新型コロナとインフルエンザ徹底比較! インフルエンザワクチンは打ちましょう?【林修の今でしょ!講座】2020年9月8日

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テレビが新型コロナやインフルエンザのワクチンについて私たちにどのように伝えようとしているのか記録するために、要約をしておきました。

番組内容:意外と知らない新型コロナとインフルエンザの類似点や相違点、予防法の違いなど最新研究で徹底解消していくそうです。

今日の講師:
・佐藤昭裕 先生(日本感染症学会専門医 KARADA内科クリニック 五反田院長)
・水野泰孝 先生(日本感染症学会専門医 グルーバルヘルスケアクリニック院長)


コロナとインフルに同時にかかることはあるのか?

佐藤昭裕先生も水野泰孝先生も可能性はあると答えました。

調査結果
スタンフォード大学のデータでは新型コロナ患者116人のうち約20%がインフルエンザを含む別のウイルスに同時感染していたとを確認

同時にかかると、肺にダメージをうけた後でインフルエンザウイルスが入ってくると肺炎を引き起こす可能性もあります。診断も難しくなるし、1つの感染症を診断するともう1つの感染症は診断しないことがあるとのこと。積極的に見つけにいかないと重複感染をみつけるのは難しい。

同時にかかるとどんな症状がでる

水野先生:新型コロナ感染はかかった後でも症状が長く続くことが分かっていて、特にだるさやいきぐるしさがかなり長く続きます。軽症でもこういう症状が続くと言われています。そういった肺などにダメージがあるところにインフルエンザに感染すると肺炎を起こし重症化する可能性があります。

新型コロナの後遺症があるときに別の感染症にかかってしまうと、本来なら軽く治るところが時間がかかってしまう可能性もありまd嗅覚す。

新型コロナとインフルエンザが同時に感染する原因はなに?

感染の仕方は新型コロナとインフルエンザで同じです(飛沫感染と接触感染)。 同じ飛沫感染なので人から離れてれば離れているほどいいのです。

スーパーコンピューター「富岳」を使いマスクの素材によって飛沫の拡散にどれだけ差があるのか検証しました。不織布は飛沫の約8割を抑えた。ポリエステルや綿でも7割以上の飛沫を抑えた。インフルエンザウイルスは布や紙で2~8時間生き残る。表面がつるつるしているものでは48時間。新型コロナウイルスはプラスチックの上では72時間 生き残ったデータがある。感染のピークは新型コロナの場合、発症前から他の人にうつしてしまう。インフルエンザは症状が出てからうつすと言われている。インフルエンザの場合、症状があると基本的に家で休むので、人と接触する機会が少なくなる。新型コロナは症状が出る前から人にうつすので、次々に人に感染させてしまう。新型コロナは無症状や軽症人たちから50%ほど感染させている。死亡例を比較すると、インフルエンザは2019年1月から8月までで1571人。新型コロナは9月7日までで1363人。無症状でもマスクをすることが大切。

新型コロナとインフルエンザを症状から見分けることができるか?

佐藤昭裕先生も水野泰孝先生も見分けるのは難しいと解答しました。

新型コロナとインフルエンザの症状を比較しました。大きな違いは新型コロナでは味覚・嗅覚障害がでます。インフルエンザの方が熱やせき、のどの痛みなど症状が激しいです。最近のコロナ患者は熱がすぐ下がり、さらに味覚・嗅覚障害のみの人だけもいます。インフルエンザで味覚障害がでる人はほぼいないという。味覚・嗅覚障害がある人に検査をした結果ほぼ陽性でした。新型コロナとインフルの検査は今は同時にすることは出来ません。新型コロナの抗原検査は感染するリスクを伴うため検査ができる医療機関が少ないのが課題となっている。

致死率の違いは?

新型コロナの致死率約3%インフルエンザ0.1%以下。症状の持続は新型コロナは2~3週間インフルエンザは3~7日間です

症状の特徴

水野先生:新型コロナは血管炎を起こすと言われています。血管炎を起こすと血の塊ができて、それが破裂すると血栓ができます。それが心臓に飛ぶと心筋梗塞、脳に飛ぶと脳梗塞になります。つまり突然死を起こす可能性があります。そういったことで致死率が上がっている理由になると考えられます。

seigoの追記:ウイルスが血液に入るとのは肺炎が進んだときなど、かなり症状が進んでウイルスが体内で増えてしまったときだと考えられます。その増える前に、アビガンなどのウイルスの増殖を抑える薬を飲まなくてはいけないが(白木先生は症状が出てから6日以内に服用をスタートするようにおっしゃっております〔8月30日のYouTubeで解説しました〕が、そのような治療をしている病院はほとんどありません。困ったものです。

水野先生:インフルエンザは子どもがかかりやすいです(0〜14歳が60%を占める)が、大人はインフルエンザウイルスに感染する回数が多いので何かしらの抗体をもっている可能性があります。糖尿病など血糖値が高い人は感染症にかかりやすいと言われています。流行ピークは、インフルエンザだと1月下旬〜2月中旬。新型コロナは1年中の可能性があります。

インフルエンザはなぜ冬だけ流行する?

インフルエンザウイルスは1年中存在しているが感想と低温の環境で活性化しやすいので冬に流行るということです。

新型コロナとインフルエンザの違い(まとめ)

新型コロナ インフルエンザ
致死率 約3% 0.1%以下
症状の持続期間 2~3週間だるさや息苦しさがかなり長く続く 3~7日間
流行ピーク 1年中の可能性 1月下旬〜2月中旬
予防方・薬 予防接種&治療薬がない 予防接種&治療薬がある

インフルエンザワクチンは新型コロナに影響はある?

水野泰孝先生は合併症の重症化は避けられるかもしれませんと解答。佐藤昭裕先生は影響はあるでしょうと解答。

インフルエンザと新型コロナは全く別物なので単純に考えれば効果は期待できないが万が一、合併症が起こった場合、合併症の重症化はある程度避けられるかもしれない。ブラジルの研究ではインフルエンザのワクチンを打った人は新型コロナの死亡リスクが約17%減ったという報告もある(査読前の論文。つまり専門家による審査を受けていない論文を佐藤先生が紹介)。少なくともマイナスの影響はないという。

インフルエンザの予防接種は早めに受けたほうがいいと先生方は言われました。今年は10月1日にワクチンの接種が開始される予定になっています。インフルエンザワクチンは5~6ヵ月の間効果が持続します。しかし今年は、高齢者などを優先に接種する可能性が高いです。予防接種は内科だけでなく取り扱っていれば眼科などでも受けれる病院があります。

コロナ感染者で後遺症がある人は予防接種は打てない!?

コロナ感染者で後遺症がある人は、予防接種は打てない可能性があります。予防接種は健康な状態じゃないと受けることが出来ない。1人1人が感染症対策をしている今年はインフルエンザ流行の可能性が低いかもしれない。

seigoの補足:獲得免疫の考え方では、一度かかった新型コロナに感染して症状が出た人は抗体を持っているので次の感染には抵抗性があるはずです。たとえ抗体値が落ちたとしても、すぐに復活する(抗体が増えて抵抗性がでる)と京大の上久保靖彦 特定教授がおっしゃっておりました(YouTube-小川榮太郎インタビューより)。


予防法&対処法に違いはあるの?

新型コロナとインフルエンザ、予防法と対処法に違いはあるのか?という質問に対して、佐藤昭裕先生も水野泰孝先生も「マスク・手洗い」と解答。

そのほかに3密を避ける必要があるとのこと。うがいは感染予防にメリットがあるという報告はなく、うがいで喉の粘膜が潤い口の中の菌を減らすことは効果はあるが、だからといって感染症が少なくなったという根拠はないとのこと。インフルエンザウイルスは喉に付着してから数分から20分で体内に吸収されてしまう。

seigoの補足:医師の大谷先生が、外来を診ている間の感染予防についてやり方を披露しておりましたが、その方法が20分おきに緑茶を飲むことでした(大谷義夫先生「教えてもらう前と後」TBSより, 2020/01/21)。お医者さんがインフルの感染予防のために、していました。最近の論文では緑茶のカテキンが新型コロナの感染予防に役立つという結果が出てきているので、20分おきに緑茶で軽くうがいをすることはやってみる価値はありそうですね 👍 (緑茶を飲むことは、新型コロナは腸に感染しやすいことがわかっているのであまりしたくない感じです。うがいなら口から外に出してしまうので良いかも知れません。)

seigoの補足2:予防法・対処法として「マスク・手洗い」を上げていましたが、新型コロナの場合は狭い部屋(便所やエレベーター内)では目からの感染も心配されるので花粉症用メガネなど着用が、そのような場所で必要です。

seigoの補足3:手洗いの仕方ですが、以前の回ではアルコールよりハンドソープを勧めていたのですが、今回はアルコール(70〜80%)を手にダイレクトにつけている映像を流して、手に優しくない方法を勧めていました。これでは手が炎症を起こせばそこからタイレクトに感染してしまいます。ハンドソープ30秒のほうがいいでしょう。

 

新型コロナ「2類」相当からの扱いの見直しで何が変わる?

感染症法に基づく分類(出典:林修の今でしょ!講座・テレビ朝日)厚生労働省のページへのリンクは本文にあり


 

10月意向、保健所などを介さず医療機関に直接連絡して新型コロナとインフルエンザの検査を受けれるようにすると発表がありました。日本では感染症の危険度が最も高いもが1類の分類されています(感染症法に基づく分類)〔公式のデータはこちら → 厚生労働省「感染症の範囲及び類型について」 PDF書類〕。

佐藤先生: 新型コロナは指定感染症に認定されていますが、実際は上の分類ではどこにも属していません。 強いて言えば1類か2類かの位置づけです。これを5類相当に落とすことが検討されています。1類はエボラやペスト。インフルエンザは5類。5類は公費負担もなければ、無症状者への適用などもありません。コロナを5類にさげると感染者の追跡をしなくなってしまうので今以上に感染が広まるリスクがでてきます。2類は行政の負担がとても大きいので2類のままだと医療崩壊につながる可能性も出てきます。
指定感染症とは
新たな感染症への対策を法に基づき原則1年の制限付きで運用できるカテゴリ。新型コロナは現状、今年2月7日〜来年2月6日までが期限。期限中は状況に状況に応じて様々な措置がとれる。

seigoの補足:冬に新型コロナの強毒型が来る可能性があると多くの医療従事者が言っておりますので、2類のままでいいとではないかと思いますが。アビガンが自由に使えて、予防薬として医療従事者に行き渡る環境であれば、(風邪の扱いに近くなるので)5類扱いでも可能かもというところでしょう。


モノクローナル抗体は特効薬になりうる?

モノクローナル抗体は様々なウイルスを攻撃する抗体を人工的に増やしたものとのこと。ウイルスに感染し回復した人の血液から、そのウイルスを攻撃する特定の抗体をつくる免疫細胞を選びだし、遺伝情報を取り出して他の細胞に入れ増やすというもの。モノクローナル抗体について水野泰孝先生はかなり効果は期待できると思うと解答しました。

佐藤昭裕先生も期待はしているとのこと。アビガンは日本国内の試験ではあまり結果はでなかったとのこと。レムデシビルは治る期間が早くなるという研究結果が出ています。ステロイドもWHOが重症の感染者にはつかったほうがいいのではないかと言っています。血栓の予防薬投与もすでにされています。特効薬「これがあれば大丈夫」というものが現時点ではないので、これまである既存のしっかり効果が認められている薬をいくつか合わせて治療していくことになります。

国によって新型コロナの感染力も違う?

現在分かっているのは中国とニューヨークでは若干異なっているとのこと。東京で流行しているのは海外で流行しているものより、若干毒性が低いという説が有力。SARSやMARSはどう収束したのか説明。MARSはまだ終わっていません。SARSは2002年に広東省から始まって、強い症状がでてから感染が起きたので封じ込めは新型コロナより優しかった。ワクチンが開発予定だったが、SARS自体が消えてしまったので、開発途上でそのままになっています。なぜそこまで短期間で収束できたかは分かっていません。

seigoの追記:は〜、情けない。ワクチンの開発が上手くいかない理由は、尾見先生や多くの大先生が説明されていますね。それもテレビで隠してしまうとは・・・恐るべしテレビの『報道しない自由』・・・


この番組の言いたいこと

インフルエンザと新型コロナの両方にかかることがあり、重症化するかも知れないので、10月からのインフルエンザワクチンは打ったほうがいいとのことでした。眼科でも打てるとも念を押して推奨してました。

seigoの追記米国では多くの人がインフルエンザワクチンを打っていますが、去年はインフルエンザ感染者と死亡者が激増してしまいました。この理由が説明されないと、人々は積極的になれないでしょう。


番組概要(林修の今でしょ!講座・テレビ朝日による)

◇番組内容
今年は要注意「新型コロナとインフルエンザの意外な関係」まもなくインフルエンザが流行する時期が到来。コロナとともに暮らしの中でどうダブル対処していけばいいのか?意外と知らないコロナとインフルの類似点や相違点、予防法の違いなど最新研究で徹底解消していく!Qコロナとインフル同時にかかる事はある?Qコロナとインフルは感染した場合見分けがつく?Qインフルエンザのワクチンには多少なりともコロナの影響はある?

◇出演者
【MC】林修
【副担任】斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
【講師】福山貴昭/佐藤昭裕 水野泰孝
【学友】伊沢拓司 伊集院光 高畑淳子 山之内すず 那須雄登(美 少年)

◇おしらせ
☆番組HP https://www.tv-asahi.co.jp/imadesho/

この番組は、テレビ朝日が選んだ『青少年に見てもらいたい番組』です。

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