフォンを使うようにします。手(肌)や爪に腫瘍ができやすい家系の方は、さらにストラップを使って手からスマホを遠ざけます(ストラップを指に引っかけスマホをぶら下げて、直接スマホに触れないようにする)。
■ 予防:電磁波の影響を軽減する商品を摂る
・なるべく抗酸化物質を意識して、色々な色の野菜や果物を食べたり、以下のようなサプリを摂ります。

AmazonやiHerbで売っている良質なサプリを見つけましたので、そのリンクを貼っておきます。

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■ 電磁波を受けてしまった体の処置法
私たちは5Gだけでなく普段からいろんな所から電磁波を受けています。電子機器や建物からの電磁波・蛍光灯。

私たちの生活はこの50年間で一変してしまい、電磁波のなかった時代から急激に電磁波に囲まれた環境へ移行してきました。これでは生物としての人間の体が悲鳴を上げるのは当然です。

一番簡単な方法は電磁波のない場所に行ってリラックスすることです。山や海に行けば、電磁波の来ない(電子機器のない)ところが見つかるのではないでしょうか?

ただ都市に生活していて、あまりそんな場所に行く暇がない人のために、岩塩やミネラルの入ったお風呂に入ることでもかなりの効果があることが分かっています。

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🔵 またきれいな水(水道水のような塩素のない水)をたくさん飲むことでも電磁波で影響を受けた体を早く回復させてくれます。

結論

無線周波数電磁界の科学論文から見て、5Gが新型コロナと全然関係ないとは断言できません。色々な電磁波に囲まれた生活にさらに5Gが加わることで病気になりやすくなってしまう可能性はあります。

ただ新型コロナに感染しやすいか、重症化するかについてや何%リスクが上がるのかは現時点でわかりません。今後、さらに研究や調査が必要です。

ただ個人的にできる防御策としては、強い電磁波は電話の発信/着信時に発せられるので、その時は頭に近づけず、なるべく体から離して、スピーカーやイヤフォンを使うことです。

Seigoの追記

国別に異なる5Gバンドのスペクトラム。米国とカナダは30GHz以上も使っている。画像をクリック/タップすると拡大できます。(引用:everythingRF.com)


5Gが使用している範囲はかなり幅が広く、国によって利用している電波帯はかなり違います。

次の後半の記事ではその違いを考察して、新型コロナの感染率との関係を探っていきます。

参考文献

(英語のタイトルはGoogle翻訳より和訳)
1. CERENAT症例対照研究における携帯電話の使用と脳腫瘍 Occup Environ Med., 2014年

2. ケータイで頻繁に通話すると「脳腫瘍のリスク」は増加する? WIRED, 2014年(日本語レビュー)

3. 出生前から自然死までの1.8 GHz GSM基地局環境放射を表す携帯電話の無線周波電磁界に曝露されたSprague-Dawleyラットの脳腫瘍と心臓腫瘍に関する最終結果のレポート Environ Res. 2018年

4.オープンアクセスメガヘルツ、ギガヘルツ、テラヘルツ周波数の電磁界と細胞、組織、生物との相互作用:リスクと可能性 J R Soc Interface. 2017年

🔵 5G通信システムに向けて:健康への影響はありますか? Int J Hyg Environ Health. 2018年

🔵 (オープンアクセス5Gワイヤレス通信と健康への影響— 6〜100 GHzに関する利用可能な調査に基づく実用的なレビュー Int J Environ Res Public Health.

PDF書類(オープン)

🔵 5G健康リスク; テクノロジーと人間の間の戦争, Gaia, 2019/5/14 (レビュー記事)

🔵 5Gが安全であると信じる理由はありません Scientific American, 2019年 (レビュー記事)

🔵 5G電話とあなたの健康:知っておくべきこと cnet, 2019年 (レビュー記事)

 

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