コーヒーのメリットとは? カフェイン, クロロゲン酸, トロゴネリンについて

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執筆日:2019年7月31日, 更新日:2020年12月15日

最近はコーヒーの抗うつ効果抗がん効果、そしてアンチエイジング効果なのでメリットが強調されています。

この記事ではメリットをまとめてみましたが、デメリットについてはこちらをご覧下さい。

カフェインのメリット

コーヒー豆(出典:KaffeetastischによるPixabayからの画像)


コーヒーは、営業マンにとっては外回りの途中でちょっと休憩する時の定番になっています。社内で難しいテーマについて議論している時に、疲れた頭を冷やして良いアイデアを思いつくように、コーヒーブレイクの時間を設けます。

以前ならタバコを吸いながらコーヒーをすすると、解決策が浮かんでくるものでした。(最近では会議室は禁煙になっているようですが)コーヒーに含まれるカフェインが、眠気を払いのけて勉強や仕事に打ち込めると信じていました。しかし、カフェインの作用については明確には分かっていないようです。

最近の研究では、脳の神経が興奮し続けると「アデノシン」という睡眠物質が脳内に蓄積してきます。この「アデノシン」は覚醒物質である「ヒスタミン」の作用を抑える働きがあります。だから眠くなるのです。カフェインは、この「アデノシン」の働きをブロックして「ヒスタミン」を活性化させるので眠気が消えるようなのです。(参考資料:Gigazine.net

さらにカフェイン交感神経を活発にする働きがあることと、身体に蓄えられていた脂肪の分解を促進するリパーゼという酵素を活性化するので(引用文献:実践女子大学・生活科学部紀要, PDF書類)、体脂肪を燃えやすくすることからダイエットにも効果があるということなのです。カフェインダイエットとして定着しています。

また、カフェイン利尿作用があるので余分な水分を排出し、同時にデトックス効果もあると言われています。深酒をした時に、身体に残っているアルコールを排出することから、酔い覚ましや二日酔いの改善にも効果があると言われています。

カフェイン以外にもメリットがある

イメージ画像(出典:paitoon youlikeによるPixabayからの画像)


コーヒーに含まれるポリフェノールの一種で、「クロロゲン酸」という成分があります。この「クロロゲン酸」は、脂肪分解脂肪蓄積抑制作用を持っているので〔 ①-3, ←No.41は論文の全文(英文)が無料で閲覧可能 〕, カフェインとクロロゲン酸のダブルの効果によって、コーヒーはダイエットに良いと言われるのです。運動前に飲むと、ダイエットには効果的なのです。

このポリフェノールの一種の「クロロゲン酸」は、抗酸化作用も持っています。つまりはアンチエイジング効果が期待できるのです。適度にコーヒーを飲むことで、シミやクスミの予防ができます。また「クロロゲン酸」は殺菌効果もあるので肌荒れを抑えカフェイン利尿作用でデトックスも期待でき、ダブルでむくみや美肌の効果が得られるのです。

コーヒー専門店でコーヒーを飲んで休憩する時には、焙煎コーヒーの独特の香りにも癒されるようです。それもそのはずで、コーヒーの香りを嗅ぐと脳からリラックスした時に出る α(アルファー)波 が計測されたのです。

「クロロゲン酸」以外にも、「コーヒー酸」「フェルラ酸」などの抗酸化物質も含まれています。脳との関係を考えると、「クロロゲン酸」は記憶を司る前頭葉の働きを助けて集中力を向上させ、「トリゴネリン」という成分は脳神経細胞の突起を活性化して上手く情報を伝達する働きがあります。記憶力を高めるだけでなく、認知症やうつ病の予防にも効果があるとも考えられています。

コーヒーのデメリットについては別のページをどうぞ 👇

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