抜け毛を予防するスパイスとは? 1分以上のシャンプーは髪に良くない理由【ソレダメ!】

テレビ速報

今回は『ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~』の「抜け毛が気になる季節。あなたの頭皮レベルは?抜け毛予防」(2018年10月24日)についてまとめさせていただきます。

髪の毛は春に1日約50本抜けるのに対して秋には約200本が1日に抜けてしまい(渡部道廣『育毛・育毛剤の評価法』(1992年)より)、なんと4倍に増えてしまうのです。

そこで今回は簡単で効果的な日常生活の抜け毛予防の話題です。

なぜ毛は抜けるのか?

髪の毛の根元にある皮脂(ひし)、普段は頭の汚れとしか認識されていませんが、実は紫外線から頭皮を守ってくれているのです。

皮脂などの汚れがたまると頭皮は毛穴づまりを起こしてしまいます。

そして皮脂は毛根を圧迫し、髪はどんどんダメージを受け細くなっていき、抜け毛の原因となります。

わかめや昆布を食べるだけでは抜け毛予防にはならない

根来秀行 先生(ハーバード大学客員教授)によりますと「わかめや昆布など海藻類はそれだけでは抜け毛予防に十分ではない」ということです。

海藻類は髪のツヤには効果があるものの、抜け毛予防にはなりません。

ではどうしたら予防できるのでしょうか?

そのカギを握るのが毛細血管です。毛細血管は毛根の1つ1つに髪の毛の成長に必要な栄養を運んでいます。

そのため「抜け毛予防」にはこの毛細血管を太くし強化することが重要です。

ではどんな食べ物を摂ればいいのでしょうか?

質問:毛細血管を強化するスパイスはどれ? A. 唐辛子 B. シナモン C. コショウ

答え:B. シナモン
根来先生:血管中にあるTie2(タイツー)は髪に栄養を運ぶ毛細血管を修復し、さらに強化してくれる物質のことです。

このTie2を活性化してくれるのがシナモンに含まれるシリンガレシノールという成分です。

ちなみに唐辛子やコショウには血行を促進する効果はあるもののTie2への効果はないのです。

<span style=”background-color: #ffff00;”><strong>Tie2</strong></span>

シナモンを多く食べているインドの方は本当に薄毛が少ないか?

シナモンといえばカレーやチャイなど1日に何度も口にするインドの方々には欠かせない国民的スパイスです。

シナモンが本当に抜け毛に効果があるのならインドの方は薄毛が少ないはずです。

そこで日本で催されていたインドのフェスティバルに訪れて頭部を調べさせてもらいましたら、50人中薄毛はたったの3人でした。9割以上の人は髪がフサフサだったとのことです。

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以下のリンクは効果効能を保証するものではありません。
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最後にシャンプーの最適時間のクイズです。

質問:抜け毛予防のために最適なジャンプーをする時間の長さは?A.1分  B. 5分  C. 10分

答え:A.1分まして、(角質の)バリア機能まで失なってしまって、頭皮にダメージを与えてしまうことがあります。

Seigoの追記

秋に抜け毛が4倍に増えるとは驚きでしたが、ちょうどアメリカではハロウィーンの季節を迎えその時にパンプキンパイというシナモンのたくさん入ったデザートをいただくのですよね。


これって先人が気づいた知られざる知恵だったのかも知れませんね!

Tie2は受容体です

テレビではタイツをはいた人がタイツー(Tie2)の説明をしていたので分かりづらかったかもしれません(笑)が、Tie2は血管の細胞膜に突き刺さった分子で「受容体」といわれているものです。

血管内皮細胞と成長因子(出展:Wikimedia commons)、イラストはクリック/タップすると拡大できます。


ウィキペディアの上の図を見つけましたが、Tie2は細胞膜から突き出ている分子でアンギオポエチンというシグナルを受けとる受容体として有名です。
血管なら髪の毛の近くに限らず体中の血管にある受容体です。

懐かしいのは私が学会に出席した時にこのTie2というワードをはじめて聞いたのですが、造血幹細胞やその当時流行っていたSP細胞にTie2が発現しているという報告があったことを覚えています。

つまり、血管だけではなく幹細胞にとっても重要な受容体がTie2なのです。

それがシナモンで活性化させるとは面白いお話でした。
もしかしたら血液細胞の親玉である造血幹細胞もTie2を持っているので、増やしてくれれば嬉しいですね。
造血幹細胞は年齢と共に老化して数が減ってしまうといわれているので、増えたらいいですね 😄

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