高放射線量のフクイチ原子炉内に多彩な生き物たちが・・・

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写真はイメージです(出展:titidsn / 写真AC)


「なんだ、あのマリモみたいなものは?」

去年から公開の原子炉内の映像を見て

東京工業大学地球生命研究所の丸山茂徳教授は調べたくなりました。

 

福島第一原子力発電所の2号機は、今年1月の調査で放射線量が毎時8シーベルトとわかりました。

人間が死んでしまうほどの高さです。

 

しかしそんな炉内には

細菌だけでなく藻やプランクトンなどの多細胞生物まで多彩に生きていることに教授は驚いたそうです。

金属部分についた緑色のものや平面の黄土色やオレンジのものはバイオフィルムという藻などの集合体です。よく川の岩などに張り付いてますよね。

ミネラルや金属イオンを食べて生きてます。

水の中に漂っているものもプランクトンやバイオフィルムの剥離編のようです。

これまで5000グレイ(ほぼ5000シーベルト)でもへっちゃらな

デイノコッカス・ラディオデュランス
(Deinococcus radiodurans)
「放射線に耐える奇妙な果実」という意味



という細菌が発見されています。この菌は放射線で遺伝子が壊れてもすぐ直してしまうという凄い能力を持っています。

細菌や藻やプランクトンなど多くの種類が遺伝子が壊れても直せたり、放射能に耐える能力を持てるということですよね。

つまり研究が進めば、人や動物も放射能に強くなれるのかもしれません。

まるでナウシカの世界のように、核を無毒化してくれる生き物がいるのでしょうね。

Seigo

参考資料:福島第一原発の原子炉のたまっている水に生命体 藻類など多細胞生物か

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