老化の原因: コルチゾールの低下はマクロファージの活性減少が原因!? (最新研究)

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老化の減少の1つとして、コルチゾールの低下が炎症を増加させていると言われています。今回その原因の1つが実はマクロファージの活性の減少にあることがドイツの研究者によって見出されました。

老化やアンチエイジングに関わる内容なのでこのサイトで取り上げさせていただきました。論文はオープンアクセスですので全文がどなたでも無料に読めます。ドイツの大学のプレスリリースはドイツ語でしたが、分かりやすく日本語で要約しました。

老化研究:ストレスホルモン”コルチゾール”の減少が老化を加速する

コルチゾールの構造。(出展:by PubChem & Wikimedia Commons, by Calvero. – Selfmade with chemdraw., パブリック・ドメイン, リンク)


なぜ私たちは老化するのでしょうか? 体の中では何が起こっているのでしょうか?そして、それについてできることはあるのでしょうか?
科学はずっとこれらの質問に取り組んできました。Saarland大学の薬学の AlexandraK.Kiemer 教授とJessica Hoppstädter は哲学者の石(不老不死の賢者の石のこと)は発見していませんが、老化に関係する免疫系のプロセスを明らかにしました。
低レベルのホルモンコルチゾールとGILZというタンパク質が、慢性的な炎症プロセスを引き起こすということです。

老化という現象は、外因性や内因性の色々な要因が絡み合って起こりますが、原因の1つに免疫があります。病原体から守ろうとずっと頑張って免疫システムを構築してきても、後年シャットダウンしてしまいます。適応免疫系は加齢とともに悪化しますが、自然免疫細胞は「炎症」という慢性の全身炎症状態を起こす可能性があります。慢性炎症は、アテローム性動脈硬化症や関節炎など様々なダメージとなりえます。
コルチゾールの減少が炎症を増やす → 老化促進
炎症老化(inflamm-aging)は以前から知られており、英語のinflammation(炎症)とaging(老化)から作られた言葉です。」Kiemer教授は説明します。
しかし、なぜ炎症を引き起こしているのかはわかっていませんでしたが、Kiemer教授のチームによると、炎症のプロセスはコルチゾールというホルモンの量が年齢とともに減少するということと関係しているようです。
コルチゾールを増やすマクロファージが必要, しかしその活性は老化とともに減少?
コルチゾールとその不活性型のコルチゾンは、ストレスホルモンとして知られており、副腎で作られます。メッセンジャー物質として、コルチゾールは多くの代謝過程に関与しています。コルチゾール欠乏症は炎症を起こします。「年をとるにつれて、体内のコルチゾールは少なくなります。重要な免疫細胞のマクロファージが、不活性なコルチゾンから活性型を作ります。しかし、それは年齢とともに悪化します。つまり、マクロファージの老化です」とJessica Hoppstädter博士は説明します。

重要な免疫細胞のマクロファージはメッセンジャー物質を使って他の免疫細胞をコントロールし、炎症の程度が決まります。腫瘍壊死因子 (TNF)-αインターロイキン (IL)-6C反応性タンパク質(CRP)などの炎症誘発性メディエーターは高齢者で増えることが研究で示されています。年齢とともに、マクロファージの機能が衰えていくと、炎症性メッセンジャーの量が増え、炎症性細胞より活発になるのかもしれません。

この結果はマクロファージの機能不全に特定のタンパク質が関係していることを示しています。それはGilz(glucocorticoid-induced leucine-zipper protein; (直訳) 糖質コルチコイド誘発性ロイシンジッパータンパク質 )と言って、コルチゾールによって調節されている、グルココルチコイドによって誘発されるロイシンジッパータンパク質です。このタンパク質は良いことも悪いこともする可能性があり、体内の多くの重要なプロセスに関わっていることはすでに多くの研究で明らかにしています。

「Gilzはマクロファージの炎症反応をオフににしたり、免疫システムに重要な役割があります。Gilzがないと、マクロファージが年取ってから炎症を起こすと仮定しました」とHoppstädter博士は説明します。彼らのデータはコルチゾールが減ると、マクロファージが作るGilzが減ってしまうことを示しています。これはマクロファージがチェックされていない炎症性メッセンジャーを放出することを意味します。実際にGilzは年齢とともに減少しました。それが炎症を起こすかどうかを調べるために、遺伝子操作したマウスででGilzがないと、炎症が増えました。

研究グループは、Gilzを増やすための新しい有効成分を探しています。しかし加齢に伴う炎症やマクロファージの老化の進行を防ぐ物質は、まだ見つかっていません。「まだ基礎研究の段階であり、Gilzは複雑で広いネットワークで働いており、良い面と悪い面があるので、有効成分についてはまだまだ多くの研究が必要です」とKiemer教授は説明します。
不老不死の賢者の石ではありませんでしたが、どのように老化するのかを理解するための小さな一歩は踏み出したでしょう。

参考ニュース&文献

🔵 プレスリリース(ドイツ語):Ageing research: Low levels of the stress hormone cortisol contribute to ageing Jul 1, 2020

🔵 原著論文:Altered glucocorticoid metabolism represents a feature of macroph‐aging
Aging Cell (28 May 2020)

seigoの追記

マクロファージの重要性

マクロファージは一番新しいYouTube動画でも出来てきましたが、ガンの撃退する主役でもあるので、マクロファージが老化してしまうと、体も老化してしまいますし、がんにもなりやすくなるということになるのでしょう。

これからは、いかにマクロファージを老化しないよう保っていくかにこのサイトは注目していきたいと思います!

コルチゾールの教科書的な基本知識

・コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンの1つ
主な働きは、肝臓での糖の新生筋肉でのたんぱく質代謝脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制などで、生体にとって必須のホルモンです。

コルチゾールとDHEAは双子の関係?

どちらも副腎から分泌される、ストレスに対抗するホルモンです。

しかしDHEA若返りホルモンと言われるのに対し、コルチゾール老化ホルモンと言われる理由はなんなのでしょうか?

コルチゾールは血糖値を上げることで、ストレスから体を守ろうとします。体が危険を感じたときにエネルギーが必要となるため、血糖値を上げようとするのです。しかし、そのときに活性酸素が発生してしまうので、体を老化させたり、DNAを酸化したりしてしまうのです(これが老化ホルモンと言われるゆえん)。

しかしこの際の、酸化を防いでくれるのがDHEAなのです。

コルチゾールが多く分泌され過ぎると、免疫力が低下したり、筋肉の合成を抑制するばかりか分解を促進したり、骨の形成を抑制してしまいます。これに対してDHEAは、免疫力を向上させ、筋肉の維持に貢献します

このようにこのストレス対抗する2つのホルモンは、お互い助けるように働いていて、体が正常に保るようにバランス良く働いてくれるのです(健康ならば)。
2つのホルモンのバランスが崩れるとき
この二つのホルモンのバランスが乱れる原因の1つが副腎疲労です。コルチゾールなどの分泌に追われ続けるなど副腎が疲労し過ぎると、DHEAが分泌されにくくなってしまうのです。

そしてコルチゾールが分泌され過ぎると、骨粗鬆症のリスクが高くなったり、手足の筋力が低下する難病「クッシング症候群」の心配もしなくてはなりません。そのため、副腎の疲労を防ぐことが重要なのです!

副腎は酸化に弱いといわれています。副腎の疲労を防ぐためには、ビタミンCやビタミンE、亜鉛やセレンなどの抗酸化物質を積極的に取ることが勧められています。

ちなみに抗炎症作用もあり、抗酸化作用の両方を持ち合わせているのが「春ウコン」なので、役立つサプリたちのリンクを以下に貼っておきます。


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