菊芋パウダーの作り方&使い方/イヌリンが糖質の吸収を抑え血糖値を調整!

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執筆日:2019年4月29日、更新日:2021年2月14日

菊芋(きくいも)は血糖を下げる働きがあると言われ、天然のインスリンとも呼ばれている成分が豊富な優れモノです。実は菊芋はジャガイモのような芋類ではなく、ゴボウと同じキク科ヒマワリ属の植物なのです。味はシャキシャキとして軽い甘味があり、ゴボウのような風味が少しあります。

菊芋は生姜のようにごつごつとした形で、イヌリンという水溶性植物繊維が多く含まれています。イヌリンは体内に吸収されることがなく糖質の吸収を抑える働きがあります。つまり血糖値の抑制効果があるのです。そしてイモ類と違ってデンプン(糖質)はほとんど含まれておらず低GI(グリセミックインデックス:糖質を吸収する度合い)ので、ダイエット食品として好まれています。

菊芋は秋に菊のような黄色い花が咲きます。菊芋の名の由来です。

菊芋の花(出典:Iva BalkによるPixabayからの画像)


 

菊芋の栄養成分やその作用は?

イメージ画像(出典:Vidmir RaicによるPixabayからの画像)


菊芋はイヌリンが豊富です。生の菊芋に15%前後のイヌリンが含まれています。イヌリンは人の消化酵素では消化されにくい水溶性植物繊維で、ゴボウやニンニク、タマネギそしてチコリなどに多いです。消化するとオリゴ糖に変わり、ビフィズス菌を増やして腸内フローラを整えてくれます。ビタミンやミネラルも多く、特に高血圧の予防や運動時の筋肉の痙攣を防ぐ働きのあるカリウムが多いです。(文部科学省:五訂日本食品成分表より)

菊芋パウダーの作り方は?〔 DIY編 〕

イメージ画像(出典:monicoreによるPixabayからの画像)


中高年やダイエットにお悩みの方は、菊芋効果に期待しています。なのでいつでも簡単に摂れる菊芋パウダーに注目しています。自分で栽培して作ればとても経済的ですが、ちょっと手間ではありますね。

作り方は

菊芋をキレイに洗う→皮をむかずにスライス充分に乾燥ミキサーで粉末に

ポイントは、土を取り除くのにブラシでこすり取ることです。

次に菊芋のスライスを乾燥させますが菊芋は水分が多く、自然乾燥だと乾燥する前に腐り始めてしまいますし、電子レンジは途中で並べ替えたりと手間がかかってしまいます。食品専用のフードドライヤーがあれば手軽にできます。

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乾燥したら菊芋チップスの出来上がり。そのまま食べても美味しいですが、パウダーにするにはミキサーを使います。

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あとは密閉容器に移して保管します。

菊芋パウダーの使い方は?

菊芋パウダーはコーヒーや紅茶に混ぜたり料理の調味料として使ったり、みそ汁や野菜サラダに振りかけたりできます。カレーに混ぜても美味しいです。ほんのり甘味がありますから、そんなに違和感はないと思います。

菊芋パウダーは約70%が植物繊維、つまり10g(グラム)中に、植物繊維が約7g含まれていることになります。1日当たりの植物繊維の摂取量の目安は大人で20gです。

菊芋パウダーを食べ始めてお腹が張ったりガスが出ることがあります。これはイヌリンが善玉菌を増やすため、それによる好転反応だと考えられます。整腸作用が進んでいることでもあります。女性は気になりますが、食べる量を調整しながら継続してみると良いですね。

菊芋を毎日食べるにはどうすればよい?

菊芋は長野県や熊本県ではよく流通していますが、スーパーなどであまり販売されてないのが現実で、欲しくてもすぐには手に入りません。自宅の庭や畑で栽培している愛好家もいます。繁殖力が旺盛で、放っておいても根っこが広がっていきます。

菊芋は煮物やサラダなど加熱でも生でも美味しく食べられますが、ジャガイモのように簡単に皮をむけないので、ちょっと面倒かもしれません。ですが、簡単に毎日食べる方法があります。

それは、菊芋パウダーとして販売されているものを購入することです。ネットで注文すればいつでも買えますし、いろんな食品に混ぜたり振りかけたりして食べられます。手軽に毎日食べることができますね。

オススメは熊本県の無農薬・菊芋パウダー

菊芋パウダーを自分で作っている時間がない方には、なんとそのパウダーを売っているところがありました。

しかも無農薬で見つけましたのでご紹介します。(以下のリンクは効果効能を保証するものではありません。)

🔵 こちらは熊本県の無農薬菊芋です 👇

> 菊芋のちから, 粉タイプとサプリタイプ(熊本無農薬農家より)【アイシー製】



🔵 こちらは無農薬の菊芋粉が三年番茶に入ったものやタブレットタイプのものが手に入ります👇

> 金の菊芋製品(ナチュレライフの商品リスト)


seigoの追記

菊芋は英語でJerusalem artichoke(エルサレム・アーティチョーク) といいまして原産地は北米で、インディアンの貴重な食べ物だったそうです。日本には江戸時代の終わりに家畜の飼料用としてやってきたらしいです。米国のホールフーズマーケット(Whole Foods Market)ではSunchoke(サンチョーク)という名で売ってました。

菊芋のイヌリン(水溶性食物繊維)は善玉菌のエサになるので、腸内環境を活性化させてくれるのがいいですね!

しかもイヌリンは糖質の吸収を抑える働きがあるということで、血糖値が急激に上がる血糖値スパイクを減らし、体に負担がかからないという意味でも、糖化による炎症も減らすという意味でも、アンチエイジングのケアにもなるかもしれませんね!

私が一番菊芋パウダーやサプリが重宝すると思う場面は、どうしても砂糖の入ったものを食べなくてはいけないときに、その前にチョットそれを摂っておけば、砂糖の害(軽い頭痛や腹痛、そして体全体の酸化)が軽減することです! ありがたや〜 😄

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