外食する人の方が自炊する人より有毒PFASの体内汚染が進んでいることが判明!? (2019年最近研究)

ニュース/レビュー

先週からこのサイトではPFASの研究論文を多く取り上げていますが、今回はマサチューセッツ州にある Silent Spring 研究所からの報告です。

論文が10月に発表されましたので、それと同時に出たプレスリリース(英文)を翻訳しました。(翻訳のプロではないので読みづらかったらすみません。

また発表された論文はオープンアクセスですので、どなたも無料で全文が閲覧できます。リンクを以下のレビュー記事の後に貼っておきます。
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自炊する人は体内の有毒なPFASレベルが(外食する人に比べて)低い

外食と電子レンジ用ポップコーンは高めのPFASレベルに関連がある

家庭料理はよりヘルシーな食材を使えることや加工食品をなるべく使わないで済むなどの多くの利点がありますが、今回の研究で外食を避ける理由が出来てしまいました。Silent Spring 研究所の研究によると、自炊することにより、テイクアウトやファーストフードの包装によく使われる有害なPFASにさらされる機会を少なくすることが出来ます。

ファーストフードの「油の浸みない包装紙」が問題(イメージ写真の出典:by mihomiho7/写真AC)


Environmental Health Perspectives 誌での報告は、米国の健康と栄養の動向を追跡する疾病管理予防センターCDC)のプログラムである国民健康栄養調査(NHANES)の10,106人の参加者からのデータを分析したものです。被験者は、過去24時間、7日間、30日間、12ヵ月の4つの異なる時間スケールで、何を食べたかを思い出しながら、食事に関する詳細な質問に回答しました。同時に採取された血液サンプルからは、多種のPFAS化学物質についての分析が行われました。

その結果、家庭でより多くの食事を食べた人の体内のPFASレベルが著しく低いことが見出されました。これらの食事の大部分(90%)は、食料品店で購入した食品で構成されていました。対照的に、ファーストフードをより多く食べたり、ピザ屋などのレストランで頻繁に食べたりした人は、体内のPFASレベルが高くなる傾向がありました。これは、ファーストフードや他のレストランからの食べ物がPFASで汚染されている可能性が高いことを示唆しており、PFAS含有の包装容器に接触していたことが原因である可能性があります。

共著者の、Silent Spring研究所のLaurel Schaider環境化学博士は、次のように述べています。

「これは、米国の人口におけるさまざまな食物源とPFAS曝露との関連を観察する初めての研究です。PFAS化学物質の食品包装から食品への移行が、これらの化学物質への重要な曝露源となりうることを示唆しています」

今回、食品包装やPFASの食品自体を直接分析してはいませんが、Silent Springでの以前の研究などから示されていた、PFAS化学物質がファーストフード包装で一般的であるという結果と一致しています。

PFAS(ペルフルオロおよびポリフルオロアルキル物質)は、カーペット、調理器具、屋外衣料品、食品包装など、さまざまな非粘着性、耐汚染性、および防水製品で広く使用されている化学物質群です。作物家畜は、汚染された土壌と水にさらされることでPFASを含むこともあります。 PFASは、 がん 甲状腺疾患 免疫抑制 低出生体重 生殖能力の低下 など、多くの健康への影響と関連しています。化学物質はいたるところにあり、あらゆる人が汚染にさらされているため、科学者は健康上のリスクを懸念しています。

防水製品に注意(イメージ画像の出典:by acworks/写真AC)


以前の研究と一致する結果として、より多くの電子レンジ用ポップコーンを消費した人は、非常に高いPFASレベルを示すことがわかりました。化学物質がポップコーンバッグから浸出した結果である可能性が高いと考えられます。

参加者の血液サンプルで検出され、より多くのポップコーンを食べることと関連する4つのPFAS化学物質は、以前、電子レンジ用ポップコーンバッグで検出されたものと一致しました。

今回の研究の限界は、データが2003年から2014年の間に限られること、また最も頻繁に検出された長鎖PFASだけであることです。近年、健康への懸念から、米国のメーカーは長鎖PFASを他のものに置き換えています。これらの代替PFASも非常に持続性があり、同様の健康上の懸念が生じることが、新しい研究から示唆されています。

共著者のKathryn Rodgers氏は、食品包装には、PFASの他にも、ホルモン撹乱物質であるBPA、フタル酸エステルなど、懸念すべき化合物が含まれていると指摘しています。

ファーストフードの食品トレイが問題(イメージ写真の出典:OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像)


「ここで導かれる結果としては、食品と食品包装との接触が少ないほど、PFASやその他の有害な化学物質への曝露が少なくなる、ということです。こうした最新の調査結果によって、消費者がこれらの曝露を避け、より安全な食品包装材料の開発が促進されることを願っています」

ーーー 翻訳ここまで ーーー


引用ニュース & 原著論文

🔵 英語ニュース:People who eat more meals at home have lower levels of harmful PFAS in their bodies)October 9, 2019

🔵 原著論文(オープンアクセス:全文が無料でご覧になれます):
Dietary Habits Related to Food Packaging and Population Exposure to PFASs.Environmental Health Perspectives. 2019 )

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Seigoの追記

ファーストフードをたくさん食べたりピザ屋などの飲食店で頻繁に食べる人は、PFASが体内に蓄積しているようですね。

特に(電子レンジで温めて作るタイプの)ポップコーンを毎日食べた人はPFASた体内汚染がひどかったようです。

食品容器から来ると予想しているみたいですが、食べ物自体に入っているのかもしれなく、それが分からないところが恐いですね。

自衛策は自炊するしかないとは・・・そこまで汚染は進んでいるのでしょうか・・・

アメリカでは数ヵ月前から話題になっていますが、日本でマスコミや報道機関が全く取り上げないところが、また恐いです 😓

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