鶴見隆史 先生の黒バナナ健康法
酵素に詳しい鶴見隆史先生がテレビ東京(2016年3月2日のL4 you!という番組)で「黒バナナ健康法」について紹介しておられたのをたまたま拝見することができましたので、その内容をまとめてみました。
皮が黒くなってからのバナナには驚きの効果があるんです!
例えば「太りにくい」「整腸作用」「免疫力アップ」などがあります。
バナナはビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維など栄養素の宝庫ですが、
熟すと皮にシュガースポット(黒い斑点)ができ、これが多いほど様々な栄養成分がパワーアップするのです。
- 黒くなると美味しく甘くなるが体に悪い糖分が減ります。
- 最大の特徴は酵素の量が圧倒的に増えます。シュガースポットと比例します。
- 抗酸化物質も大幅に増加します。
この記事のもくじ
糖
バナナにはショ糖、ブドウ糖、果糖が含まれますが、ショ糖は肥満になりやすく、ブドウ糖や果糖は吸収がいいのでエネルギー代謝が早いです。
黄色のバナナはブドウ糖・果糖が6割にショ糖4割ですが、黒バナナはブドウ糖・果糖が9割に増えて肥満になりやすいショ糖は1割に減ります。
またオリゴ糖が10倍になります。オリゴ糖は吸収されにくく、善玉菌のエサになり腸内環境が良くなります。
酵素
エネルギーにしたり新しい細胞を作ったりと常に代謝を行なっていますが、酵素は代謝に必要です。つまり生命力そのものと言えます。寝てる間に酵素は作られますが、年齢とともにその量は減少します。20歳でピーク、40を超えると急激に減ります。疲れが抜けない、二日酔いなどは酵素が減ったから起こります。食べ過ぎると酵素を消化に費やすので、酵素は減り代謝にまわってきません。黒バナナを食べると代謝の酵素が補えます。朝は胃腸が疲れているので果物、特に黒バナナの朝食がオススメですよ。
食物繊維
バナナには水に溶ける食物繊維(水溶性食物繊維)と水に溶けない食物繊維(不溶性食物繊維)の両方が含まれています。それが黒バナナにするとさらにパワーアップします。
- 水溶性食物繊維はゼリー状になり便を柔らかく出やすくします。
- 不溶性食物繊維は水を吸って数十倍に膨らみ便を大きくし腸を刺激し排便を促します。
免疫力アップ
免疫細胞の7割は腸にあり、腸内環境が良くなると免疫はアップします。また食物繊維をエサにする細菌が腸壁を修復して、それが免疫力の向上につながります。黒バナナはその腸の環境を整えるスーバー食材です。
糖尿病の予防
黒バナナに特に多く含まれる水溶性食物繊維はゼリー状で糖を包んで小出しに吸収させる作用があるので糖分の吸収が遅くなり糖尿病の予防になる。
高血圧の予防
水溶性食物繊維は余分な脂質やナトリウムを吸着し便と一緒に排出するので、血中ナトリウムは当然減ります。塩分を水溶性食物繊維が吸収して体外に出してしまう。ですからしょっぱい物をとっても体は大丈夫になる(→ 高血圧予防になる)。
高コレステロールの予防
原料がコレステロールである胆汁酸(便の色の成分)を吸着して体外に出す作用が黒バナナを食べることによって盛んになります。胆汁酸を作るのにコレステロールが消費されますので、体内のコレステロールは減り、善玉コレステロールが増えます。
うつ病の予防
うつ病はセロトニン不足で起こります。セロトニンは95%小腸で作られ、脳ではたった2%しか作られません。黒バナナに多いトリプトファンというアミノ酸は小腸でセロトニンになりますので、うつ病の予防になります。
不眠症の予防
夜にメラトニンが増えると眠くなりますが、セロトニンが代謝してメラトニンになるのです。暗くなると自然にセロトニンはメラトニンになります。よって黒バナナでセロトニン量を増やしておけば、夜にメラトニンに変換されるので不眠症の予防になります。
黒バナナの作り方
(1)保存は常温で(15~20℃が適しています)
(2)バナナの重さで接地した部分が傷むので、カーブの外側を上にして置きます。またはバナナスタンドなどに吊るすと傷みにくいです。
(3)ポリ袋で熟成を促進:根元からエチレンガスが出て熟成を促進するのでポリ袋に入れて閉じればガスが充満して熟成が早まります。
⭐ 黒い斑点が5割くらいからが食べごろです。熟成が進みすぎで腐敗に注意しましょう。
⭐ 黒バナナができたら熟成を遅らせ長持ちするために根元をラップで包み冷蔵庫で保存するともちます。
⭐ 1日に3本以上だと食べ過ぎになります。
ローソンの有機 黒バナナは半額になる
ローソンは有機バナナと普通のバナナが売ってて嬉しいです。しかも有機バナナは黒くなったら「半額」になるのです。黒バナナのほうが健康にいいから最高にお得ですね。
それでは皆さんも黒バナナ(黒の斑点は50%くらいがいいので正確には「半分黒バナナ」)を食べてますます健康になってしまいましょう。
Seigo
追伸:鶴見隆史 先生のご著書のリンクを貼っておきます。ご興味があるかたがおられましたらどうぞ。
(出展:https://books.rakuten.co.jp/)
黒バナナ健康法
著者:鶴見隆史
アスコム健康BOOKS
(出展:https://item.rakuten.co.jp/)
酵素が病気にならない体をつくる!
著者:鶴見隆史
青春文庫
20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
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