「初競りマグロ3億円」のニュースで世界から軽蔑される日本人 – 隠されるマグロ枯渇問題

環境&食糧問題

今回は日本の漁業問題に詳しい「生田よしかつ」さんが虎ノ門ニュース(2019年1月22日)に出演して、魚の枯渇問題を大暴露していただいたのでその一部をまとめました。

私たちの食卓やお寿司屋さんで美味しくいただいているクロマグロやサンマは、このままいくと枯渇してたべられなくなることを警告されております。

私たちは心を鬼にしてこの問題に取り組まないと、日本から魚は消えることになるでしょう。

マグロやタラコを安いからといってのんきに食べている場合ではありません。

ぜひ真剣にこの問題に取り組み解決していかないレベルになっているようです。

厄介なのは国の機関(特に水産省)がこの問題にうとく、このまま任せておくと枯渇を止められないところにあります。

日本はクロマグロの乱獲をやっていて、それ世界中のハジになっていることを日本人は知らない

子供を産む前の母親のクロマグロ(産卵魚)を乱獲して、それをキロ500〜1000程度の安い値段で売っているので世界から批判されているところに、「初競り」3億3千万円でお祭り騒ぎしている日本人が新年早々のニュースとして世界へ流れれば「なんて日本人とは節操のない民族なんだ」のというネガティブ・イメージが増強することになる。

枯渇しそうなマグロ

今までの例では、大西洋クロマグロが初期資源量*の20%になった時に「全面禁漁」をした歴史があります。

初期資源量とは漁業が行われてなかった頃の量が100%とした時の量

そういうレベルなのに日本の本マグロの現在の初期資源量の3.3%しかなく「つべこべいわないで全面禁漁」のレベルなのに(生田よしかつさんが言及、午前9時34分頃)、日本では初競りでマグロが3億3千万円で売れ、寿司屋では毎日マグロを食べている。これではマグロは日本から枯渇してしまう。

スルメイカやイカの塩辛は資源が破壊された

非常に深刻なのはスルメイカで、5−10年前は一杯100円とか50円で売ってました。
そこの前(スタジオ)の研究所の人たち(水産庁)が「スルメイカはクラッシュしました。」と言ってました。
クラッシュというのは資源が破壊されましたということです。
さきいかとか全部なくなるんです。もう今年ないです。スルメのワタを使うイカの塩辛だってなくなっちゃいます。

なんで枯渇したか?

乱獲もあり温度が上がったのもありますが、その中で我々ができることは乱獲を防止することしかないじゃないですか。

自然の中で無くなってしまうのは仕方ありませんが、我々がちょっと我慢したらなくならないものなら我慢すればいいじゃないですか。

昔 戦前は北海道ではにしんがすごく獲れにしん御殿ができたくらいですが、昭和40−50年は全く獲れなくなりましたよね。それも乱獲ですか?(百田)

それも乱獲です。大正から昭和の初期ですよね、にしんがいっぱいいすぎて船が浮いちゃうとか、とりすぎて船が沈んじゃうくらい獲れたんですよ。
ところがある日からにしんが突然来なくなったんですよ。
獲りまくったからいなくなっちゃって、未だに復活して来ないです。

漁業・養殖業生産額(水産省)

グラフをクリック/タップすると拡大できます。


ピーク時の3分の1に漁獲量は減っていて、日本の漁業は破壊され続けています。

漁業の平均年収は300万円をきっています。

それと変わってスウェーデンでは漁業の年収は最低でも2000万円を超えます。

これが漁獲量をコントロールできている国とできていない国(日本)との差です。

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