プラスチックストローの代替は海藻ストローだ! スタバは2020年までに完全廃止

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今回はプラスチックストローに替わって海藻でできたストローが開発されたというEcoWatchからの報告(英文)を翻訳しましたのでご紹介いたします。

ニュースタイトル「悪の根源であるプラスチックストローに替わる海藻ストロー」

ロリウェア(Loliware)という新企業がプラスチックの既成概念をこわして、プラスチックストローに代わる環境に優しい代替品を紹介しています。もうすぐプラスチックのような感じの「とても土になりやすい」海藻ストロー があなたの近くの店に向かうかもしれません。

アメリカ人は1日に1億7千から3億9千万本のストローを使用します。これに対処するために、キックスターター社(Kickstarter)が資金提供する使い捨ての海藻ストローは、バナナの皮と同じに分解して消えるように作られ、水中で数週間で分解します。完璧な食品グレード素材で作られた、グルテンフリー、遺伝子組み換えでないシュガーフリーの海洋分解性ストローは、18時間の使用に耐えます。

ロリウェア社のチェルシーブリガンティ(Chelsea Briganti)CEOは「過去に製造されたプラスチックは、すべてが今でも残っています。海には5兆個ものプラスチックがあります。推定約1000万トンのプラスチックが毎秒に製造されています。使い捨てのプラスチックは、決して長持ちするように作られていません。」というメッセージをエコウォッチ(EcoWach)に送りました。

このストローは食べられるだけでなく、開発者によれば二酸化炭素を隔離する気候変動の影響を抑制する、再生可能な資源である海藻を使って開発されたものです。

プラスチック製ストローの代替品としては、紙のストローがありますがこれにはコストがプラスチックストローの3倍もかかり、木材ベースの資源を必要とします。再利用可能な金属製またはガラス製のストローのような環境にやさしい代替品は、プラスチック製のストローの消費をなくすという意味では恩恵をもたらしてくれそうですが、無駄を減らすという面では最悪です。

シェルフライフ(お店での耐久期間)は最大24ヵ月で、食べ物のゴミと同じようにおよそ60日以内で分解されます。ロリウェア社によると、スタジアムやファーストフードレストランなど、大量廃棄の場で使用されるプラスチックストローに完全に取って替わることがゴールです。

プラスチックストローは毎年800万トンのプラスチック廃棄物海に入ると推定されることから、世界中で監視の対象となっています。それでもこの数字は氷山の一角にすぎません。プラスチックは南極大陸を含むすべての大陸で、さらには世界で最も深い海の底でも発見されました。実際にリサイクルされる使い捨てプラスチックストローは10分の1以下です。

消費者および企業の説明責任を問う団体は、大手企業にプラスチックの使用をやめるよう圧力をかけてきました。トレーダージョーズ(Trader Joe’s/スーパー)は使い捨てのプラスチックキャリーアウトバッグ(レジ袋)を廃止、野菜袋および発泡スチロール製ミートトレイなどの生分解性および堆肥になるようなオプションに置き換えるなど、店舗から100万ポンド以上のプラスチックを排除する計画を発表しました。昨年の夏、スターバックスもプラスチック製ストローを禁止して2020年までに完全な廃止を見込む最大の飲食店となりました。

ロリウェアの海藻ストローはおよそ1,100人の支援者によって3万ドルの目標を2万ドル近くも超えました。

ーーー 翻訳ここまで ーーー


引用ニュース & 引用文献

🔵 英語ニュース:Straws Made of Seaweed Could Replace Their Plastic NemesisEcoWatch

 

Seigoの追記

NYのロリウェアが開発したロリストロー、実は食べられます。もちろん食べないで捨てても土にかえってくれるので本当にエコですね。

このストローエコだけでなくおしゃれで、色やフレーバーも選べるようにして栄養素も入れるそうですよ。

他にもエディブルカップという食べられるカップも3年くらい前から販売してるそうですよ。原料は海藻や有機砂糖、タピオカシロップと野菜やフルーツジュースという美味しそうな・・・フレーバーも抹茶味とかあるらしいですが、どこに売っているのでしょうか・・・

最後にプラスチック問題のことをもっと知りたい方のために関連書籍を4冊ほどリンクを貼っておきます。

プラスチック問題の関連書籍



 

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