新型コロナウイルスを疑う症状がでたらどうしたらいい? 相談窓口は?

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どのような症状だと新型コロナウイルスに感染の疑いになるでしょうか?

そしてもし疑いが出たらどこに相談すればいいのでしょうか?

厚生労働省が2020年2月17日に発表した指針をもとに情報をまとめました。

新型コロナウイルスはどんな症状?

新型コロナウイルスの症状は、ほとんどの人が(82%)軽症です。以下がWHOが出しているデータです。
新型コロナウイルスによる症状(WHO)
軽症 82%
重症 15%
重篤 3%
多くが軽症で治る患者とされていますが、流行が広がり患者の数が増えると重症になる方も多く見られるようになります。

主な症状

新型コロナウイルスに罹ったときの主な症状
● 咳
● くしゃみ
● 鼻水
● 喉のいたみ
● 体のだるさ
● 発熱

症状はいわゆる風邪の症状と似ています。

 最新情報  どんな症状で相談・受診? 国が示した目安(2020年2月17日)

通常の目安

  • かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている人
  • 解熱剤を飲み続けなければならない人
  • 強いだるさや息苦しさがある人(→ こういう症状が出ている人は4日を待たずに連絡

このような症状がある人は、全国の都道府県にある「帰国者・接触者相談センター」に相談するよう呼びかけています。

全国の「帰国者・接触者相談センター」 厚生労働省HP(別のページへジャンプします)


早めの相談が必要な人

次の人たちは、重症化しやすいため、目安として示した症状が2日程度続く場合、「帰国者・接触者相談センター」に相談するよう呼びかけています。


  • 高齢者
  • 糖尿病心不全呼吸器疾患の基礎疾患がある人
  • 透析を受けている人
  • 免疫抑制剤抗がん剤を使用している人
  • 妊婦については念のため重症化しやすい人と同様に早めに相談を

全国の「帰国者・接触者相談センター」 厚生労働省HP(別のページへジャンプします)

子どもについては現時点で重症化しやすいという報告はないとして、目安どおりの対応をするよう呼びかけています。


新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター

各都道府県が公表している、帰国者・接触者相談センターのリンクをまとめました。(令和2年2月13日時点版)

北海道
青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県
新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県
岐阜県 静岡県 愛知県 三重県
滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県
鳥取県 島根県 岡山県 広島県(リンク切れ) 山口県
徳島県 香川県 愛媛県 高知県
福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県
宮崎県 鹿児島県 沖縄県


※ なお、新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談を行いたい方は都道府県等が設置している電話相談窓口へご相談下さい。

【PDF書類について】PDFファイルを見るためには、Adobe Readerというソフトが必要です。Adobe Readerは無料で配布されていますので、こちらからダウンロードしてください。

参考資料:厚生労働省「新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター」← 最新のリンクはこちらへ

医療機関を受診する際の注意点は?

  • 「帰国者・接触者相談センター」に相談したあと、「帰国者・接触者相談センター」から受診を勧められた医療機関を受診する
  • 複数の医療機関を受診するのは控える
  • 医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか手洗いやせきエチケットを徹底する

厚生労働省は、「現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザなどの心配があるときには通常と同様にかかりつけ医などに相談してほしい」としています。


新型コロナウイルス 特徴や気をつけることは?

厚生労働省は、新型コロナウイルスの特徴や、感染を防ぐためのいくつかの対策をホームページ上で示しています。

厚生労働省>感染症情報


新型コロナウイルスの特徴

  • ウイルス性の風邪の一種
  • 発熱やのどの痛み、せきが1週間前後続くことが多い
  • 強いだるさを訴える人が多い
  • くしゃみやせきなどによる飛まつ感染と接触感染によってうつると言われている
  • 高齢者や基礎疾患のある人は特に重症化しやすく、死亡例も確認されているので注意が必要

日常生活で気をつけること

  • 石けんやアルコール消毒液などを使った手洗い
  • せきやくしゃみをする際のエチケットを守ること(ひじの内側でくしゃみをして飛沫を広げない)
  • 持病がある人や高齢者はできるかぎり人混みを避けること
  • 発熱などかぜの症状が見られる時は学校や会社を休むこと

厚生労働省 相談窓口

自分の症状への不安など、一般的な問い合わせがある場合は、厚生労働省の相談窓口に、電話するよう呼びかけています。

電話番号はフリーダイヤルで
0120-565653

相談は午前9時から午後9時まで毎日受け付けています。

FAXは
03-3595-2756


参考資料

・NHKニュース7 (2020年2月16日 19:00〜19:30、2020年2月17日 19:00〜19:30)

Seigoの追記

解熱剤や咳止め薬をオススメしない理由

もし熱や咳などがでたら解熱剤や咳止めなどは飲まず、無理せず休んだ方がいいでしょう。

解熱剤や咳止めは免疫力を下げてしまうことがあるからです(米国の医師:Dr. IgarashiのYouTube動画「風邪ひいた・・・ひょっとしてコロナウイルス?って思ったら」)。

例として和歌山県の病院で感染した先生は、初期に熱が出で解熱剤を飲んで仕事を続けていました。

そのときは感染しているのに気づかず働いていましたが、後から同僚に感染させてしまっていたことが発覚しました。そしてその先生はその後、重症化してしまいました。

これからの教訓は、最初の初期症状のうちに解熱剤を飲んで免疫力を下げてしまうことは絶対に避け(対症療法の薬は避け)、自然治癒力を高めるような(体を温めて)ゆっくり休むことが大切だと思います。

予防としては、1日1〜2つの納豆が免疫力を高めるのに特に有効なようです(納豆1日3つは逆に腸内細菌のバランスを乱すので注意。)

最後に外出するときはマスクの他に目を飛沫から守るメガネ(花粉症対策用メガネなど)が必要でしょう。

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