故・安保徹先生の高血圧症に対するご見解: 降圧剤による脳梗塞やボケ

健康情報

安保先生のご著書「安保徹のやさしい解体新書」からの抜粋です。

安保先生の高血圧症に対するご意見

(以下は『安保徹のやさしい解体新書』「第三章 病気と生活習慣・高血圧症」84〜90ページからの抜粋)


医者から高血圧と言われ血圧降下剤を飲むと脳梗塞に・・・

降下剤を使うと血圧が下がりすぎて脳の血流が停滞し、血栓が脳に詰まると脳梗塞、心臓に詰まると心筋梗塞、肺に詰まるとエコノミー症候群になります

降圧剤を飲まなければ認知症も脳梗塞も防げます。

昭和40年頃は暖房もそんなに普及しておらず、寒さの中で働かなくてはならず、そういう人たちは自然と血圧が高くなりました。

昭和47年頃の高血圧の基準は180 以上でした。

しかし次第に暖房が普及すると人々の血圧は下がっていきました。

血圧が180以上の人はほとんどいなくなり、このままでは高血圧学会は存在する意味が無くなってしまうので、基準を160に下げました(昭和60年頃)。

平成に入るとほとんどが機械化され過酷な肉体労働はなくなっていきました。

すると血圧160の人がいなくなってしまったので学会は再度基準を140に下げてさらに130を高血圧予備軍として問題視を始めました。

この基準では集中力があって頑張る人はみんな血圧が異常になり、軒並み病人にされてしまいます。

(現在の)基準値の決め方は問題です。

しかも、日本人に多い本態性高血圧症は原因不明とされています。

原因がわからないから、お医者さんはなぜ高血圧になるかは一切考える必要はないという流れになっています。

だから短絡的に考えた結論が降圧剤を出すことでした。

しかし血圧が上昇するのは身を守る反応ゆえです。

必要があって血圧を一生懸命上げて体のすみずみにまで血液が流れるようにしてくれています。

血圧は1種類の薬で抑えられるような弱い働きではなく、3~4種類使ってやっと効き始めます。

体が意味があって血圧を上げているので血圧の薬が効かないうちは正常を保っていますが、薬が効き始めると血流障害が起きてガックリなることもあります。

[結論] 血圧が高いと良いとか悪いではなく、自律神経が体全体を見て微妙な調整をしている結果なのです。

体の仕組みはすべてそれぞれの人生や進化の流れを背負い微妙に調節をしています。

人為的に手出しをして調整する世界ではありません。


安保先生の降圧剤に対するご意見

脳梗塞を引き起こす降圧剤
高血圧が悪者になったのは、 脳出血 を起こすことからです。

脳出血 血圧が高すぎて起こるガンバリ病です。脳の動脈の一部が破れて脳の中にあふれた血液が塊をつくり、周りの脳の組織を圧迫します。寒さと過酷な肉体労働が原因の病気でした。

ところが、昭和55年頃からは脳出血の人よりも脳梗塞の人が多くなり逆転しました。今は楽な世の中になり、塩分控えめの食生活降圧剤の使用お年寄りが介護施設で 脳梗塞 を起こす 脳梗塞時代 」になっています。

いまだに塩分のとり過ぎは高血圧から脳出血につながるイメージが抜けきれていません。塩分がないと、血圧が下がり、体は冷えてしまいます。降圧剤を使うと、血圧が下がり過ぎて、脳の血流が停滞し、血栓が脳に詰まると 脳梗塞 、腎臓に詰まると 心筋梗塞 、肺に詰まると エコノミー症候群 になります。

降圧剤を飲まなければ 認知症 脳梗塞 も防げます。

引用資料:『安保徹のやさしい解体新書』実業之日本社、2014年、91ページより


ネットで入手可能な故・安保徹先生のご著書


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