北里柴三郎 – 数々の名言の意味とは?/野口英雄との関係は?

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北里柴三郎という人を知っていますか?一般の人にはなかなか馴染みがないかもしれませんが、医者を志す人ならば必ずといっていいほど知ってるでしょう。それだけ医学界で貢献してきた人物なのです。
北里柴三郎は2024年に千円札の新しい顔として登場します。千円札に載る程ですので、偉大な人物なのは間違いないです。そんな偉人の人には後世に伝えたい数々の名言があります。

今回は北里柴三郎が世に残した名言について紹介していきます。

北里柴三郎の数々の名言と意味

イメージ画像(出典:by akizou/写真AC)


どのような名言をこの世に残していったのでしょうか。

  [1] 「医者と坊主は、手足をそなえた一人前の人間の為すべき業ではありません。柴三郎、この世に生をうけてより、志は天下国家にあるのです。わたくしはそのためにこそ、ひたすら武を練り、文を学んで今日にいたりました。なんでいまさら便々と、本読み連中に加われましょうや」

これは北里博士が医者を志す前に言った言葉です。当初本人は医者になりたいと思わず、むしろそんな人達にはなりたくない!と言っています。時代は江戸から明治に変わった頃。天下国家の役に立ちたいと考え、その為に軍人になりたいという思いから出た言葉です。

  [2] 「医者の使命は病気を予防することにある」

病院には体調が優れない時にかかるもので、医者はその具合を調べて治すものとされています。もちろんこれに関して間違いではないですが、病気になる前に自分で病気にならないように予防しようという意味です。現代の医学では食生活、運動、と日常生活から気を配る事を推奨していますが、当時からそのような考え方を北里博士は持っていました。また、この発言をした時にはまだ医者ではなかったというのが驚きです。

  [3] 「医者の使命は病気を予防することにある」「君、人に熱と誠があれば何事も達成するよ。良く世の中が行き詰ったと言う人があるが、これは大いなる誤解である。世の中は決して行き詰らぬ。もし行き詰ったものがあるのならば、これは熱と誠がないからである。つまり行き詰りは本人自身で世の中行き詰るものではない。」

これは北里博士がとある人物に言った言葉です。北里博士自身が研究で悩んでいた頃、周囲からのサポートがあって成し遂げる事が出来た事から生まれた言葉です。
自分だけではなく、思いや考えを第3者にも伝え一人ではなく、協力していけばいいという意味になっています。偉大な功績を挙げた北里博士の言葉ですから重みが違ってくる言葉ですね。

北里柴三郎の功績は続いている

北里柴三郎像(出典: D:5さんによる写真ACからの写真)


北里博士の医学界での功績は素晴らしいものです。

裂傷風菌の純粋培養や血清療法の確立等々。もちろんこれらは十分な功績でもありますが、それだけでなく、後輩の育成にも貢献していました。

北里研究所で過ごした間に赤痢菌の発見者である「志賀潔」や当時は死の病とされていた梅毒の特効薬を作った「奏佐八郎」。現千円札のモデルで黄熱病の研究をしていた「野口英世」も弟子の一人です。北里博士は自分だけでなく、優秀な弟子を輩出してきた功績もあります。

また、名言の中にもあった「予防」するという事。これは現代の医学にも重要な部分であり、現代医学の礎を築いたと言っても過言ではないですね。

まとめ

偉人達が残した名言を見ることによって、心が救われる事があります。悩んでる時、困ってる時等に北里博士の言葉を思い浮かべると救われるかもしれないですね。

 

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