日本発のステーブルコインxcoin(エックスコイン)を発表【竹田恒泰氏が代表】

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ビットコインは不安定で通貨の代わりとしては使えませんが、この度国が保証する新しい仮想通貨「ステーブルコイン」というものが登場しました。

日本は後れていますが、米国ではfacebookがステーブルコインの「リブラ」を世界で出す予定ですし、中国では人民銀行がデジタル人民元を出すことを公表しています。デジタルの通貨を使うようになったら、アメリカの企業が出したステーブルコインを私たちが使うのか、中国人民銀行が出すデジタル円を使うのか(監視される恐れあり)、心配をしながらデジタル通貨を使うようになるよりは、日本企業がいち早く「ステーブルコインを始めてしまえ!」という竹田恒泰氏の先見の明が発揮されました。

世界の通貨は日本が押さえる! 

・・・というスローガンで始めたそうです

今回はそのxcoin(エックスコイン)について説明させていただきます。

xcoin(エックスコイン)ってどんなもの?

🔵 156種類の通貨に対応(イラン、エクアドル、北朝鮮の通貨以外)

(2番目に多い所は)

🔵 日本の「円」に対するxcoinは「x円」(エックスえん)と呼び、米国のドルに対するものは「xUSドル」(エックスUSドル)と呼ばれる日本初めてのステーブルコイン(仮想通貨)となります。

🔵 4秒で世界中どこでも通貨を送れるのに手数料ゼロ

これが普及すると銀行などで国際送金をする人はいなくなるでしょう。

🔵 来年には x-Gold(エックスゴールド; コード = XGLD)が登場する。

店舗に来れば「100 x-Gold」で100gの実物の金と交換できるようになるそうです。金のステーブルコイン世界で初めての登場となります。

🔵 世界で初めてのデジタル人民元(中国)が利用できる(中国の中央銀行がデジタル人民元を出すことを公表していますが、それよりもこちらのxcoin人民元のほうがリリースは早い)

xcoinは世界で初めてのデジタル人民元も発行する(出典:虎ノ門ニュース

xcoin はなにが便利?

🔵 どこよりも低いレートで交換が出来る(手数料が最も抑えられる)

🔵 お金の代わりに決済手段として使える

具体例:xcoinが普及すれば「xUSドル」は「xUSドル」のままいろいろなところで支払いができ、世界的に現金を供給するネットワークを作る必要がなくなるので、とにかく金融関係はxウォレットさえ入れておけば大抵なんでも出来るようになるそうです。

🔵 スマホアプリの中で156種類のデジタル通貨に変換できる〔例:ウォレットというアプリの中で「x円」を「x香港ドル」(エックスほんこんドル) に変えたり「x香港ドル」から「xUSドル」に変えたり出来ます〕

🔵 現金化できる

通常、ステーブルコインは買うときは買いやすいのに現金化するときになかなか難しかったりしますが 、xcoin はいつでも現金化できます。街にあるエクスチェンジャーズの店頭に行けば、すぐに現金化が可能です。現金を持っていけばすぐにxcoinに変えることも出来ます。

🔵 金と交換ができる

🔵 投資ができる

🔵 お店で決済できる

各店舗の加盟店登録は必要ないので、無料でダウンロードすれば、すぐにその日からコインの受け渡しが出来ます。

クレジットカードで支払いをした場合は、普通はお店が負担しなければなりませんが、手数料がゼロなので、キャッシュレスの最高峰になりうるのです。

🔵 イーサリアム(ETH)にも変換できる

香港のウォレット(xcoinアプリ)はイーサリアムが扱える予定でイーサリアムから xcoin を買うことが出来ます。そして xcoin をイーサリアムに戻すこともいつでも出来ます。将来、日本で仮想通貨交換業の資格が取得できれば日本版ウォレットにもビットコインなどを載せることもできるようになります。

xcoinアプリ、イーサリウムも取り扱える(出典:虎ノ門ニュース

xcoinはなぜ価格が安定するのか?

価格を安定化するために2段構えで会社を設立しています。

xcoin日本国内でコインを発行します。エクスチェンジャーズが実際のコインの売買や交換を行う

これがどのような 法的な位置づけになるかと言いますと、資金決済方によりますと通貨建ての資産は仮想通貨から除かれると条文に書かれています。

金融庁の考え方に従いますと、前払い式支払い手段、いわゆる「電子マネー」という形で発行すれば、ステーブルコインとして扱われることになります。

前払い式支払い手段になりますと、発行残高の半額は法務局に供託することになっています。法務局は日本政府の管轄するところですので、ステーブルコインの半額が国に預けられるという種類の、これまで存在しなかった信頼度の高まる電子マネーになるということです。

前払い式支払い手段は財務省に登録する形になっており、政府に正式に登録されるのはステーブルコインは、おそらく xcoin が最初になりそうです。

安定な電子マネーであるもう1つの理由

なぜ安定して運営できるかのもう1つ理由は、xcoin社が常に1円で売り続け、1円で買い続けるからです。ということは、よそで高く買う必要はないし、よそで安く売る必要もないので価格を一定にさせることが出来るのです。

xcoin の何が心配?

アプリ内でする両替するときの手数料は?

一番高い場合でも2%くらいです。ほとんどは1%以下になります。銀行の電信レートよりももっと安いレートになっているので、どこで両替するよりもアプリ内(xウォレット内)で両替するほうが安いのです。

送金する場合は無料です。4秒以内に相手に届きます。

ドル以外の通貨はリリースされるのに時間がかかる

USドル版のxUSドルは来週(12月16〜20日の間)から利用できますが、日本版の「x円」は春以降のリリースになるそうです。〔電子マネーから日本円に変えるときに日本は「資金移動業」の登録を済ませる必要がありそれに時間がかかるとのこと)

エクスチェンジャーズ(Exchangers)銀座の店舗はこちら



銀座4丁目の交差点に近い実店舗の場所です。

また近くの丸の内には自動販売機だけの店舗もあります。

有本香さんの2つのコメント

虎ノ門ニュースの同じ番組に出演していた有本香さんが次のようなコメントを残しています 😀

① 「あなたは、要するに、世界の中央銀行の総裁になろうとしてたのねー!」

「こんなに日本愛を解いている人が、実際は世界の総裁になろうとしているなんて。」

② 「これで竹田さんが天皇の宮宅(みやけ)に復帰する話はこれでなくなったね(あきれて笑う)。完全にこれで途絶えましたね 😛 」

記者会見の模様とホワイトペーパーのリンク

日本発ステーブルコイン「xcoin」リリース発表会見(YouTube, 2019/12/11 13:00

役立つリンク:
🔵 xcoin ホームページ
🔵 ホワイトペーパー(PDF書類はこちら

虎ノ門ニュースで紹介されたニュース記事

日本発のステーブルコインXCOINを発行 竹田恒泰氏が代表

産経新聞の記事の概要:竹田恒泰氏が代表を務めるxcoin(エクスコイン)と外貨両替所エクスチェンジャーは12月11日、法定通貨を価値の裏付けとしてもつ日本初の暗号資産 xcoin を発行すると発表しました。 xcoin は日本円や米ドル、ユーロなど各国通貨と1対1で交換され、受け取った法定通貨は全額保管して裏付け資産とし、仮想通貨の弱点である急激な価格変動を防ぎます。裏付け資産がある仮想通過は『ステーブルコイン』とよばれ、アメリカのfacebookが計画する「リブラ」もその範囲に含まれるということです。竹田氏は「リブラなどを念頭に今後はステーブルコインの利用が各地で広がると指摘、よその国が使うのは日本の会社が出したものを使うのか、大きな違いがある」と述べ利用を呼びかけました。

引用:YouTube動画:【DHC】2019/12/12(木) 有本香×竹田恒泰×居島一平【虎ノ門ニュース】(Youtubeへのリンクは放送後、約2週間で切れます)

言葉・用語の説明

外貨両替所エクスチェンジャーズとは?

北海道から福岡まで竹田恒泰氏が実店舗を出している外貨両替所(現在10数件)

xcoinとエクスチェンジャーズの違い

xcoinコインを発行を行い、エクスチェンジャーズが実際のコインの売買や交換を行います。

日本と香港のエクスチェンジャーズの違い

売買や交換は国によって制限を受けますので、各国に進出していくときに現地で法人を立てて、現地の法令にあった形で売買や交換をするということを想定しています。

そこで竹田氏らは外国通貨の本拠地を香港に置いていまして、エクスチェンジャーズは日本と香港にそれぞれ法人がありますが、日本での交換は日本法人の株式会社エクスチェンジャーズが行います。

香港においてはエクスチェンジャーズ香港 Limitedこれが現地での交換を行います。エクスチェンジャーズ香港Limitedは金融サービスの免許を取得しています。MSO(Money Service Operation)ライセンスをもっていて、また香港での両替・送金の資格をもっている会社です。

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