調味料(アミノ酸)の正体! グルタミン酸ナトリウムが原因とされる中華料理店症候群とは?(論文引用あり)

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原材料名に「調味料(アミノ酸)」と見たことはありますか?

以前はグルタミン酸ナトリウムと表記されていましたが、なぜか安全に感じられる名称に変わってしまいました。

欧米ではグルタミン酸ナトリウムは中華料理症候群を起こす添加物として避けられてきましたが、その情報は隠されつつあります。

MSG企業からの圧力からか、MSGが安全とする論文が多数提出され、その毒性がわかりにくくなっています。(※ これはアスパルテーム(会社のCEOは元国防総省長官ラムズフェルド)と同じ状況。アスパルテームは脳腫瘍を生じさせるとする論文が多数出されましたが、安全とする論文がアスパルテーム企業が援助する研究団体から多数提出されました。さらに悪いことに、メディアは安全だとする研究しか取り上げないので、いまだにアスパルテームは市場に出回っています。)

この状況のため以下のレビューを読むときはそのことを頭に入れて下さい!

ここでは信頼性を上げるために査読済みの論文3人の専門家から審査を受けて合格を獲得した学術論文)を主な情報源としてます(下線がある文字をクリック/タップすると論文が開きます)。以下はhealthlineサイトからのレビュー記事です。

中華料理店症候群

執筆者 (英文):Rose Kivi(2018年9月29日更新)
Natalie Butler, R.D., L.D.によって医学的にレビューされました


中華料理店症候群とは?

中華料理店症候群は、1960年代の時代遅れの言葉です。これは中華料理店で食事した後に起こる一連の症状のことです。今日ではMSG症候群として知られています。この症状には頭痛、皮膚の紅潮、発汗などがあります。

これらの症状はグルタミン酸ナトリウム(MSG)という食品添加物のせいにされることがよくあります。しかし脳神経外科医で「Excitotoxins:The Taste That Kills」の著者であるラッセル・ブレイロック博士からの数え切れないほどの証言と警告にもかかわらず、MSGと症状との関連を示す科学的証拠は少ないです。

米国食品医薬品局(FDA)は、MSGは安全と考えています。ほとんどの人にはMSGの入った食品は問題ないです。しかしごく一部の人でこの添加物は短期間で副作用があります。この論争のために、多くのレストランは食べ物にMSGを加えないことを宣伝しています。

グルタミン酸ナトリウム(MSG)とは?

MSGは食品の味を良くするために使う食品添加物です。品質が悪かったり新鮮でない食材を使用しても風味が損なわれないため、食品業界にとっては重要な添加物です。

MSGは主に遊離グルタミン酸、または食品に自然に存在するアミノ酸であるグルタミン酸で構成されています。糖蜜、でんぷん、サトウキビを発酵させて製造します。この発酵プロセスはワインやヨーグルトを作るためのプロセスに似ています。

FDAはMSGを「一般に安全と認められている」(GRAS)として分類しています。またFDAは塩と砂糖をGRASに分類しています。しかし食品業界による添加物の導入と使用に関してFDAが監視していないことについては論争があります。公益科学センター(CSPI) によると、多くのGRAS食品は安全性のための必要で厳しいテストを通過しません。

十分な研究によりFDAが分類を変えることを余儀なくされるまで、トランス脂肪はかつてGRASとされていました。MSGは中華料理だけでなく、ホットドッグやポテトチップスなど多くの加工食品にも添加されています。

FDAは食品にMSGを添加する企業に対し、パッケージの成分リストに表記することを義務付けています。これはMSGに弱いとわかっている人がいるためです。ただしMSGが自然に含まれているものもあるため、食品メーカーは原材料名にMSGが表記されない物を使う場合があります。もしMSGを避けたいなら、自己消化酵母、植物性タンパク質、酵母エキス、グルタミン酸、ゼラチン、大豆タンパク質分離物、大豆抽出物などの主要成分を除外します。

中華料理店症候群の症状

MSG入りの食品を食べてから2時間以内に症状が現れることがあります。症状は数時間から数日続くことがあります。一般的な症状は次のとおりです。
  • 頭痛
  • 発汗
  • 皮膚の紅潮
  • しびれや口の中での灼熱感
  • のどのしびれや灼熱感
  • 吐き気
  • 倦怠感
あまり一般的ではありませんが、アレルギー反応中に経験するような重度の生命を脅かす症状を経験する可能性があります。重度の症状には次のものがあります。
軽度の症状は治療を必要としません。ただし重度の症状が出た場合は、すぐに緊急治療室に行くか、911(日本は119)に電話する必要があります。

中華料理店症候群の原因は?

MSGがリストされた症状に関連していると考えている人がいますが、これは証明されていません。

中華料理やMSGの入った物を食べた後に病気になったら、MSGに敏感かもしれません。グルタミン酸塩が自然に多い食べ物にも弱い可能性もあります。

中華料理店症候群はどのように診断されますか?

医師は症状と食事摂取量を評価し、MSGに弱いかどうかを判断します。胸痛や呼吸困難などの重度の症状が見られる場合は、医師が心拍数をチェックし、心電図で心臓のリズムを分析し、気道が詰まっていないかどうか確認します。

中華料理店症候群はどのように治療されますか?

治療法は、症状の種類と重症度によって異なる場合があります。
一般的な症状の治療
軽度の場合治療は必要ありません。市販(OCT)の鎮痛剤で頭痛が和らぐことがあります。コップ数杯の水を飲むとMSGが出ていき、症状の持続期間が短くなる可能性があります。
重度の症状の治療
医師は呼吸困難、喉の腫れ、頻脈などの重篤な症状を緩和するために抗ヒスタミン薬を処方する場合があります。

MSGを含む食品を食べることはできますか?

2008年の肥満の研究では、体重増加とMSGの摂取をリンク付けているので、全体的な摂取量を最小限にすることがベストです。安全な量を医師に相談してください。MSGを含む食品を食べた後に重度の症状があれば、避ける必要があるかもしれません。ですから食品パッケージの原材料名を読んでください。レストランでメニューがMSGが入っていないかわからなければ尋ねてください。またグルタミン酸を多く含む食品に弱いようなら、グルタミン酸の多い食品を避けた特別な食事について医師または栄養士に相談してください。

症状が軽くても、好きな物を食べるのをやめる必要はありません。MSGを含む食品を少しだけにしても症状を軽減できる場合があります。

(上記の内容は2018年5月4日に最後に医学的にレビューされました。)


5つの情報源

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 ーーーーーー Healthline のレビュー、ここまで ーーーーーー



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