武漢の新型ウイルスはMERSよりSARSに似ている! (2020年最新論文)

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中国のオープンアクセスのジャーナルが先日発表された武漢の新型ウイルスをSARS(重症急性呼吸器症候群)とMEAS(中東呼吸器症候群)と比べた結果を発表しました。

新型コロナウイルスはMERSよりSARSに似ている

Figure 1を拡大し、分かりやすいようにウイルスの名称を加えました。引用文献より


アルファベットの大文字はアミノ酸配列を示し、上から2つが2種類のSARS、次の6種類が今回調べられた武漢の新型ウイルス、そして最後の1つがMERSです。

同じ配列は黒の背景で白抜きの文字で、配列が異なっているところは黒字で描かれています。

武漢の新型ウイルスはMERSよりもSARSに圧倒的に似ていますが、SARSと全く同じわけではないことがわかります。

よって新しいウイルスは新型SARSと言ってもよいのかもしれません。

引用文献:Evolution of the novel coronavirus from the ongoing Wuhan outbreak and modeling of its spike protein for risk of human transmission. (SCIENCE CHINA Life Sciences, 2020)

 

 

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