羅漢果顆粒とラカントsではどちらが良いのか? 危険でなく低糖質ダイエットに向いているのは?

健康情報

ダイエットの天敵と言えば糖質です。

糖質は脂肪へと変わり蓄積して肥満となっていきます。

誰しもが肥満にはなりたくないですよね?その場合糖質を制限すれば良いのですが、それが辛いです。

その辛さを緩和しストレスを減らしてくれるのが糖質の代わりとなる羅漢果顆粒やラカントsです。

名前だけ聞いたことがある方もいるでしょうが、この2つは一体何なのでしょうか。

また、似たような名前ですが、どちらが良いのか紹介していきます。

羅漢果顆粒とは?

収穫された羅漢果(もともとは表面が緑色)(出典:by HiC/写真AC)


羅漢果顆粒(らかんかかりゅう)とは、世界で唯一中国の山岳地帯にのみ生育している天然の果実羅漢果と言います。

この羅漢果というのは古来中国では万病に効くとされている果実であり、非常に貴重なので時の王族しか口に出来ないと言われていたそうです。

この羅漢果を顆粒にしたのが羅漢果顆粒なのですが、果実ということもあり、非常に甘いです。砂糖に近い甘さがありますので、代用も出来ます。この甘さは「モグロシド(Mogroside)」と呼ばれる「テルペングリコシド配糖体」成分で、体に吸収されることなく体外へ排出されます。砂糖は体内で吸収され脂肪に変換されることがありますが吸収されない羅漢果顆粒はダイエット向きだと言えますね。

ラカントsとは?

液体タイプとして売られているラカントs(原材料をみるとラカンカよりエリスリトールのほうが多いことが分かる)〔画像はクリック/タップすると拡大できます〕著者撮影


 

ラカントsというのは名前の通り羅漢果が含まれています。羅漢果のエキスと、そこに更にトウモロコシのコーンスターチに含まれるぶどう糖を、酵母で発酵して生じる「エリストール」という成分を混ぜ合わせて出来た甘味料になります。甘味料ですので、砂糖のようにため砂糖の代わりとして使うことができます。加熱をしても甘みが損なわれる事がないので、煮物等にも重宝するでしょう。また、顆粒タイプの物から液状タイプまであるので、自分の好みで用途に合った使い分けが出来ます。値段も羅漢果顆粒のみよりも手軽に購入出来るのがいいですね。

どちらがいいの?

羅漢果顆粒とラカントsではどちらが良いのでしょうか。簡単にメリット、デメリットを紹介していきます。

羅漢果顆粒

・羅漢果顆粒のメリットは果実を顆粒にしただけなので、自然由来の甘みのまま使用出来ます。合成されている物がないのですし、栄養価も高いので健康的です。また、体内で吸収されないので、余計な糖質を摂る必要がなく、ダイエットに向いてると言えるでしょう。

また羅漢果は抗酸化物質が多いためアンチエイジングの食材としても重宝されています。

砂糖よりはくせがあるので、全ての砂糖料理の代わりには使えませんが、私の経験ですと「煮物」や「きな粉餅」を食べるときに羅漢果顆粒を使うと非常に美味しいです 😄

・羅漢果顆粒のデメリットを挙げるとすれば値段ですね。希少な果実なので、顆粒状にしただけの物は値段がどうしても高くなってしまいます。特有のえぐみがあるので苦手な人はダメかも。

またその値段が高いためか、100%の羅漢果製品はほとんどなく、他の甘味料(てんさい糖果糖など)が加えてあることが多いです。

ラカントs(メリット・デメリット)

粉末タイプとして売られているラカントs(原材料をみるとラカンカよりエリスリトールのほうが多いことが分かる。また植物由来と書いてあるのは羅漢果だけではなくトウモロコシ由来であることが確認できる)〔画像はクリック/タップすると拡大できます〕著者撮影


・ラカントsのメリット値段が手頃なところです。羅漢果を使用していますが、エリストールと合成している事もあり、生産性が増えますので、羅漢果顆粒と比べれば手に入りやすいでしょう。それからエリストールは羅漢果のえぐみも消してくれます。

・ラカントsのデメリットは別の甘味料としてエリスリトールが含まれているので、それが健康を害する可能性があることです。エリスリトールはぶどう糖を発酵させて作りますので、ラカントsはトウモロコシ由来のぶどう糖を原料としているため危険なのです。なぜなら米国ではトウモロコシの90%以上が遺伝子組み換え食品(GMO)だからです。

今のところ問題は出ていないようですが、去年のニュースでモンサントが除草剤に発がん性があることを隠していたところから考えますと(また問題は日本のマスコミが日本人の健康を脅かす情報を一切報道しないこと)、エリスリトールを含んでいる製品は摂らないほうが無難でしょう。(エリスリトールの特集記事がありますのでそちらもどうぞ)

また、ラカントsは血糖値を上げないとされていますが、大量に摂取していると脳が「これは糖質だ」と判断してしまい、脳からオキシトシンというホルモンが分泌され(それがグルカゴンを上昇させ)血糖値が上がる可能性があります。それを長期で続けてしまう事で糖尿病になるリスクが大きくなります。(エリスリトールの特集記事参照)

エリスリトールの構造。この構造が人に甘さを感じさせる。(出典:Wikimedia Commons, By Jynto (talk) – Discovery Studio Visualizer., CC0, Link

まとめ

羅漢果顆粒とラカントsにはどちらもメリット、デメリットはありますが、羅漢果顆粒の方が、健康やダイエットに向いているでしょう。ただし羅漢果の含有量が高くなると高価になります。

ラカントsはエリスリトールがトウモロコシから作られており遺伝子組み換え作物の混入が否定できません。

ラカントsが健康食品になるには有機のトウモロコシを使用してエリスリトールを製造すれば良いのです。エリスリトールは発酵食品ですし、1つ工夫するだけでスーパー甘味料に生まれ変わる可能性があります。

以下に2つの羅漢果顆粒製品を示しますが、左の商品だけが羅漢果の含有量が50%以上です。


【羅漢果工房の原材料】
羅漢果、てんさい糖(羅漢果の割合は50%以上

【日本食品 生羅漢果顆粒の原材料】
果糖、羅漢果(羅漢果より果糖のほうが多く含まれており、羅漢果の含有量は50%未満)しかし生(なま)であるというメリットがある。

有機の羅漢果

有機の羅漢果(モンクフルーツ)のリキッドをiHerbで見つけましたのでリンクを貼っておきます。

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