日本のノーベル賞学者が開発したイベルメクチンはアビガンより低容量で効き副作用が低い可能性! 😄

ニュース/レビュー

日本にはまたまた新型コロナに効くお薬があると判明してしまいました。

アビガン、トリシズマブに続いてイベルメクチンも新型コロナの特効薬だと、オーストラリアの大学の研究者が見つけてしまいました〜 😄


豪大学、日本のノーベル賞受賞者が開発した駆虫薬イベルメクチンにコロナ抑制効果を確認…48時間でウイルスはほぼ消えた

図:インポーチン(IMP)のα/β1ヘテロ二量体(IMPα/β1)は細胞質内のコロナウイルス・カーゴタンパク質(coronavirus cargo protein)に結合し(①)、核膜孔複合体(Nuclear Pore Complex:NPC)を通って核内に輸送される(②)。核内で複合体は解離し(③)、宿主の抗ウイルス応答を抑制し、ウイルス感染を亢進する(④)。駆虫薬のイベルメクチンは(インポーチン)IMP α/β1ヘテロダイマーに結合して不安定化し、IMPα/β1がウイルスタンパク質に結合するのを阻害し(⑤)、核に入るのを阻止する(⑥)。その結果、抗ウイルス応答が増強され、感染が阻止される(⑦)。(出典:「695)駆虫薬イベルメクチン(Ivermectin)は新型コロナウイルス感染を阻止する?」「漢方がん治療」を考える)

駆虫薬イベルメクチン、コロナウイルス48時間以内に殺す

オーストラリアのモナッシュ大学の研究で効果を確認 (2020.04.06)

米国のメルク社が開発した駆虫薬イベルメクチン(Ivermectin)が、新型コロナウイルスを48時間以内に殺すという研究結果が発表された。イベルメクチンは、様々な寄生虫を駆除するために使う駆虫薬成分で、これは、シラミ、疥癬、糸状虫症、腸管糞線虫症、リンパ糸状虫症およびその他の寄生虫疾患を治療することができる。この薬は、世界保健機関(WHO)が指定された必須医薬品で、アフリカなどの低開発国家に無償で普及し、多くの命を生かした。

オーストラリアのモナッシュ大学生物研究所のカイリー・ワーグスタフ博士は、「実験室で培養したコロナウイルスをイベルメクチンにさらしたら、48時間以内にすべての遺伝物質が消滅した」という実験結果を、今月3日(現地時間)、国際学術誌「抗ウイルス研究」に発表した。

ワーグスタフ博士は、「一回の投与でも、24時間後にコロナウイルスのRNA(遺伝物質)すべてがなくなった」とし、「48時間が経過すると、何の処理をしていない細胞よりもコロナウイルスが5000分の1に減った」と明らかにした。

まだ、イベルメクチンがどのような過程でコロナウイルスを弱体化させるのかは明らかになっていない。ワーグスタフ博士は、「イベルメクチンが、他のウイルスに作用する過程を見ると、ウイルスが宿主細胞の防御力を低下させることなく遮断するものとみられる」と述べた。

イベルメクチンは、米食品医薬品局(FDA)から駆虫薬として承認した医薬品であるが、最近になって、エイズ、デング熱、インフルエンザなどのあらゆるウイルス性疾患にも効果があるという研究結果が出ている。

イベルメクチンは、1970年代に米国メルクと日本の北里研究所が共同開発した。1979年に北里大学の大村智教授が、静岡県のゴルフ場で採取した土壌からイベルメクチンを作る菌を発見したのが始まりだった。最初は家畜やペットの寄生虫の治療薬として開発されたが、米国のメルクがこの菌を利用した人用駆虫薬イベルメクチンを開発した。

大村教授は、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。イベルメクチンは年間3億人の寄生虫感染の患者に使われている。彼は受賞当時、「2004年、アフリカのガーナを訪問した時、激しいかゆみを伴って、ひどい場合には盲目する寄生虫感染症に新たにかかる人がほとんどいなくなったことを見て、この病気に特効があるイベルメクチンが無償普及された効果を実感することができた」とマスコミに述べている。

引用:http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/56618131.html

和文レビュー:【コロナ】豪大学、日本のノーベル賞受賞者が開発した駆虫薬イベルメクチンにコロナ抑制効果を確認…48時間でウイルスほぼ消えた(2020/4/6)

参考文献(英文-オープンアクセス, 全文が無料でご覧になれます):The FDA-approved Drug Ivermectin inhibits the replication of SARS-CoV-2 in vitro. (Antiviral Research,  2020)April 3rd, 2020

 

イベルメクチンが害虫を殺すメカニズム

上記ではイベルメクチンはインポーチンくっついてウイルスタンパク質の核内移行を阻害したが、害虫では異なった挙動を示すようです。

C. elegansのpoly(A)+RNAをアフリカツメガエルの卵母細胞に注入すると,イベルメクチンにより不可逆的に活性化されるクロライドチャネルの発現が確認された.本チャネルの薬理学的性質から,イベルメクチン感受性のチャネルはグルタミン酸作動性クロライドチャネルであることが示された.このグルタミン酸作動性クロライドチャネルについては,2つのサブタイプ(GluCl-αおよびGluCl-β)がクローニングされ,それらがグルタミン酸作動性クロライドチャネルを構成していることが示唆された.以上の結果からイベルメクチンは,線虫の神経又は筋細胞に存在するグルタミン酸作動性クロライドチャネルに特異的かつ高い親和性を持って結合し,クロライドに対する細胞膜の透過性が上昇して神経又は筋細胞の過分極を引き起こし,その結果,線虫が麻痺を起こし死に至るものと考えられた.

線虫ではグルタミン酸作動性クロライドチャネルにくっついて線虫を麻痺させるとのこと。

人の細胞に入って働く作用と、害虫に入って働く作用は違っているようですね。

魔法のような薬なのでしょうか?

イベルメクチンは寄生虫は殺すがミミズには影響なし

 

イベルメクチンはフトミミズとヒメミミズに対し生存率を低下させない

農研機構


[背景・ねらい]

日本の放牧飼養ではイベルメクチン系の内部寄生虫駆除薬が普及しつつあるが、イベルメクチンは昆虫や線虫など広範な無脊椎動物に対し生育阻害効果を示すこと、またその有効成分の大部分が牛糞中に排泄されるため、牛糞を分解するミミズ等の生存率などの低下が危惧されている。これまで欧米の草地における主要種であるツリミミズ類に対する駆虫薬の影響に関する研究はあるが、日本における草地のミミズの優占種であるフトミミズ類や個体数が多いヒメミミズ類を対象とした研究は全く行われていない。そこでイベルメクチンがこれらのミミズの生存に及ぼす効果を明らかにする。

[成果の内容・特徴]

  1. 駆虫薬のポアオン法(牛背線へ薬剤を滴下する方法)投与で糞内に排出されるイベルメクチンの平均ピーク濃度(0.15ppm)をもとに、牛糞をイベルメクチン含有率が0.1ppmまたは1ppmになるように調整して草地に置くと、フトミミズ類はその糞を忌避することなく、無添加の牛糞と同様に集まり、糞を摂食する。このことはフトミミズが駆虫薬投与牛の放牧糞に含まれるイベルメクチンの影響を受ける可能性を示す。草地のフトミミズの普通種であるヘンイセイミミズ(Amynthas heteropodus)を、OECDの急性毒性試験法に準じた人工土壌に放し、所定濃度のイベルメクチンを含有した牛糞を与えると、ミミズは供試牛糞を食べるが、イベルメクチン濃度が0.001~10ppmの範囲では生存率は低下しない。
  2. ヒメミミズ類も、イベルメクチン含有糞を草地に設置すると、忌避することなく、牛糞と周りの土壌に生息する。このことはヒメミミズが駆虫薬投与牛の放牧糞に含まれるイベルメクチンの影響を受ける可能性を示す。ヒメミミズの1種であるヤマトヒメミミズ(Enchytraeus japonensis)を用いたOECDの急性毒性試験法に準じた薬剤含浸濾紙法では、イベルメクチン濃度が0.1~1000ppm以下の範囲ではミミズの生存率は低下しない。
  3. ミミズ類は、ポアオン法投与で牛糞へ移行するイベルメクチン濃度より高くても、その生存率が低下しないことから、放牧牛に対するイベルメクチン系駆虫薬投与がミミズ類の生存へ及ぼす影響は小さいことが示唆される。
草地性のフトミミズヒメミミズは、イベルメクチンを含有した牛糞を忌避することなく糞内と周辺の土壌に生息し、ポアオン法による牛への駆虫薬投与で糞に移行する濃度では生存率を低下させない。

引用:https://www.naro.affrc.go.jp/org/tarc/seika/jyouhou/H16/to04048.html

イベルメクチンの処方量は非常に少なくて済む

体重60kgで1日に12〜24mgだけでイベルメクチンは十分に効果があるそうです。

がん治療にも効果があるので日本で服用されていますが、ほとんど副作用はないようです。

イベルメクチンの開発者でありノーベル医学生理学賞を受賞した大村智先生の書籍


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白木先生が言及した新型コロナを撃退するアビガンの量は6〜9g

情報ライブミヤネ屋(2020年2月4日)に白木先生が出演した時に次のように述べていました。

白木先生「(アビガンは)すべてのRNAウイルスに効きますから、エボラでも使われたようにインフルエンザで使ったのは1日3gですけれどもエボラでは6〜9g使っていますので、それくらい使わないといけない。」

白木先生は1日6〜9gを新型コロナの治療に推奨していますが、実際今日本で行われている臨床試験ではもっと少なく、インフルエンザの治療に使われる量を参考にしているみたいです。

現在の日本の臨床で使用するアビガンは1.2〜3.6g

最新のアビガン(ファビピラビル)の臨床報告が公開される日本感染症学会の症例報告ページ


① 3月31日に80代後半の女性がアビガン(ファビピラビル)の早期投与で改善したという朗報が 船橋中央病院からありました(PDF書類で報告を見る)。

また上記の日本感染症学会の症例報告によると、他に2件のファビピラビルを試していますが、アビガンの処方量は1日目が1.6 g x 2回(初日), 2日目以降は0.6 gを1日2回と白木先生の勧めた処方量の約4分の1しか使っていないことがわかります。

② 同3月31日に旭労災病院の報告では、アビガンの量は 初日 3.6 g/日、2日目以降は1.6 g/日を投与して、Covid-19の患者さんが重症化せずに軽快したとあります。(PDF書類で報告を見る)。

この場合は重症化する前だったので、処方量は少なめだったかも知れませんが、白木先生の推薦した量(6〜9g)の半分くらいしか初日に使っていないことになります。

白木先生の推薦されるアビガンの量は実際に臨床の現場には届いていない可能性があります。

2020年4月7日に安部首相が緊急事態宣言を出され、その中で患者さんがアビガンを望めば(さらにその病院の倫理委員会を通れば)使えるようになりますと申されておりました。自由に使えることになってきたことは喜ばしいことですが、完全に薬剤の安全性が分かるのは(臨床試験が終わるのは)6月末頃になると次のニュースで報告がありました。

第3相臨床試験の用法・用量は、1日目のみ1回1800ミリグラム×2回、2日目以降は1回800ミリグラム×2回で、最長14日間、経口投与する。国内で新型または再興型インフルエンザウイルス感染症を対象に承認されている用法・用量は、1日目は1ミリグラム×2回、2日目以降は1回600ミリグラム×2回で、総投与期間は5日間のため、投与量を引き上げ、投与期間も長くする格好だ。・・・

目標症例数が現状の96例のまま変更がなければ、6月末にも第3相臨床試験が終了する見通し。富士フイルムは「データ解析後、速やかに国内で承認申請したい」(広報担当者)考えだ。

引用:「アビガン」治験の詳細明らかに 6月末にも終了(日本経済新聞)2020/4/3、から抜粋

この臨床試験でも1日にアビガンの処方量が最高3.6gなので、白木先生の推奨量の半分くらいしか使っていませんね。

こういったことを私たちが知っている必要があるでしょう。少なすぎて改善しないこともあるかも知れません。

そしてアビガンの副作用が出るかどうかしっかり見極めていただきたいものです。(催奇形性という副作用も動物実験で、本当に人に出るかはわかっておりません。逆に日本人にはもっとひどい副作用が出る可能性もあります。ただし今までの中国や日本のアビガンを使った症例では副作用があるとは全く聞いておりません)

Seigoの追記

害虫の駆除用の薬だと聞くとちょっとあまり薬として摂りたくないと思ってしまいますが、もしかしたらこの薬はアビガンより副作用が少ないのではないかとウワサがネットにあります。(エビデンスはまだない)

副作用が低い理由の一つは、処方量が少なくてすむことではないでしょうか?
上記で述べたように薬の必要量を見てもアビガンは6〜9gに対してイベルメクチンは1日に12〜24mgだけです。
また、すでに米国のFDAに承認された薬だということは、毎日飲んでも安全なレベルかも知れません。

この薬の登場で考え方が変わりまして、もし肺炎になったらイベルメクチンを飲んで(アビガンの代わりに)、さらに肺炎が重くなるようでしたら(サイトカインストームが起きそうになったら)「トシリズマブ」で抑えるというのがベストな気がします。

みんな日本製ですね〜 😄

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