便秘のために新しい訓練法と薬はこれ!/日本ウンコ学会の「うんコレ」アプリはここ【NHK ガッテン !】
NHK ガッテン!
『2017年に専門家が発表、最新!便秘対策とは』
本放送:2018年3月14日(水)午後7時30分
再放送:2018年3月24日(土)午前0時10分
この記事のもくじ
昨年「便秘診療ガイドライン」が医師から始めて発表されました
- ガイドラインはネットから購入できますが、硬い本(やわらかくない )だそうです ↓
最新情報では便秘は2種類に分類されています
➡ お通じが4日い1回など回数が減るタイプ(今までの一般的な便秘)
排便困難型は今まで知られておりませんでしたが、医学の進歩によりそのような患者さんが認識され対応がはかられるようになってきました。
そこで今回は排便困難型の改善法を主にお伝えしていきます。
排便困難型 – 家での対策(2つの方法を組み合わせる)
恥骨直腸筋(ちこつちょくちょうきん、肛門の周りの筋肉;この言葉は分かりづらいのでこのページでは「肛門筋」と呼ぶことにします)を閉め上げる訓練をする。
(肛門筋は何回も締め上げているうちに筋肉が疲労し、そのうち疲れて緩むのを利用した排便法になります)
(1)肛門の周りの筋肉をコントロールする訓練
・次に「肛門筋」を緩める(5秒間)
⭐ これを1日に10~20セットくらい行い、1ヵ月ほどやり続けて様子をみます
(2)便の出やすい姿勢
理由:前屈みになると「肛門筋」が緩みやすく、直腸もまっすぐになり排便しやすくなることが実証されています。
そして上記2つの方法を組み合わせて排便に挑戦です:
-
この「考える人」の格好で、先ほどの「肛門筋」を疲れさせるためにギューっと引き上げる。
-
次にふーっと力を抜いて緩めたときに、おなかに力をいれてお通じを出す。
⭐ この方法によって排便困難型の人でも6~7割の人は改善するそうです。
■ 髙野正太先生の発表された英語論文はこちらです。
著者:Takano S, Sands DR.
ジェーナル:Tech Coloproctol. 2016 Feb;20(2):117-21
バイオフィードバック療法
- 排便困難型を改善するもう一つの方法で、目で確認しながら肛門を緩める感覚を身につける治療法です。
- 実際には細長い圧力測定器を肛門から挿入し、患者さんはモニターを見ながら自分の圧力(直腸と肛門の2ヵ所の圧力)を確認することによって正しい圧力のかけ方を訓練する方法。
- ジョージア医科大学では、困難型便秘の8割の患者さんが改善しているそうです!
- しかし日本では保険適用ではなく、一部の病院でしか受けられないそうでうす。
バイオフィードバック療法が可能な病院
- 髙野病院
- くるめ病院(8年前のH22年4月21日放送 NHK「ためしてガッテン ~頑固な便秘が治った!腸スッキリ最新対策術」で取材を受けました。)
-
指扇病院 指扇療養病院|排便機能センター
- 山王病院
-
JCHO東京山手メディカルセンター
「便秘診療ガイドライン」にのっている新しいタイプの薬の説明
- 介護施設に住む高齢者はこの新しい薬に喜びの声を上げています!
- 運動不足や大腸の働きの低下により便秘が激増しているそうです。
- 施設ではほぼ全員が便秘の症状がありました。
- そんな中、新しい便秘の薬が好評を得ています ↓
主な便秘薬の種類
- 新しいタイプの薬は小腸に作用して水を腸内へ分泌させ、便をやわらかくすることで排出しやすくさせています。
- 刺激性の薬は一週間くらい使ってやめるくらいなら大丈夫。旅行にい行って便が出なくなってしまう人におすすめ。
- 浸透圧性の薬は長期間飲むとマグネシウムが体にたまって神経症状を起こすことがあるそうです。《著者補足:自然に治す「甲田療法」ではスイマグ(水酸化マグネシウム)が使われるのは知る人ぞ知る情報です》
ウンコ学会の情報
Tweets by unkogakkaiSeigoの追記
私は食事の前にサラダやグリーンスムージー(フルーツなし)をとるようになってから、一切便秘をしなくなりました。
朝起きるとすぐに出て快便です!
食前にサラダを食べていなかった15年前は、2~3日に一度しかでず硬い便でした。臭いもありました。
生野菜をたくさんとると便の匂いもしなくなり、出やすくて、本当に快適ですよ!
それでは皆さんも、便秘とは無縁の気持ちいい日々を過ごしてしまいましょう!
Seigo
リンク:
NHK ガッテン(便意はあるのに出ない!?便秘の新タイプ解消SP、2018年3月14日)
20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
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