ラウンドアップ(グリホサート)の発がん性について元農水大臣・山田正彦氏へインタビュー(IWJ・岩上氏より)

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IWJの岩上氏による元農水大臣・山田正彦氏へのインタビュー映像が一部YouTubeに出ておりましたので、そのポイントを列挙し記録しておきます。

米国カリフォルニア州でモンサントに約320億円の損害賠償を命じる歴史的評決!

🔴 米国カリフォルニアの学校の用務員のドウェイン・ジョンソンさんが学校のグラウンドの除草のために、20〜30回ラウンドアップをまいたらリンパ節の末期がんになった。

🔴 ジョンソンさんはモンサントに対して約320億円(2億8900万ドル)の賠償請求をしました。

🔴 裁判でサンフランシスコの陪審(ばいしん)は2018年8月10日、モンサントに約320億円の損害賠償の支払いを命じました。

🔴 陪審の判断だったのでモンサントやバイエルはこの裁判の結果を鼻にもかけませんでしたが、このニュースは世界のトップニュースで毎日報じられました。日本では報道されず

🔴 同2018年の10月22日、裁判所の判断で約87億円(7800万ドル)に減額になりましたが、陪審判決は維持されました。

🔴 日本でもラウンドアップは農家や家庭菜園で使われていて、体や肺に吸収すればガンを発症する可能性があります。

🔴 元農水大臣・山田正彦氏:米国内では合計で9800件の裁判がモンサント(バイエル)を訴えています。

なぜ今になってラウンドアップの主成分グリホサートに発がん性があると裁判所は認めたか?

元農水大臣・山田正彦氏:WHOの国際がん研究機関(IARC) 2015年にグリホサートに発がん性がある可能性を指摘しました。

そしてワシントン大学2019年2月グリホサートにさらされるとがんのリスクが41%増大するという研究結果を Mutation Research 誌に発表しました。

ワシントン大学が発表したレビュー論文(2019年2月)〔オープンアクセス: 全文が無料で読めます
Exposure to glyphosate-based herbicides and risk for non-Hodgkin lymphoma: A meta-analysis and supporting evidence. Mutation Research (2019)

元農水大臣・山田正彦氏:このような結果を受けてグリホサートを各国が一斉に規制をし始めたのです。

モンサントを買収したドイツのバイエル社は株価が4割も下落

🔴 ドイツの医薬・農薬大手の多国籍企業バイエルは2018年6月7日、総額約7兆円(630億ドル)でモンサントの買収を完了した。買収の後たった2ヵ月後にサンフランシスコで賠償の命令を受けてしまう。

🔴 バイエルの株価はラウンドアップをめぐる裁判の影響により、2018年11月の時点で年初から約4割下落した。

🔴 バイエルは2018年11月29日、2021年末までに1万2000人(全従業員の1割)を削減することを発表した。

元農水大臣・山田正彦氏:デュポン(米国企業)シンジェンタ(スイスの企業)株価も軒並み下がったシンジェンタは世界最大の農薬会社ですが、最近450億ドルで中国の種子会社に買収されました。(すでにサンフランシスコの裁判の後だったのでシンジェンタの企業価値は落ちていて中国に買いたたかれて450億ドルで買収された。)

今やEUとアメリカでは「モンサントは終わった」と「遺伝子組み換えは終わった」と言われていまする。

ラウンドアップに入っていたグリホサートとはどういうものか?

元農水大臣・山田正彦氏:グリホサートとはどういうものかを説明しますと、もともとベトナム戦争で使われた枯れ葉剤です。光合成でアミノ酸を作るスキム?酸経路を全部破壊してしまうのです。だから植物は全部枯れるのですよ。そういったものは動物や人間には害はないとモンサントは言ってきたのです。

ところがです、たった5.5ppmのグリホサートで人間の胎児の重さと同じ大きさのエビが死んだのです。だからいかにグリホサートは強力な毒薬であるか。だから各国はグリホサートの個人使用は禁止してきたのですよ。日本だけが野放しなのです。これは強力な毒薬なのです。

日本では逆にグリホサートの残留使用量を400倍に増加!

食品名 残留基準
(改正前)
ppm
残留基準
(改正後)
ppm
増えた倍率
べにばなの種 0.1 40 💀 400倍
ゴマの種 0.2 40 💀 200倍
そば 0.2 30 💀 150倍
ライ麦 0.2 30 💀 150倍
てんさい 0.2 15 75倍
小麦 5.0 30 💀 6倍

(厚生労働省の資料より)

🔴 日本は2017年12月、べにばなの種で400倍から小麦で6倍まで、グリホサート残留基準の緩和を行った。

🔴 厚生労働省が6月に行った意見公募に寄せられた504件の中に、緩和への賛成意見はなかった。

🔴 しかし政府は12月25日、残留農薬基準を大幅に緩和する「食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件」なる告示を公布した。

引用:Youtube:「米国モンサント裁判で除草剤ラウンドアップの発がん性が認められ世界中が規制! 日本だけが主成分グリホサートの残留基準を緩和し、今や中国の150倍!?岩上安身による山田正彦氏インタビュー19.3.18」by Movie Iwj, 2019/03/22 に公開

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