どの添加物(アミノ酸調味料など)が危険かが判明!? 動脈を硬くし老化を促進する! (2019年最新研究)

ニュース/レビュー

「動脈が硬くなる生活習慣」について、米ジョージア大学が新しい解析手法によって添加物が動脈を硬くして老化を促進してることを発見しました。

この論文はすでに4月に発表されていますが、大企業にとっては不都合な真実が含まれているのか日本では全く報道されていないことに気づきました。皆さんの健康にとってたいへん重要なニュースだと思って今回このニュースを取り上げさせていただきました。

ジョージア大の研究チームはこの研究結果を論文に発表し、またレビュー記事を大学サイトにリリースしました。今回はそのレビュー記事(英文)を翻訳しましたのでご紹介いたします。(翻訳のプロではないので読みづらかったらすみません m(_ _)m )

また発表された論文はオープンアクセスですので、どなたでも無料で論文の全文が閲覧できます!(ただし英語ですが 😅)
→ 最近はGoogle翻訳性能が良くなって読みやすい日本語に和訳をしてくれますので(完璧ではないですが)ご活用下さい。(Google翻訳はこちら

動脈が硬くなる生活習慣

鶏肉スープの味をよくするために使用される食品添加物は、動脈硬化につながる多くの要因の1つです。

英文執筆者:Lauren Baggett

ジョージア大学(University of Georgia)の新しい研究では、動脈硬化を引き起こすかもしれない生活要因を指摘しています。

この種の調査としては最大規模で、ボガルサ心臓研究(Bogalusa Heart Study)の1,200人以上の参加者のノンターゲットメタボロミクス分析を行い、動脈硬化に関する代謝物を特定しました。

硬化した動脈、または動脈壁硬化〔Arterial stiffness;追記に説明あり〕は心臓病や死亡の独立危険因子ですが、動脈壁硬化の仕組みはまだよく解明されていません。

メタボロミクス(代謝学)はまさに動脈硬化がいつどのように生じるか閉ざされた幕を開けるのを助けるでしょう。

メタボロミクスとは、体内でエネルギーの伝達があるたびに生成される代謝産物を研究する学問です。代謝産物は、身体の正常な機能を保つのに重要な役割を果たし、代謝産物の量の変化は、喫煙や食事、そして汚染物質などの環境要因が健康に与える影響の度合いに反映されます

メタボロミクスは、体内に入る曝露量を正確に測定することができます」と研究責任者の李長偉(Changwei Li)は述べています。

ジョージア大学の公衆衛生学部で疫学および生物統計学の李長偉助教授は「この研究では、コーヒーやアルコール、アメリカ南部料理、サプリメント、さらには農薬に関する代謝産物をたくさん同定しました」と述べています。

最新の代謝産物パネルを使用して、李長偉研究チームは動脈壁硬の測定値に影響のあった環境暴露を探すために参加者の血液サンプルを分析しました。

この研究で動脈壁硬化に関する新しい代謝産物を27種類発見しました。

「私たちは環境や生活習慣に関する代謝産物を特定し、体がどのように環境曝露に反応するかを示すために代謝産物ネットワークを構築することができました。さらに重要なのは、動脈壁硬化における代謝産物の影響をテストしたことです。」と李長偉助教授は述べています。

これらの多くは高血圧や高コレステロールまたは糖尿病などの動脈壁硬化以外の既知のリスク因子とも関連していました。

しかしこれらの代謝産物の中には、食品添加物や多くの米国のキッチンに見られる料理の材料もあります。

たとえば、チキンブロスのおいしさを引き立てるためによく使用されている2つのペプチド(アミノ酸が2つ結合した分子)ガンマ-グルタミルバリン(γ-glutamylvaline)とガンマ-グルタミルイソロイシン(γ-glutamylisoleusine)を特定しました。

「私たちの研究は添加物が動脈壁硬化を引き起こす可能性をもたらしました。添加物が広く使われていることを考えると、動脈壁硬化における役割を調査するために将来の研究が必要とされます。」

明らかに、現在の研究は代謝産物の断片です。いくつかの代謝産物と動脈壁硬化の関係は時間が経ってもはっきりしておらず、時系列のデータを使用してこの研究をもう一度行うことをを計画しています。

調査結果の完全な報告書は、American Journal of Hypertension 誌の最新号に掲載されています。

ーーー 翻訳ここまで ーーー

引用ニュース & 原著論文

🔵 英語ニュース:Study finds lifestyle factors that could harden arteries

🔵 原著論文 (オープンアクセス;全文が無料でご覧になれます): Novel Metabolites Are Associated With Augmentation Index and Pulse Wave Velocity: Findings From the Bogalusa Heart Study, (American Journal of Hypertension , 2019 )
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Seigoの追記

この報告では動脈の血管の硬さの表す新しいワードが登場したので、その説明からしていきましょう。

動脈壁硬化とは

動脈壁硬化とは、動脈の壁が柔軟性を失い物理的に硬くなることを意味しており、英語でArterial stiffness と書きますが、そのまま翻訳してしまうと「動脈硬化」となり Arteriosclerosis(動脈硬化)と区別がつかなくなってしまいます。Arteriosclerosis (動脈硬化)は正確に書けば「粥状動脈硬化」のことで動脈にコレステロールなど粥 (かゆ) 状の塊ができて内腔が狭くなることを意味しています。よって動脈壁硬化と動脈硬化とは意味が違いますのでお気をつけ下さい。(表記については次の記述を参照:Arterial Stiffness動脈壁硬化とは何か?. PDF書類)

今回の解析で明らかになったのはまさに「動脈壁硬化」を測定して分かったことで、動脈壁が固くなって伸展性を失っており、それはまさしく加齢に伴う動脈の本質的変化が添加物で進んでしまっていることを明らかにしました。

メタボロミクスとは

細胞の働きを理解しようとするとき、DNA 配列の網羅的解析(ゲノミクス)やタンパク質の網羅的解析(プロテオミクス)に加えて、代謝物質の網羅的解析(メタボロミクス)が重要となります。メタボロミクスとは「代謝物質の種類や濃度を網羅的に分析・解析する手法」のことです。

外部からの刺激(温度や光など環境の変化や薬物摂取、食事など)や疾病などにより代謝が動くと、血液、尿、組織、細胞、液胞などの中に存在する代謝物質の種類や濃度に変化が起こります。その変化を分析することにより、バイオマーカーの探索や代謝の生化学的仮説立案・検証が可能となります。(「メタボロミクスとは | Human Metabolome Technologies」より抜粋)

原著論文(オープンアクセス)からの情報

原著論文オープンアクセスなので英語の得意な方は読み進めて頂けますが、英語の苦手な方でもGoogle翻訳が質の良い和訳を出してくれるようになりましたのでぜひ目を通していただきたいです。

この論文では上記で説明した新しい手法「メタボロミクス」を使って分析したところ、大手企業には不都合な真実が出てきてしまったようです。

日本のレストランの料理やコンビニのお菓子に入っている添加物(甘味料やアミノ酸調味料)に、動脈を堅くして老化を促進してしまう作用が明らかになってしまったわけです。

動脈壁を硬化させる主な新規代謝物(添加物)原著論文からの抜粋〕

🔴 フルクトース(果糖):多くの食品の甘味料として使用されています。日本で果糖ぶどう糖液糖が多用されています。

🔴 γ-トコフェロール/β-トコフェロール:トコフェロールは、植物の種子で最も一般的であり、栄養補助食品として広く使用されているビタミンEの2つの異性体です。高レベルのビタミンEには酸化促進効果があり、高用量のビタミンEの補給は、すべての原因による死亡率を増加させる可能性があります。

🔴 3つのγ-グルタミルペプチド(γ-グルタミルイソロイシン、γ-グルタミルバリン、γ-グルタミルグルタメート):γ-グルタミルグルタミン酸は、γ-グルタミン酸とグルタミン酸で構成されるジペプチドです。日本ではアミノ酸調味料アミノ酸などと表記されている場合が多いです。グルタミン酸高速興奮性神経伝達物質であり、細胞代謝の重要な分子です。グルタミン酸の細胞外への過剰な蓄積は、脳卒中に見られる現象である神経損傷および最終的な細胞死をもたらします。


動脈壁硬化や添加物に関する書籍

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