正月はなぜめでたいのか? 理由を竹田恒泰先生が解説

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12月27日の竹田恒泰さんの『虎ノ門ユース』の「虎ディショナル談話」のコーナーで、お正月についてとても興味深いお話がありましたのでご紹介させていただきます。

アンケート:お正月はなぜめでたいと思いますか?

アンケート結果

一年の最初の日だから 69.1%
一が並んでいるから  7.5%
初詣に出かけるから  11.9%
お雑煮を食べるから  11.5%

・・・と一年の最初だからめでたいというのが七割です。

ではなぜ一年の最初はめでたいのでしょうか?

例えば昇進や出産はめでたいですが、なぜ一年の最初が?

つまりお正月のめでたいだけ異質なんです。

しかも強烈にお祝いするじゃないですか。

365日経つと同じ場所に戻ってくるのが、何がめでたいんですか?

正月に数百回はおめでとうと言いますが、何がどうめでたいのか誰も言えません。

そこで私は調べたんです。相当時間かけて。

わかったとき愕然としました。

その衝撃の答えは・・・

答え:「正月は何もめでたくない」

お正月は実は論理的にも意味的にも何にもめでたく何のです。
にもかかわらず、
おめでとう!
とみんなでいうところが重要なのです。

一年の計は元旦にありと言いますが、
言霊というのがあり否定的な言葉を話すとエネルギーのレベルが下がってきます。
ですが「今年はきっといい年になるよ」などと演技のいい言葉を口にすると、エネルギーが上がり運気が高くなります。

昔は長いところで一ヶ月、最近は鏡開きまで15日の小正月まで、7日か3が日でもいいですが、その間運気の高い状態で過ごしきればそれが1年間持続すると考えられるわけです。


だから「やってらんねーよ」とか言ってると一年間棒に振ってしまいます。
転んでも「おめでとう!」と。
何があっても試されているわけです。

そして言葉だけでなくおめでたいものを食べるのです。
黒豆:まめまめしくなる
数の子:子沢山
えび:腰が曲がってヒゲが長くなるほど長生きする
たい:おめでたい

それで掃除をして運気を高めることで身を固めるのです。
下着やシーツも新しくしたり、神社に行くとか、エネルギーを高めるわけです。

運気を高めることをお正月の間持続することで、その家は1年間いい年になると信じられています。

なので正月はめでたくなくてもめでたいという”義務”があるんです。

だからおめでたいことをたくさんして運気を高めることが大切です。
だからこそ正月を迎える準備も大切で、年末の大掃除で年神様をお迎えします。

年神様の目印に門松を立てます。
お餅は年神様がそこに宿るということで、お酒をあげて年神様が気持ちよく家の中で過ごされるようにすれば1年間オッケーです。

このことはどこにも書いてないですが、宮中の作法で分かりました。
宮中は年中 ”正月状態” です。
もし陛下の状態が汚れたら日本中が汚れ不幸になると信じられてきました。
だから宮中では年間を通じて縁起の悪い言葉は話してはいけません。
宮中言葉は死ぬって言わずに上がるといい、終わるではなくお開き、血は汗と言います。
縁起の悪い言葉は全部縁起のいい言葉に置き換えます。

Seigoの追記

宮中では一年中ネガティブな言葉を使ってはいけないということを実践していてすごいです。

お正月・・・実はめでたくないのにめでたいとポジティブに生活するという、言霊を大切にする日本ならではのイベントだったんですね!

ポジティブに過ごすことは健康で楽しく長生きに過ごす一番の秘訣です。

それと・・・やっぱり掃除も大切なんですね。

それでは皆さんもネガティブを払い落として、新たにポジティブな言動を心がけて素敵な一年になりますように!

 

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