免疫強化のために小腸の柔毛を増やすある栄養素とは?【名医とつながる!たけしの家庭の医学】
名医とつながる!たけしの家庭の医学
2018年6月12日(火)午後7:00~ (朝日放送テレビ)
この記事のもくじ
小腸の柔毛
小腸の柔毛は長さが1mm、太さが 0.1mmくらいです。このような毛のような物が小腸の内側にびっしりと存在してます。
小腸の主な働き
食べ物から栄養素を吸収すること。もう一つの役割が免疫の働きです。
小腸には食べ物と一緒に毒素や病原菌が入ってきますが、そういうものが体内へ入るのを防いでくれています。絨毛の中には免疫細胞がいっぱいいます。
(番組では免疫細胞が絨毛の中心で光っている写真が出ていました)
次に番組内で出てきた3つの質問です。答えはすぐ下にあります。クイズに挑戦してみて下さい!質問:小腸の柔毛を平らに広げて伸ばしたときどのくらいの広さになるでしょうか?
答え:約200m2(テニスコート1面分)
質問:この面積全てに免疫細胞が存在していますが、どのくらい免疫細胞がいるでしょうか?
答え:小腸には全身の免疫細胞の約60%がありまして、その数は数千億個を超えます。
質問:小腸の柔毛を増やす(フサフサにする)ある栄養素とは?
答え:タンパク質(特にアミノ酸の1つである「グルタミン」)
免疫力が高い人は(NK細胞が多い)小腸の柔毛の長さが長く、共通する食事は1日のタンパク質の量が75g以上でした。(75g以下の3人の方はいずれも免疫力が弱く、そして柔毛の長さが短かった)
タンパク質は肉や魚、卵などに多く含まれる栄養素ですが、実はそのタンパク質に含まれるグルタミンというアミノ酸が小腸の活性化に有効です。体内に入ったグルタミンは小腸の重要なエネルギー源となり、①短くなってしまった寿命を束したり、② 少なくなった柔毛を増やす働きをしてくれると考えられています。
推奨されるタンパク質摂取量
高齢者(70歳以上)のタンパク質摂取量の平均は約68gですが、厚生労働省は1日75gを摂取目安にしています。
番組では生卵やチーズを増やすことでタンパク質の摂取量を増やし、5日間続けて柔毛の長さや免疫力が上がったということでした。
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20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
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