血管を若返らせるボール入浴法とは? ボールはここで購入すると激安!【たけしの家庭の医学】

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【血管の老化を防ぐ科】
今日の名医:原田和昌先生(東京都健康長寿医療センター)


番組の中で紹介された論文

英語タイトル:Prognostic value of grip strength: findings from the Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) study.
Lancet. 2015 Jul 18;386(9990):266-73.

タイトル和訳:グリップ強度の予後(兆候)値:将来を見越した将来都市・農村疫学(PURE)調査の結果

(2015年)3年前の論文です


論文の内容

  • 欧米やアジアなど世界17ヵ国で35~70歳の約14万人の健康状態を4年間追跡した結果・・・
  • 血管の老化に「ある」部分の筋肉が関係しているという結果が出ました!
  • その「ある」部分の筋肉とは・・
  • 「握力」だったのです。

血管を若返らせるポイント

 家事をする → キッチンでの家事仕事は握力を適度に使うので(60歳以降の)男性より女性の方がキッチンで仕事をする量が多く血管年齢が若いことが最近わかりました。

ではなぜ握力をよく使っている人は血管が若く保てるのでしょうか?


NO(一酸化窒素)の分泌が血管のしなやかさに関係している

  • NOというのは血管から分泌されるもので、血管を柔らかくします。
  • 血管の内側の「内皮」と呼ばれる部分(血液が流れる側の細胞の層)からNOが分泌されて血管の壁(血管の外側;血液が流れる側ではない)に作用することで、しなやかでやわらかい血管を維持できると考えられています。
  • ご存知のように、血管は老化とともにしなやかさを失い硬くなりますが、例え血管が硬くなってしまっても、血管の内皮からNO (一酸化窒素)が分泌されていればやわらかい状態を戻すことができます

 手を5秒間にぎっていると血流が滞るが、緩めることによって血液が勢いよく流れ、それが刺激になって内皮からNOが分泌されます。

→ NOは家事などのちょっとした負荷でも十分分泌されることがわかった。

ボール入浴法
(まだ確立した方法ではないと先生はおっしゃってました。)

お風呂に浸かると熱で血管が拡張して血流がアップする。

この刺激でNOがより分泌される。ですからお風呂につかりながら握力を上手に使う方法を考えたそうです。


方法

• ビニール製のボールを2つ用意
• 無理のない範囲で何回ボールを握ってもOK!

メカニズム

お風呂の熱で血管が拡張

血流が増えている状態で握力を使う

血管の内壁はさらなる刺激を受けNOが大量に分泌する可能性が大

お風呂以外でもボールを握ればNO分泌量のアップが期待でき、握力の強化も見込める

 

結果

64歳の男性が一週間試した結果、血管年齢は70歳→55歳と15歳も若返りました。(奥様は1歳分だけ若返りました。)

 

トレーニングボールはどこで買ったらお得?

ネットで探しますと1,000円以上のものが多いですが、600円以下のお手頃価格のボールを見つけたのでご紹介しておきます。


 

ヒャッキンショップも売っている!

⭐ さらに激安をお求めの方は100円ショップ「グリップボール」という名前で売っています!

例えば、ダイソーのはこれです。

 

それではみなさん、握力をつけて血管を若く保ちましょう!

Seigo

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