クルクミンやビタミンD(サプリ)には胃がん抑制(抗腫瘍)効果があることが判明! (2019年ブラジル研究)

ニュース/レビュー

クルクミンやビタミンD3が胃がんの予防・改善効果があるという研究発表がありました。

この研究はブラジル・サンパウロ州研究財団(FAPESP)によって論文発表され、その研究を解説するプレスリリース(英文)が出されましたので、それを翻訳したものをここで紹介します。

ニュースタイトル「胃がんとクルクミンの抗腫瘍作用」

ウコン(出典:Steve BuissinneによるPixabayからの画像)


クルクミンは食品に色や風味を与えるために広く使われていますが、科学者たちはウコン植物の根(クルクマ・ロンガ)に由来するこの黄色の粉末は胃がんの予防や治療にも役立つことを発見しました。

ブラジルのサンパウロ連邦大学(UNIFESP)とパウロ連邦大学(UFPA)の研究者による研究から、このクルクミン色素および食品に含まれる他の生理活性化合物が、ブラジルの男性と女性それぞれに3番目と4番目に多いがんのタイプである胃がんに治療効果及ぼす可能性があることが確認されました。

この研究は、サンパウロ研究財団 - FAPESPによって支援されたテーマ別プロジェクトの一部でした。その発見はジャーナル Epigenomics 誌に掲載されています。

パウロ連邦大学教授でこの研究の主幹であるダニエル・ケイロス氏(Danielle Queiroz Calcagno)は、「私たちは、胃がんを予防または治療する可能性を持つすべての栄養素や生理活性化合物に関する科学文献を広範に調査しましたが、クルクミンは、そこから見出したものの一つです」と述べています。

サンパウロ連邦大学の奨学金を得て同大学で博士論文研究を行ったカルカーニョ氏(Calcagno)によれば、コレカルシフェロール(ビタミンDの一形態)、レスベラトロール(ポリフェノール)、ケルセチンなどの化合物はヒストン活性の天然の調節因子であるため胃がんを予防または克服することができます。

レズベラトロールを含むワイン(出典:Christine SponchiaによるPixabayからの画像)


ヒストンは二重螺旋DNAをヌクレオソームと呼ばれる構造単位に組織化する細胞核内のタンパク質です。各ヌクレオソームは、DNAを細胞内に収まるように圧縮するために、8つのヒストンタンパク質(ヒストン八量体)の周りにスプールのようにコイル状に巻かれたDNAで作られ、そこでクロマチンにパッケージングされます。

アセチル化(ヒストンへのアセチル基の導入)またはメチル化(DNAへのメチル基の付加)のようなタンパク質中アミノ酸鎖翻訳後の化学修飾は、クロマチンを圧縮するので遺伝子発現に影響を及ぼす可能性があります。

カルカーニョ氏は、「例えば、ヒストンがアセチル化されていれば、クロマチンはそれほど凝縮されず、その内側のDNAセグメントの領域内の遺伝子は発現できるように利用可能になるが、反対により凝縮されれば遺伝子は発現されないだろう」 と説明しています。

近年行われた研究は、翻訳後ヒストン修飾がDNA配列に影響を与えることなく遺伝子発現の変化を引き起こすことを示唆しています。これらの後成的変異は、さまざまな種類のがんの発症に影響を及ぼします。

この仮説が胃がんにも当てはまるかどうかを判断すべく、サンパウロ連邦大学の教授であるマリリアードアルダカルドロスミス(Maríliade Arruda Cardoso Smith)氏が統括するいくつかの研究グループは、健康な個人および胃がんと診断された患者の胃細胞サンプルにおけるヒストンアセチル化パターンを研究しました。

研究者らは、胃がん患者の細胞がヒストンアセチルトランスフェラーゼ(HAT)とヒストンデアセチラーゼ(HDAC)の発現パターンに変化を示すことを見出しました。これらの変化は後成的であり、胃がんを含む多くの腫瘍のゲノムの構造と完全性(無傷かどうか)に影響を与えます。

最近の研究はまた、栄養素と生理活性化合物がHATとHDACの活性を調節できることを示しているので、サンパウロ連邦大学とパウロ連邦大学の科学者たちはヒストンのアセチル化に影響を及ぼしそれにより胃がんの予防あるいは病気の治療に役立つかもしれないものを見つけ出しました。

クルクミン以外に見出された他の化合物の利点

ビタミンD3の構造(出典:Wikimedia Commons, By CCoil (talk), CC 表示-継承 3.0, Link )


クルクミンに加えて、ヒストン活性の調節において重要な役割を果たすことが見出された他の化合物:

🔵 コレカルシフェロール(ビタミンD3のこと)
🔵 レスベラトロール(主にブドウの種子および赤ワインに存在する)
🔵 ケルセチン(リンゴ、ブロッコリおよびタマネギに豊富)
🔵 ガルシノール(コクムの木の樹皮、ガルシニアインディカから単離される)
🔵 酪酸ナトリウム(食物繊維の発酵によって腸内細菌によって産生される)

これらの化合物は、ヒストンのアセチル化を促進または阻害することによって、胃がんの発症に関与する遺伝子の活性化または抑制を促進することができます」とカルカーニョ氏は述べています。

例えば、クルクミンは、主にHATおよびHDACを阻害してがん細胞の増殖を抑制し、アポトーシス(プログラム細胞死)を誘導することによって、ヒストン修飾に影響を与えます。化学構造がクルクミンの化学構造に似ているガルシノールは、HATを抑制し、フリーラジカルを中和することで胃がんの予防に役立ちます。

「私達は将来的に胃がんの予防や治療に使えるように、アサイベリーやナンセ(南米のさくらんぼ大のフルーツ)などアマゾンの植物の生理活性物質抗がん効果エピジェネティック効果(生まれた後の後天的な影響による遺伝子発現の変化)を解明する計画を立てています」カルカーニョ氏は述べています。

ーーー 翻訳はここまで ーーー

This text was originally published by FAPESP Agency according to Creative Commons license CC-BY-NC-ND. Read the original here.

引用ニュース & 原著論文

🔵 英語ニュース:Study highlights anti-tumor activity of curcumin on stomach cancerFAPESP

🔵 原著論文: Role of histone acetylation in gastric cancer: implications of dietetic compounds and clinical perspectives
Epigenomics, Vol. 11, No. 3 Review
Danielle Q Calcagno, Fernanda Wisnieski, ・・・Rommel R Burbano & Marília AC Smith

 

Seigoの追記

原著論文のアブストラクトを見ますと、「胃がんにおいて、クルクミンやビタミンD3, レスベラトロール、ケルセチン、ガルシノールそして酪酸ナトリウムは、化学的抑制作用および抗がん効果を発揮するアセチル化および脱アセチル化酵素活性の天然の調節剤である」と書いてありました。

ビタミンDとB12にがんの抑制効果があることは知っていて、3年ほど前からなるべく摂るようにしてましたが、それ以外にもクルクミンやレスベラトロールにも胃がんの抑制効果があるとは驚きです。

しかもそれらはDNAのエピジェネティックス(生まれてからの後天的な影響による遺伝子発現の変化)に影響していることも明らかにしていただきました。目からウロコです。

このサンパウロの研究者はこれからもどアマゾンの植物の生理活性物質を探索して抗がん物質を見つけ出してくれるそうなので、これから注目の研究チームです 😄

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日本人はクルクミンより春ウコンが合っている?

一般的な(秋)ウコンやそこから抽出したクルクミンよりかは、私は沖縄や屋久島で取れる「春ウコン」のほうが日本人に合っているのではないかと私は考えています。

その理由は、秋ウコンやクルクミンは肝臓によいと言われつつも、肝臓の弱った方(脂肪肝を患う方)には逆に副作用が出てしまう場合が多いからです。

それに比べて春ウコンはそのような肝臓の副作用が少なく、体に優しい気がするからです。
クルクミンの量は秋ウコンにくらべて春ウコンは10分の1しか持っていませんが、逆に少ない方が日本人には合っているのではないかと思っております。
そして春ウコンは秋ウコンにはない「100種類以上の精油成分とミネラルが豊富」に含まれています。
私はこのクルクミン以外の精油成分とミネラル成分があるせいで体に優しく作用するのではないかと考えています。

なので秋ウコンややクルクミンの代わりに春ウコンを私は好んでとっています。
私が一番のオススメの有機栽培・春ウコンのリンクも貼っておきます。
 

 

Seigoのお気に入りレズベラトロール

色々試しましたが一番いいのがリバースエイジ社のレスベラトロールでした。
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