ステーキや牛丼を食べながら楽に脂肪を減らす方法! 伊達式や銅冶式ダイエットもご紹介【主治医が見つかる診療所】
主治医が見つかる診療所
2018年5月24日(木) テレビ東京
「食べながらラクして脂肪を減らすSP」2時間スペシャル
伊達友美(だてゆみ)先生はフリーランスの管理栄養士で「脂肪体重を減らすための食事法」を指導しています。
伊達式のテクニックで減量に成功した人は5000人以上いるそうです。
今回は伊達式の「食べながら脂肪を減らす方法」を紹介させていただき、その後にお医者さんのオススメする脂肪の減らし方をまとめておきます。
この記事のもくじ
ファミリーレストランで食べながら脂肪を減らす方法(ポイント3つ)
① お肉はチキンではなく牛肉(ビーフステーキ)を選ぶ
チキンの方がヘルシーなイメージがあると思いますが牛肉の方が良いそうです。
理由は脂肪の燃焼を助ける成分「L-カルニチン」が牛肉の赤身などに多く含まれているためです。
L-カルニチンの量(100gあたり)
ラム肉 78mg
牛肉 64mg
豚肉 30mg
鶏肉 7.5mg
お肉と一緒に食べるのはサラダだけよりも、ご飯と汁物のついた和食セットが伊達式のおススメだそうです。
② 最初に食べるのは、サラダではなくお味噌汁から
体が温まり代謝が上がり、さらに空腹感も弱まり食べすぎなくなるからだそうです。
伊達式は生野菜よりも温野菜を勧めていました。
③ オススメの調味料は和風ドレッシングではなくペッパーソース
ペッパーソース(タバスコ)は発酵調味料で腸内環境を整えてくれ、代謝を促進する効果があるといわれています。
さらにペッパーソースに入っているトウガラシが基礎代謝をアップしてくれますし、お酢も入っているため糖質の吸収を緩やかにする効果も期待できるそうです。
ピザやパスタ、焼きそばや肉まんなどの炭水化物に合わせても効果的。
コンビニで食べながら脂肪を減らす方法(ポイント3つ)
① コンビニで最初に選ぶのは、ドリンクやおやつではなく「主食」から
コンビニの食品が置いてある配置の仕方は、お客さんに「いろんな物」を買ってもらえるように考えて決められているので、ついつい買ってしまわぬように注意が必要です。
② サイドメニューは、ヨーグルトやアイスコーヒーでなく「暖かい飲み物」
冷たい飲み物を飲むと体が冷え「代謝が落ちる」ので、温かい飲み物を選びましょう(夏でも)。
③ 主食のオススメは、パンでなく「ご飯」や「お寿司」
ご飯は太るイメージがありますが、実は腹持ちがいいので他の物を食べすぎないですみます。
一方、パンは軽い感じで量も食べ過ぎてしまいがちで意外と余分な糖質とか脂質も摂ってしまいます。
⭐️ 伊達先生のオススメは「混ぜご飯のおにぎり」や「酢飯をつかった巻き寿司」でした。
– 混ぜご飯に入っている海藻類は脂肪の燃焼を助けます。
– 寿司に入っているお酢は代謝をアップし脂肪を減らす効果が期待できます。
番組でご指導いただいた伊達友美先生の書籍
内臓脂肪のに関しての豆知識
100cm2(平方センチメートル)の内臓脂肪の重さはどのくらい?
答え:3kg
内臓脂肪は100cm2より大きくなると2型糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病のリスクを上げると言われてます。
内臓脂肪とがんとの関係
お腹の周り(へそ周り)が11cm増えると、大腸がんや乳がん、胃がんの発症リスクが13%増加するという調査結果があります。《国際がん研究機関(ARC)の研究より》
中性脂肪に関する豆知識
中性脂肪というと脂肪の摂りすぎで上がるんじゃないかというふうに考えがちですが、実はそれだけではないのです。
糖分や炭水化物を摂りすぎると余った糖が肝臓へ行き、その糖を使って肝臓がどんどん中性脂肪を作ってしまいます。
だから糖質の摂りすぎも中性脂肪を増やす大きな要因なのです。
中性脂肪の増える要因(答えは3つ)
1. 脂質の摂りすぎ
2. アルコールの摂りすぎ
3. 糖質の摂りすぎ
そして糖質はケーキや果物の甘い物だけでなく、ごはんやパン、麺類などの主食やビールなどにもたっぷり含まれているのです。
医師が勧める脂肪を減らしてくれる食べ物
丁先生がオススメはカレースープ
丁先生が代謝をアップさせるのにオススメしているのは「スパイス」です。
和のスパイスとしてはわさびやショウガ、山椒(さんしょう)などです。
カレーは代謝を上げるスパイスの宝庫です。
特にルーを使わずに作れるスープカレーなら脂肪を減らす効果がより期待できます。
中山久徳先生のオススメはコンブ
コンブのヌルヌル成分には腸から脂肪を吸収するのを抑える成分が入っていて、脂肪を摂ったとしてもどんどん燃やしてくれる働きがあります。
ダシをとった後のコンブでもかまいませんので、細かく刻んでぬめりを出し、みそ汁などにちょい足しするのが良いです。
姫野友美先生のオススメは麺類の代わりにしらたき
実は「しらたき」には糖質がほとんど含まれていないのです。(100gあたり糖質0.1g)
ポイントは野菜やお肉の具材をたっぷりトッピングすることです。
これで「低糖質なんちゃってラーメン」ができます。
秋津先生からは油で脂肪を落とすという斬新な考え方!
オメガ3の油は中性脂肪を減らす働きがあります。
「エゴマ」や「アマニ」「サチャインチ」オイル」などです。
1日大さじ1杯を目安に摂るといいそうです。
毎朝のみそ汁やサラダにちょい足しするのが良いそうです。
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銅冶英雄先生が実践している食べながら脂肪を減らす方法
銅冶(どうや)先生が実践している食べながら脂肪を減らす方法とは、ご飯を「もどきご飯」に変えることなのです。
これは誰にでもできるカンタンな方法です。
銅冶先生が作ってくれたのは「牛丼」:ご飯の代わりにカリーフラワーを使用
カリーフラワーはご飯の10分の1しか糖質がないので、
いくら食べても脂肪は増えないとのこと。
他にもご飯の代わりになる材料は全部で9種類もあるそうです:
マッシュルーム、エリンギ、おから、キャベツ、モッツァレラチーズ、カリフラワー、たまご、とうふ、もやし
もどき ご飯料理ベスト3
1位:ピザ 《ピザの生地(きじ;小麦が含まれる)の代わりに油揚げ(大豆)を使う》
2位:チャーハン 《ご飯の代わりに炒りタマゴを使う》
3位:牛丼 《ご飯の代わりにカリーフラワーを使う。上で紹介しました》
もどきご飯を作るときのコツ
1位:ピザもどきの作り方
– 油揚げは箸で伸ばしてから開く。開く時ははじの3点を切り落とし、最後の1点は油揚げを開くために残しておく。
– フライパンに油揚げをのせ、シーフードミックスやチーズをのせる《Seigoの追記:チーズを加熱すると老化を加速するので、植物性のチーズもどきをオススメします。》
– 中火で3分ほどでできる!
2位:チャーハンもどきの炒りタマゴご飯の作り方
– タマゴは1人前4個くらい使う(タマゴは多く食べても大丈夫。厚生労働省がタマゴの食べる量を撤廃した)
– 「弱火」で素早くかき混ぜながら焼くとタマゴがお米サイズに細かくなる。(強火にすると大きくなってしまう)
(キムチチャーハン風の味付けにすると一番美味しいそうです)
3位:牛丼もどきのカリーフラワーご飯の作り方
– カリーフラワーは1人分1株使う
– 小さい房に切り分け2分ほど固めにゆでる
– そのあと細かく包丁で刻むだけ
– 暇なときにまとめて作り、1食分ごとにラップに小分けして冷凍しておくと便利
《Seigoの追記:ローフーディストはカリーフラワーは生で食べていますね!》
銅冶英雄先生の書籍
Seigoの追記
今回は驚きの内容でしたが皆さんはいかがだったでしょうか。
私の若返りポリシーでは、牛肉は最も良質プロテインが含まれるのでホルモン剤や抗生物質が含まれていなければ、なるべく食べるようにしています(理想は1週間に1回くらい)。
牛肉に「L-カルニチン」が多くて脂肪の燃焼を助ける成分が入っていたとは知らなかったので、嬉しくなってしまいました!
番組では強調しませんでしたが、グルテンフリーの方向に食事が向いていることに気づかれましたか?
このサイトではグルテンフリーの料理をイチオシしていますが、小麦を取り除いた料理がたくさん出てきたので興奮してしまいました!
– コンビニではパン(小麦)より「ご飯」を勧めていた(伊達先生)
– 「カレースープ」は小麦の含まれるルーの入ってないものを推奨していました(丁先生)
– ラーメンは麺(小麦)ではなく「しらたき」を推奨していました(姫野先生)
– ピザもどきはピザ生地(きじ;小麦が含まれる)ではなく油揚げ(大豆)を使っていました(銅冶先生)
出演している方は気づいていないかも知れませんが、脂肪を減らすのにもグルテンフリーが大切だとそのうちわかってくるのかもしれません。
このブログを読んでいる方はいち早くそのことを知るわけです!
このブログでは、グルテンフリーはアンチエイジングや「若返り」の重要なファクターとして取り扱っています。
特に日本人はグルテンに弱い遺伝子を持っている人が多いのではないかと予測しています(自分の家族と友人で調べましたが4人中3人がグルテンに対して弱かったです;Celiac Disease: Slightly increased risk, by 23andMe)。
最後に番組内で言われていた脂肪を減らす方法で、若返り的にはあまりオススメできないことがありましたので指摘しておきます
– おやつにビーフジャーキーを勧める理由で:
「タンパク質は炭水化物に比べて、消化するのに約5倍多くカロリーを消費するから良い」
また別の先生の説明では:
「そうめんと激辛タンタン麺で、同じカロリーだったら食べ終わったときの疲労感(食べるのに頑張った感)は全然違いますよね。タンタン麺食べるときにカーッと汗をかいて、これだけカロリーのロスがある。これが高ければ高いほど同じカロリーを摂っても体に残らずにすむ。そういう意味ではタンパク質は非常にいい。」
ここで言っている「カロリーを消費する」ということは消化に時間がかかり、消化酵素もたくさん使って、それによって(内臓脂肪の)脂肪の燃焼を手助けするという解釈のようです。
タンパク質は炭水化物に比べて消化するのに約5倍多くカロリーを消費するということは、逆に言えばタンパク質(ビーフジャーキー)は5倍消化に悪いということでしょう。
老化の原因の一つに、消化酵素が減少することで栄養を吸収できなくなったり、未消化なものが腸に残ることだと考えておりますので、消化に負担のかかるやり方は若返りには良くないと考えます。
ここでは脂肪を燃焼させることを念頭に置いているためこういうやり方がOKということになるのでしょう。
しかし内臓脂肪が少ない健常者にはこのやり方「消化の悪い物を食べて脂肪を燃焼させるという方法」はほとんど意味のないことだと考えられます。
今回の番組の情報は、あくまで「内臓脂肪」や「中性脂肪」を減らしたい人向けですのでご理解のほどを。
Seigo
20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
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