認知症を予防する新しい食事法: 発症確率が19%減少! (2019年最新論文)

ニュース/レビュー

今回は地中海食より優れているとされるMINDダイエットが、認知症のリスクを減らせるという研究発表がされましたのでご報告いたします。

オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ大学の最新研究がプレスリリースされましたので、それを翻訳したものをご紹介します。

ニュースタイトル「地中海食以上のMIND食:オーストラリアの研究はMINDダイエットが認知症のリスクを減らすことを示唆しています」

イメージ画像(出典:pastel100によるPixabayからの画像)


オーストラリアの高齢者における食事パターンの研究から、脳の健康を目的にデザインされた食事療法を受けた人々に認知障害を発症するリスクが低下することが明らかになりました。

長期的に脳の健康を増進させるように設計された食事療法に続いて、認知障害やアルツハイマー病や認知症を含む障害の可能性を減らすようにみえると、ニューサウスウェールズ大学(UNSW)やオーストラリア神経科学研究所(Neuroscience Research Australia/NeuRA)そしてオーストラリア国立大学(ANU)の研究者による共同研究が明らかになりました。

それは先日 Alzheimer’s & Dementia(アルツハイマー病と認知症)誌に発表され、著者らは、MINDダイエットとしても知られている神経変性遅延ダイエット(Intervention for Neurodegenerative Delay diet)のための地中海-DASH介入の潜在的な保護効果をレビューしました。

地中海式ダイエット、心血管疾患などの他の健康状態でも予防効果があると考えられています。

MINDダイエットの構成は、部分的に地中海式ダイエットに基づいていますが、特に脳の健康に関連する食品を含んでいます。MINDダイエットは、緑食葉野菜全粒穀物オリーブオイル少量の赤身肉に焦点を当てた15の食事成分によって特徴付けられます。

神経保護作用のあるベリー類(出典:PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像)


この研究では60歳以上の1220人の成人を12年間追跡調査しました。この期間、MINDダイエットに従った食事パターンは、臨床的に診断された軽度の認知機能障害または認知症を発症する可能性を19%減少させました。これとは対照的に、地中海食事順守することに利点は見られませんでした。

研究チームを率いるカーリンアンストレー(Kaarin Anstey)科学教授は、ニューサウスウェールズ大学老後研究所(UNSW Aging Futures Institute)のディレクターです。彼女の研究グループは、認知症のリスクを減らし健康的な老化に改善する方法を特定すべく強い関心を持っています。

「この研究は、米国以外で初めて、MIND食が痴呆のリスクを減らすことを明らかにしました」とカーリンアンストレー教授は述べています。

> 【送料無料】オーガニック・ドライブルーベリー(250g) 有機JAS認定【楽天】
> ノンシュガー 有機ブルーベリージャム(220g)【アヴィ・サンフェルム】【楽天】

Anstey教授は、この研究がオーストラリアや世界中で認知症のリスクを軽減するための具体的な勧告を研究者が開発するのに役立つことを願っています。

この研究結果は、12年間の縦断的なコホート研究、ニュー・サウス・ウェールズ州キャンベラとクイーンベヤン(Canberra and Queanbeyan, NSW)に拠点を置くパーソナリティ&トータルヘルス(PATH)スルーライフプロジェクト(PATH Through Life Project)に由来するものです。研究の開始時に、参加者は、CSIRO(オーストラリア連邦科学産業研究機構)食物摂取頻度アンケートを用いた食事摂取についてインタビューを受けました。彼らの認知能力は経時的にモニターされ、また認知機能障害についても評価されました。参加者の食事パターンの記録によって彼らの食事をMINDまたは地中海のパターンに区分しました。

MINDダイエットは米国でマーサモーリス(Martha Morris)教授が開発したものです。他の食事療法と一線を画すのは、緑食葉野菜やベリー類など、神経保護的であると考えられる食品の詳細な明細です。スコアリングには西洋化された食事療法の特徴であったケーキやペストリーのカテゴリも含まれます。これにより研究者は参加者の食事パターンと行動をよりよく捉えることができました。

著者らは、次のステップは無作為化対照試験で食事を評価し、MIND食事に関連する保護メカニズムと経路を明らかにする研究を行うことであると述べています。

引用ニュース & 原著論文

🔵 英語ニュース:MIND over Mediterranean: Australian study suggests MIND diet reduces the risk of dementia( ) 07 Mar 2019

🔵 原著論文: MIND not Mediterranean diet related to 12-year incidence of cognitive impairment in an Australian longitudinal cohort study (Alzheimer’s & Dementia, 2019 )

Seigoの追記

MINDダイエットの認知症予防効果は、最初にアメリカで2016年に発表されました(2016年の論文)。

今回はオーストラリアでさらに調査人数を増やして行われ、再び認知症予防効果が確認されました。

今回の研究結果は60歳以上の方々を1220人、12年間も追跡調査した結果だそうです。

MINDダイエットとは、地中海食より神経の保護作用を強化した食事だそうですが、緑黄色野菜やベリー類(特にブルーベリーは神経の保護作用が認められているそうです)を充実させた食事法のようです。

 MINDダイエットの特徴 
緑食葉野菜全粒穀物オリーブオイル少量の赤身肉などが中心
減らす食品:バターやマーガリン、チーズ、パン菓子やお菓子、揚げ物やファーストフード
(全部で15の食事ダイエットが指定されている)
〔MINDダイエットとはMediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delayの略)

私が一番気に入ったのは(脂肪の多い神戸牛やランクA5の高級肉ではなくて)脂肪の少ない赤身肉を少々食べるという所が、追求してきた方法と同じだったので超絶・同意してしまいました 😄

逆にお肉を食べない完全ベジタリアン(およびビーガン)の方は、血管がもろくなったり早死のリスクが高まるそうです。また炭水化物を減らしすぎ認知症になりやすくなると言われています。(この論文からではなく、Seigoの見解)

このような最新情報をいち早くゲットして、いつまでも頭脳明晰で元気にいきましょう!
Seigo

ダイエット関連書籍


(書籍の画像をクリック/タップするとAmazonの商品ページへジャンプするようにリンクを貼っておきました)

 

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。