果糖ぶどう糖液糖などのフルクトース系甘味料は肝臓へダメージを与えるが1つの工夫で無害化できることが判明!【最新研究】

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果糖ぶどう糖液糖、米国ではハイフルクトースコンシロップと呼ばれますが、これには遺伝子組み換え食品(GMO)であるトウモロコシ(米国のトウモロコシの90%以上はGMO)から異性化という製法を使って作られた自然でないフルクトースがたくさん含まれています。

日本は米国からトウモロコシを年300万トン輸入していて、そのうち20%をハイフルクトースコンシロップの生産に当てています(英語Wikipediaより)。GMOの害がどれくらいあるかは研究されていませんが(研究しても論文に出ないように抑えられていると思います)、このたび米国フィラディルフィアの真面目なお医者さんたちがフルクトースの害について発表して下さいましたので情報をシェアします。

腸が正常に機能すればフルクトースによる肝臓へのダメージを防げる!

要約
フルクトースの摂りすぎでなぜ脂肪肝になるのか分かっていませんでしたが、実は小腸でフルクトースは代謝されており、多すぎて代謝しきれなかったフルクトースがそのまま肝臓に移行してしまっていたことで脂肪が生成され 脂肪肝になる ということがわかりました。さらにフルクトースの害は一気に摂らずに少しずつ分けて摂ると腸で代謝されて無害化されるということです。


これまで果糖ぶどう糖液糖がどうやって代謝されているか分かっていなかった

フルクトースは果物、野菜、蜂蜜に含まれる糖類の一種ですが、フルクトースや多くの加工食品に入っているハイフルクトースコーンシロップをどう代謝してるのかということは分かっていませんでした。
また、特にソフトドリンクなどフルクトースの過剰摂取は、 非アルコール性脂肪性肝疾患 肥満 糖尿病 との関連が研究で示されているのに、消費量は前世紀の100倍も増加しています。

ペンシルベニア大学のZoltan Arany教授は「フルクトースの摂取して、腸で最初に代謝されることで、フルクトースによる肝臓へのダメージを保護することになるのかもしれません。重要なのは、食べ物や飲み物を一気にではなく、ゆっくりと摂取することで、悪影響を減らせることも示しています。」

大量のフルクトースが肝臓に到達すると、肝臓は過剰なフルクトースを使用して脂肪を生成します。これは脂質生成と呼ばれるプロセスです。最終的に、フルクトースを過剰に摂取する人は、非アルコール性脂肪肝疾患を発症する可能性があります。これは、肝細胞に過剰な脂肪が蓄積される状態です。

フルクトースの過剰摂取は肝臓に毒かもしれません。大量のフルクトースが肝臓に到達してしまうと、肝臓は脂肪を作ってしまう作用があります脂質生成と呼ばれる)。日常的にフルクトースを過剰に摂取する人は 非アルコール性脂肪肝疾患 になる可能性があります。これは肝細胞に脂肪が多くなってしまうためです。

フルクトースを腸でリン酸化できれば肝臓に害をおよぼさない 😄

プリンストン大学の Joshua Rabinowitz のチームは、フルクトースをリン酸化する能力の高いケトヘキソキナーゼCKHK-C)という酵素を調べました。KHK-Cは肝臓でなく小腸に強く発現しています。遺伝子操作マウスの腸内でこの酵素を減らすと、マウスが高脂血症や脂肪肝になりました。逆にKHK-Cを増やすと、脂質の生成を減らすことがわかりました。そして腸がフルクトースを代謝できる割合(代謝速度)を知ることによって、フルクトースを安全に消化できる量を知る手がかりとなりました。
フルクトースを一気に摂らずに分けて摂れば無害化できる 😄
また45分間に同じ量のフルクトースを複数摂るのとは対照的に、同じ量のフルクトースを食べた時よりも飲んだ時とフルクトースのみを経口投与した時に、より強く脂質が生成されました。
つまり、フルクトースの摂取が腸の代謝できる能力を超えてしまうと、脂肪の生成を誘発することを示しています。加工食品が簡単に手に入る現代の状況では、フルクトースがメタボリックシンドローム起こしてしまいがちです。しかし腸の能力に合わせたゆっくりとした摂取などでフルクトースの害を軽減できます。

参考資料&文献

🔵 ペンシルベニア大学保健システム(Penn Medicine)のプレスリリース:The Gut Shields the Liver from Fructose-Induced Damage (Penn Medicine NEWS) June 29, 2020

🔵 The small intestine shields the liver from fructose-induced steatosis
Nature Metabolism, 2020/6/22

seigoの追記

ハイフルクトースコンシロップは日本では果糖ぶどう糖液糖などと表記され、一体なんの物質なのかはっきり分かりません。

意味は単に果糖とブドウ糖を混ぜた液体ですが、それが異性化という特別な方法をで作られていて自然な方法でないということが分かるように表示されていません。またその異性化して作られた糖はどのような害があるかはっきり分からないままなのです。

はっきり分からない以上、また黙って遺伝子組み換え食品を使っている以上、私たちは口にしない方が良いです。

やっかいなのは健康飲料(例えば乳酸菌飲料やヨーグルト)に果糖ぶどう糖液糖が混ぜられてしまっていることです。健康にいいと思って摂っているはずが、じつは不健康にさせられている可能性があることが、非常に残念なところです。

果糖ぶどう糖液糖についてはうちのサイトで別記事がありますのでご興味のあるかたはどうぞ 👇

安全な甘味料はどれ?

私はパン屋に生まれてお店の半分はお菓子が売っていたせいか、甘いもの大好きです。なので甘いものを食べれないときついので、砂糖や果糖ぶどう糖液糖の代わりになる健康な甘味料を探し続けています。

その中でここでは3つの優秀な甘味料をご紹介します。

1つ目はステビアなのですが、これは味が会社によっていろいろ違っ
第1位 ステビア(ブランド選定 要)
てきまして、一番私が美味しいと思ったのはKal製のステビアです。

KAL, シュア・ステビア天然エキス、3.5 oz (100 g)
(出展:https://jp.iherb.com

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KAL製 100g
約2,900円
→ 150名以上のレビュー

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ただ今はリンク切れのようです。見つけましたらリンクを張り直します。
このステビアは濃縮度も高く、米粒ほど入れるだけで甘くなりますので(砂糖の甘さの300倍くらい?)、結局 摂る量が少なくすむのが良いことなのかもしれません。
 
第2位 ココナッツシュガー
これは数年前からカリフォルニアで流行始めた体に触らない甘味料です。砂糖ほどは甘くはありませんが、これが一番砂糖の代わりに米国では使われています(ヘルシーショップで)。


生のココナッツ粉
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第3位 羅漢果(ブランド選定 要)
3つ目は羅漢果です。

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