日本人が新型コロナに強い理由が判明!? 日本人だけが持つ炎症を抑える菌とは? 味噌の成分で活性化

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日本人だけが持つ腸内細菌がまた1つ発見された!

しかも炎症を抑える優れもの。今回の新型コロナで重症化している人の中に体内で炎症を起こしている人というのがありましたので、日頃から炎症を抑えておくのは、コロナの問題があるときは特に気をつけたいところです。

今回はその腸内細菌を活性化してくれる成分をNHKの番組で取り上げておりましたので、それをご紹介します。

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 後半  大腸にある善玉菌を増やすし、悪玉菌を減らす食品の1つに、お酢(酢酸)があります。

しかし、食事からお酢をとっても大腸には届きません 😔
(酢酸はすべて小腸で吸収されてしまう)

そこでビフィズス菌が酢酸を大腸に送り込むのに大切な役割をしていることがわかったのです!

味噌の奇跡の栄養成分!

味噌は大豆を原料として煮たり蒸したりした大豆に、米麹(こめこうじ)麦麹(むぎこうじ)そしてを混ぜて発酵させ、3ヵ月〜半年後に味噌が出来上がります。

そして発酵してできた栄養成分は、イソフラボンや、ポリフェノールレシチンオリゴ糖リノール酸アミノ酸、そしてグルコシルセラミドもその1つです。

グルコシルセラミドは腸で吸収され血管を通じて全身に広がると肌の基底層に達し肌全体の細胞を活性化させるスイッチをONにする。するとセラミドという保湿成分が増え肌の水分量を高めるなどの美肌効果が考えられるという。

炎症を抑える味噌の成分が発見された!

その1つが味噌に含まれているグルコシルセラミドです。

 研究 
マウスにグルコシルセラミドを1週間与えたところブラウティア・コッコイデスという菌が1.8倍に増加した。
引用文献:「日本の伝統的な食用菌麹麹菌Aspergillus oryzaeは、グリコシルセラミドを介してBlautia coccoidesのプレバイオティクスとして機能します:日本の食用菌麹は新しいプレバイオティクスです(原文は英語;オープンアクセス)」PDF書類

ブラウティア・コッコイデスは善玉菌として知られ、大腸の炎症を抑えたり、精神の安定させる働きがあるといいます。この菌は日本人に特徴的な菌なのです!
いろんな料理に味噌を利用して発酵食品を使っていくことが大事だと専門家は語っています。麹菌が作り出した菌活成分「グルコシルセラミド」、それが私たちの体の中に入り、体の内なる菌の活動を応援している可能性が見えてきたのです。

幼稚園で昼食を味噌汁を中心に和食にしたら健康状態が上がった!

福岡県にあるこの幼稚園では20年前から子どもたちに出す給食を和食に切り替えました。この日はサツマイモとえのき茸。味噌を取り入れた食事にしたところ子どもたちの健康状態に変化がでたそう。かぜをひきにくくなり自助回復能力が高まったとのこと。東京農業大学名誉教授の小泉武夫先生によりますと、大豆はタンパク質を分解してアミノ酸になり、良質なアミノ酸がいっぱいアルので肌が綺麗になってくるとのこと。

漬物の乳酸菌は胃液で死なない!

ヨーグルトの動物性乳酸菌は胃液でほとんど死んでしまいますが、漬物の植物性乳酸菌は死にません!

研究
漬物からとってきた乳酸菌は腸で生きる力が強いと専門家はいいます。乳製品からとった乳酸菌と漬物からとった乳酸菌に胃と腸の消化液と同じ性質の液体を加え観察しました。生き残った数は漬物からとった乳酸菌の方が格段に多かったのです。次に漬物からとった乳酸菌をシャーレの中心に起き、周辺に悪玉菌を繁殖させ観察しました。悪玉菌は乳酸菌の周辺には侵入できませんでした。中でも「すぐき」からとった乳酸菌は便通や肌荒れの改善の効果が見つかったのです。


京都のすぐき漬けをネットからゲット!

すぐに食べられる「京都のすぐき漬け」をネットから見つけましたのでリンクを貼っておきます。

スーパーで売っている調味料の入った漬け物は乳酸菌がいない!?

スタジオでは漬物の乳酸菌についてトークがされました。浅漬けなどは調味料がついていて乳酸菌がなかったりして、ぬか漬けや奈良漬などの長期熟成されたものは乳酸菌が入っているとのこと。また、ぬか漬けでもぬかがついて売っているものでは殺菌しているものがあるそう。一方、ヨーグルトの中の乳酸菌にも人の体に良い作用が見つかっていると専門家は語りました。この番組がきっかけで大地真央はぬか漬けを作るようになったとのこと。

菌活でカラダが変わる!強い乳酸菌のヒミツとは?

海外の漬物事情が紹介されました。ロシアの漬物のきゅうりのピクルスには強い乳酸菌がたくさん入っているという。ロシアのピクルスは塩だけで漬けているという(5%の塩水を使用)。乳酸菌は元々野菜の中に含まれていたもので、塩があると雑菌は死に、強い乳酸菌だけが生き残って美味しい漬物になります。液体が白く濁るほど乳酸菌ができてしまうのです!

ロシアの漬物の動画はこちら↓

スタジオでは菌活についてトークがされました。日本人は世界の人がうらやむような善玉菌をいっぱいもっていて、それを生かすも殺すも何を食べるかが大事だということです。それには発酵食品(漬け物には塩分が多いので摂りすぎには注意)&食物繊維(細菌のエサ)が必要だということ!

お酢のパワー:健康成分のヒミツとは?

お酢はなぜ健康に良いのでしょう?

そのヒミツは作り方にありました。番組で紹介されたのは千葉県の大正11年創業のお酢の工場。大きな木の桶がずらーりと並んでいました。

問題:お酢の原料はなに?

答え:それはアルコールです。アルコールを発酵することによってお酢ができます。

木桶に入ってたのはお酒。そこに酒かすを加えたものが原料なのです。木桶を開けるとあやしい膜が。これが酢酸菌。アルコールなどの原料の中に酢酸菌を入れると、酢酸菌がアルコールをどんどん食べていきます。そして酢酸を生み出します。この発酵でできる酢酸が健康パワーを秘めている重要な成分。木桶でおよそ半年間じっくり発酵・熟成。見た目が少し悪かった酢酸菌は仕上げにろ過・殺菌して取り除かれます。こうして出来上がったのが透明なお酢。

高血圧の人がお酢を毎日飲むと血圧が正常値になる!

広島修道大学教授の多山賢二先生は男女64名に研究を行いました。まず注目したのは血圧。血圧が高めの人たちに10週間続けて毎朝お酢を飲んでもらいました。するとわずか2週間で血圧が正常な値まで低下。飲んでいない人に比べると8週目には大きな差が出ていました。一体なぜ血圧が下がったのでしょうか?

酢酸が全身で代謝されアデノシンという物質ができ血管が広がり流れが良くなっていたのです。肥満ぎみの男女104名を集めた研究。普段の食事に加え1日2回お酢を飲んでもらい体重の変化を調べた。12週間後、お酢を飲むだけでおよそ1キロ減。飲んでいない人と比べると最大でおよそ1.5キロの差。酢酸は脂肪細胞に入り込み、血液中の脂肪が脂肪細胞に取り込まれるのを防ぐ作用があります。体内で代謝された酢酸は血液の中に入り全身をめぐって体の脂肪細胞に届けられます。12週間お酢を取り続けた人と比べると内臓脂肪面積が減少していた。

ただし血圧が下がるのは3人に2人ということで、誰でも下がるわけではないのでご注意下さい。1ヵ月やって下がらなかったら別の商品に挑戦してみて下さいとのことです。

お酢は種類によってどのように使い分ければ良いか?

東京農業大学名誉教授である小泉幸道先生はお酢を次のように使い分けているそうです。

🔵 米酢:米が原料で爽やかな酸味。和食全般に使われ米を使った料理に合う。

🔵 黒酢:原料は玄米でアミノ酸が豊富でコクがある。ドリンクでよく飲まれる。

🔵 バルサミコ酢:原料がぶどう。他の酢よりも味が濃いため肉・魚料理のソースなどに使う。

🔵 リンゴ酢:原料はリンゴで爽やかな酸味で洋食にあう。

どのお酢も酢酸が含まれているのは同じ。自分にあったお酢で菌活生活を試してみてくださいとのこと。お酢の沸点は118℃以上じゃないと酢酸はとばないので、高温で料理しても大丈夫。軽く沸騰する程度ならOK。長時間煮込むと酢酸が飛ぶのでご注意を。
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酢を販売する前に取り除いていた酢酸菌に花粉症を抑える働きが見つかった!

教えてくれるのは東京農業大学教授の前橋健二先生。製造過程で取り除きろ過されていた酢酸菌自体にも独自の健康効果があることが明らかになりました。それが免疫の過剰な反応を抑える効果酢酸菌の成分を摂取した人は花粉症の鼻詰まりの不快感がやわらいでいました。花粉などが体に入ると免疫のスイッチがオンになり鼻詰まりなどのアレルギー症状を引き起こすます。酢酸菌に含まれるLPSがアレルギーで反応する免疫のスイッチを押して免疫を整える働きがあります。研究の結果、伝統的な昔ながらの作り方で作ったお酢には酢酸菌のLPSが溶け出していると分かりました。長時間かけて発酵・熟成させるとLPSが溶け出るのです。

昔ながらのお酢は黒酢とか長時間かけて熟成しています。実は酢酸菌が死んでしまってはいるがそのまま入っているお酢もあります。にごり酢は最終的に精製していない酢酸菌も残っている状態。小泉先生は「お酢は単なる調味料ではなく健康に良い調味料ですので積極的にお酢を取り入れていただきたい」と話されていました。

ビフィズス菌が生み出す酢酸の2つの効果とは?

① 腸内環境を変える

⭐️ 大腸でビフィズス菌が発生する酢酸は、悪玉菌を抑えて善玉菌優位の環境になる!

京都府立医大准教授の内藤裕二先生:ビフィズス菌は酢酸乳酸という2つの重要な酸を作ります。絨毛で酢酸は全部吸収されるので飲んだお酢は大腸にはいきません。飲んだお酢は小腸から血管を通って脂肪細胞に行くので大腸にはいかきません(脂肪細胞に入った酢酸は脂肪の吸収を抑え肥満を防ぎます!)。 ビフィズス菌が大腸内で酢酸を作ると悪玉菌の増殖を抑えて善玉菌優位のおなかになりますビフィズス菌の作る酢酸は酢酸菌が作るものと科学的には同じなのです。強力な殺菌作用もあり古くからお寿司など保存食の知恵として使われてきました。

② 大腸を酢酸が直接修復する

⭐️ 酢酸が腸の治癒力を上げることが発見された!

内藤先生:大腸の内視鏡映像によりますと、壁を覆う細胞は消化物が通るたび絶えず傷ついています。この傷を治す力が酢酸に見つかったのです。我々のグループの実験では、マウスの腸の傷ついた細胞は12時間後に2割ほどしか回復しませんでしたが、酢酸を与えた場合は、12時間後かなり小さくふさがっていたのです。酢酸があることで腸の細胞にとっても傷が修復されたのです。

どういうものを食べるとビフィズス菌が増えるか?

❶ ビフィズス菌を増やすオリゴ糖の多い食品:ゴボウ、たまねぎ、アスパラガス、ジャガイモ、ニンニク、豆類

これはビフィズス菌のエサとなります ↑ エサは肉や動物性タンパク質ではないことに注意。

❷ ビフィズス菌を増やす乳糖の多い食品:ヨーグルト

内藤先生:乳糖を飲めば大腸に届いてビフィズス菌のエサになりますので、乳糖をとっている方のほうがビフィズス菌が多い。

seigoの補足  ただし大人は乳糖が分解できない方(牛乳を飲んだ後にお腹がゴロゴロいう人)が多いので注意が必要です。心配なら乳糖を分解する酵素の入ったサプリを摂ったり、牧場でとれる生の牛乳(非加熱)ですと乳糖を分解する菌が入っているので消化を助けてくれます(ただし日本では生の牛乳は手に入りにくいでしょう。カリフォルニアではヘルシーなグローサリーで売っています)。

内藤先生のポイントは、乳糖をとるのに特に大切なのは3歳以前のまだ腸内細菌が出来上がっていない時期の話だと思います。そこで母乳を飲むのが一番推奨されるのです。また牛の初乳(コロストラムと呼ぶ)も良いとされています。大人は乳糖は分解できないことが多いので、オリゴ糖の多い食物繊維をとるのが簡単にビフィズス菌を活性化させることになるのでしょう。


豆知識「ビフィズス菌が入っているヨーグルトはほとんどない!」:ビフィズス菌は日本をはじめ東アジアの人たちに大変多い腸内細菌。ビフィズス菌を増やす食材はヨーグルトや野菜。多くの人が勘違いしているがヨーグルトはビフィズス菌で作るものでない。ビフィズス菌を加えているヨーグルトは少なからずあるがそれ以外のヨーグルトにはビフィズス菌は入っていない。

ビフィズス菌の比率は3歳までに決まって後は大人になってもほとんど変わらない

ビフィズス菌は母親からもらう菌で、3歳までに腸内細菌の組成が決まってしまうと、その後のほとんど菌の比率は変えることができません。母乳で育たなかった子供は、大人になってもビフィズス菌の比率が少ない傾向にあります。

参考資料&専門家【解説】

参考資料:NHK『美と若さの新常識SP「菌活でカラダが変わる!発酵食品のチカラ」』
2020年7月29日(水) 午後7:30~午後8:42

– 広島修道大学教授…多山賢二
– 東京農業大学名誉教授…小泉幸道
– 京都府立医大准教授…内藤裕二
– 東京医科歯科大学特任講師…宇山恵子

seigoの追記

炎症を抑える菌を日本人が持っていることがまた明らかになりましたね。

炎症がある人は新型コロナで重症化すると言われていますので、この腸内細菌は重要ですし、日本人が新型コロナに強いのもこういうことが影響しているかもしれません。

今回はヨーグルトの乳酸菌は胃の酸で死んでしまうことが明らかにされました。それなら豆乳ヨーグルトを飲めばいいのに〜っと思いましたが、それはNHKでは紹介されませんでした。

豆乳ヨーグルトなら乳酸菌が植物性ですので胃液でやられてしまうこともありません 😄

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