生野菜をよく洗わないと命を落とす危険性あり!ある線虫が原因、沖縄で死亡例もあり

健康増進

暖かくなって生野菜がますます美味しい季節になってきますが、今日は野菜を良く洗わないと大変なことになるというかなり怖いお話です。

寄生虫である広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)が人の体に入ると中枢神経へ移動し人を死に至らしめることがある

広東住血線虫の成虫。バーの長さは1mm。(出展:Wikimedia Commons)

写真は成虫ですが、幼虫は1mmの半分くらいしかないのでほとんど見えません。

なので野菜についていたりすると食べてしまっても気づかないわけです。


この線虫が体に入るとどんな症状がでる?

激しい頭痛
発熱
顔面麻痺
四肢麻痺
昏睡
痙攣(けいれん)
神経異常などの髄膜脳炎
(体に入って約2週間後から症状がでる)


どこにいるか?

広東住血線虫という寄生虫は通常ネズミやラットを媒介して広がります

しかし中間媒体としてカタツムリやナメクジに寄生します

日本ではネズミやラットを食べる人はいないと思いますが、カタツムリやナメクジに触れたり、それらが這ってついた粘液付きの生野菜を食べしまうことはあるかもしれません

平成12年に亡くなった沖縄で女児の例はなにを媒介して感染したかは不明でが、何らかに理由で体に入り込み広東住血線虫が中枢神経系で増えてしまったのでしょう。

私は小さいときはカタツムリを手に載せて遊びましたが、九州を含む琉球地方で問題となっているカタツムリは2.5〜8センチメートルくらいのすこし大きいカタツムリで、もしそれを見つけたら触るのは避けたほうがよいでしょう。

もし触ってしまったら洗剤を使ってよく洗う必要があります。


参考資料:沖縄で女児(7歳)の死亡例の情報を含む

広東住血線虫」( 愛知県衛生研究所 )


広東住血線虫の生息地域

  • 日本全国の港湾などのネズミの体内寄生
  • 九州、沖縄本島や宮古島、石垣島や奄美大島に生息するアフリカマイマイに寄生
  • 米国(ハワイ、フロリダ)、アフリカ、ブラジル(アフリカらからエスカルゴを経由で入った)、オーストラリア、カリブ海諸国

ハワイのニュースでも警告が!(2018年4月19日)

生野菜の好きな米国人、夏もたくさんベジタブルを食べようとしている人も多いでしょう。

しかしカタツムリやナメクジが這ったかもしれないベジタブルはよく洗うか火を通さないとたいへん危険であるとニュースは警告しています

Six cases of rat lungworm reported on Maui (The Maui News, April 19, 2018)

このカタツムリを見たら注意!


アフリカマイマイ:成貝の殻径が7~8cm、殻高が20cm近くに達するものもある。出展:By Sonel.SA – Own work, CC BY-SA 3.0, Wikipedia Commons



スクミリンゴガイ:オスは殻高2.5cm、メスは3.0cmが性成熟した個体で、成体は殻高5~8cmに達する。出展:Wikipedia Commons


九州から琉球地方にいるアフリカマイマイやスクミリンゴガイは広東住血線虫が寄生している可能性が高いので注意。


治療方法

治療法はなく、対症療法で症状をやわらげるしかないそうです。

プレドニゾロンを40~60mg/日投与し、数週間後に減量するのがよいとされています。

参考資料:広東住血線虫症とは(国立感染症研究所)

知識:広東住血線虫がは人に寄生して1ヵ月以上は生存できないそうです。
死んだ広東住血線虫はとけて体外に排出されます。(NAVER まとめ


Seigoの追記

ここで気をつけないといけないのは外食をする場合です。

レストランによっては生野菜を見た目がキレイだからといってあまり洗わないで出す場合が多いことです。

なので暖かくなって南(特に九州、沖縄、海外ではハワイやフロリダ、ブラジルそしてアフリカ)へ旅に行ってホテルやレストランで生野菜やスムージーを召し上がるときは要注意です。

もしかしたら生はあきらめて火を通したものを食べたほうがいいのかもしれません。

生は体にいいんですけどねー。

事故のない旅を願っております。

Seigo


参考文献

20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってました。

アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。

巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません

またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです

皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう

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