Apple Card(チタン製)はカッコイイが添加物のチタンは癌を引き起こしかねない!? (シドニー大最新研究)

ニュース/レビュー

オーストラリアのシドニー大学がマヨネーズなどに入っている添加物「酸化チタン」にはナノ粒子が含まれていて、それが腸内細菌を乱し最悪の場合は大腸がんを発症する可能性があると発表しました。

この論文はすでに5月に発表されていますが、日本では全く報道されていないようなので、ここでは英語ニュースを翻訳してご紹介します。

シドニー大学はこの研究結果を論文に発表し、またレビュー記事(英文)を大学サイトにリリースしました。今回はそのレビュー記事を翻訳しました。(翻訳のプロではないので読みづらかったらすみません m(_ _)m )

また発表された論文はオープンアクセスですので、どなたでも無料で論文の全文が閲覧できます!(ただし英語ですが 😅)
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腸内フローラに影響を及ぼすことが判明した一般的な食品添加物

二酸化チタン (ナノ粒子E171) はヒトの健康に影響を与える可能性がある

専門家らは、研究が腸内フローラに影響を及ぼし、炎症性腸疾患または大腸がんにつながる可能性があることを明らかにしているため、食品および医薬品における一般的な添加物の規制強化を求めています。



イメージ画像(出典:Amazon.co.jp)〔画像をクリック/タップすると拡大できます〕


シドニー大学の研究は、多くの食品に含まれているナノ粒子が、人間の健康に多大かつ有害な影響を及ぼす可能性があるという新たな証拠を示しています。

この研究では、一般的に大量に使用されている食品添加物E171(二酸化チタンナノ粒子)美白剤として使用されているいくつかの薬剤の健康への影響を調査しました。チューインガムマヨネーズなど、900以上の食品に含まれているE171は、一般の人々によって毎日高い割合で消費されています。

Frontiers in Nutrition 誌に掲載されたマウスの研究では、食品添加物E171ナノ粒子を含む食品の摂取は、腸内フローラ(腸に生息する何兆もの細菌として定義される細菌集団)に影響を及ぼし 炎症性腸疾患 大腸がん などの疾患を引き起こしかねないとしています。

責任者の Wojciech Chrzanowski 准教授は、この研究はナノ粒子の毒性と安全性、そしてそれらの健康と環境に与える影響について、一連の研究に大きく寄与するものであるとし、「この研究の目的は、オーストラリアと世界でナノ粒子の安全な使用を確実にするため、新しい規格と規制に関する議論を刺激することです」と述べています。

二酸化チタンを加えて白くなったホワイトチョコレート(左)(引用:二酸化チタン、東名食品 TFOOD)


ナノ粒子は、医薬品、食品、衣服、その他の用途に広く使用されていますが、ナノ粒子が及ぼす可能性のある影響、特にそれらの長期的な影響については、まだよくわかっていません。

二酸化チタンの消費量は過去10年間でかなり増加しており、すでにいくつかの病状に関連しています。食品への添加が認可されていますが、その安全性についての証拠は不十分です。

認知症 自己免疫疾患 がんの転移 湿疹 喘息 、および 自閉症 増加率はナノ粒子への曝露の急増に関連した増加疾患リストの中に見られるものです。

シドニー大学薬学部とシドニーナノ研究所のナノ毒性学の専門家であるChrzanowski准教授は、次のように述べています。

「食事組成が生理機能と健康に影響を与えることは十分に確立されていますが、食品添加物の役割はよくわかっていません。ナノ粒子への継続的な曝露が腸内フローラの組成に影響を与えるという証拠が増えています。腸内フローラは私たちの健康の門番であり、その機能の変化は全体の健康に影響を与えます。この研究は、食品添加物E171(二酸化チタン)を含む食品の摂取が腸内フローラならびに腸内の炎症に影響を与えるという極めて重要な証拠を提示しており、この影響は炎症性腸疾患や結腸直腸癌などの疾患につながる可能性があります」

イメージ画像(出典:Amazon.co.jp)〔画像をクリック/タップすると拡大できます〕


共同主任著者のシドニー大学Laurence Macia准教授は、次のように述べています。

「私たちの調査によると、二酸化チタンは腸内のバクテリアと相互作用し、機能の一部を損ない病気の発症につながる可能性があります。二酸化チタンの消費は食品当局によってより良く規制されるべきです」

腸と腸の微生物叢が健康に与える影響についての免疫学専門家である、Charles Perkins Centreおよび医学健康学部のMacia准教授は、

「この研究では、マウスの腸の健康に対する二酸化チタンの影響を調べ、二酸化チタンは腸内フローラの組成を変えないことがわかりましたが、細菌の活動に影響を及ぼし、望ましくないバイオフィルム形態での増殖を促すことがわかりました。バイオフィルムは微生物がくっついた形態で、バイオフィルムの形成は 大腸がん などの疾患で報告されています」とコメントしています。

ーーー 翻訳ここまで ーーー


引用ニュース&原著論文

🔵 英語ニュース:Common food additive found to affect gut microbiotaシドニー大学)13 May 2019

🔵 原著論文(オープンアクセス;全文が無料で閲覧可能です) : Impact of the Food Additive Titanium Dioxide (E171) on Gut Microbiota-Host Interaction. (Front. Nutr., 14 May 2019 )
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Seigoの追記

マカロンに着色料として酸化チタンは頻繁に使われる


食品産業で製品を白くする又は不透明にするための添加物として広く使用されている酸化チタン。

食品のマヨネーズやチョコレート製品、ビスケット、チューインガムなどに使われている添加物E171と呼ばれますが、この粒子はマイクロレベルからナノレベル(なのレベルは10~40%含有)のサイズを持ちます。

しかしナノレベルの粒子が50%を超えないので商品に”ナノ物質”としてラベル義務はないそうです。

それもナノ粒子という形で食品に入っていて、腸内細菌に影響を与え、炎症を増やし、大腸がんになる可能性さえあるとのことです。

上記のレビューでは語られていなかった情報が原著論文のアブストラクトに書いてありましたので、そのポイントを以下に示します。

原著論文のポイント

🔴 二酸化チタン(食品添加物E171ナノ粒子)を飲料水を介してマウスに投与した。

🔴 小腸および結腸内の腸内フローラにはほとんど影響を及ぼさなかった。

🔴 腸内細菌から放出される代謝物が変化した。

🔴 シャーレ内の実験ではバイオフィルムが形成され、共生細菌の空間分布に影響した。

🔴 酸化チタンにより大腸粘液層を作り出す遺伝子発現が変化した。

🔴 酸化チタンによって腸の恒常性が乱され、特に次の事が変化した。

■■腸陰窩(ちょういんか;小腸と大腸の上皮で見つかっている腺)の減少
■■CD8+ T細胞の浸潤
■■マクロファージの増加
■■炎症性サイトカインの増加

🔴 これらのことは結腸の炎症と関連しており、疾患の発症 大腸がん 炎症性腸疾患 を促すことが危惧された。


国際機関(IARC)の食品添加物 E171(酸化チタン)の評価は?

国際がん研究機関(IARC)は、吸入による二酸化チタンへの暴露(職業暴露)のリスクを評価し、グループ 2B (ヒトに対する発がん性が疑われる)と分類しています。
〔参考資料:食品添加物 E171、二酸化チタン・ナノ粒子への経口暴露が初めて発見される。2017年1月20日〕

フランス政府は食品添加物 E171(酸化チタン)の使用を2020年から禁止と発表

こういう環境問題に敏感なフランス政府は、2020年1月1日からナノマテリアルである二酸化チタン(TiO2/E171)を含む食品の市場投入を禁止すると発表しました。
〔参考資料:食品添加物の二酸化チタン(TiO2/E171)を2020年から禁止(フランス)2019年04月26日〕

日本政府も独立国なら早い行動をしてほしいものです。

ナノ粒子と酸化チタンの関連書籍のリンクを貼っておきます。


 

 

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