タイはアビガンの早期投与で死亡率を日本の4分の1に抑え込むことに成功!? 開発国・日本はなぜアビガンを自由に使えないのか?

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タイが新型ころなの押さえ込みにアビガンで成功したというニュースはあまりメディアで報道されていないようなので、ここで取り上げてみました。

日本の死亡率とタイの死亡率を計算して比較してみましたので、記事に中盤に表を載せておきます(サムネイルと同じ表です)。

最後に、日本はなぜアビガンを自由に使えないのか?を「虎ノ門ニュース」で議論していましたので、その内容を抜粋してご紹介します。

タイは日本と中国の両方からアビガンの調達に成功!

以下はJIJI.COMからのニュースです。

薬の早期投与で症状改善 新型コロナ回復率87% – タイ保健省局長

2020年04月25日13時35分

【バンコク時事】タイで新型コロナウイルス感染者の回復率が87%に上っている。電話インタビューに応じた保健省のソムサック医療局長は「早い段階で抗ウイルス薬を投与している」と説明。タイ保健当局の研究に基づく措置で、「効果があると確信する」と自信を深めている。

タイでは24日現在、2854人の感染が確認され、2490人が治癒した。ソムサック局長によると、患者の症状に応じ、7種類の抗ウイルス薬を投与。6種類はタイで調達でき、残る抗インフルエンザ薬「アビガン」も「輸入元の日本と中国の協力で十分な在庫を確保している」という。
患者は症状によって3グループに分け、無症状の感染者は抗ウイルス薬を用いず、軽症者にはアビガン以外を使用。重症者はアビガンを投与する。ソムサック局長は「各地の医師から早期に薬を投与するほど回復が早いという報告が届いている」と手応えを口にする。
保健省は感染拡大の初期段階から病院や関係機関の専門家と研究を重ね、他国の治療法や国内の経験を基に、早期投与を盛り込んだ独自の指針を策定。「死は待ってくれない」(ソムサック局長)ことから、臨床試験を経ずに実行に移した。
タイでは3月下旬から4月上旬まで感染者が100人以上増える日が続いたが、21日以降は20人以下にとどまる。ソムサック局長は「第2波が訪れる可能性はある」と警戒しつつも、「人との距離を保つなど規律を守れば小規模に抑えられる」との見解を示した。

引用:JIJI.COM, https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042500132&g=int

日本死亡率よりも75%も低いタイ

表をクリック/タップすると拡大できます。


WorldMeterというサイトの4月28日時点での死者数から計算すると、100万人当たりの日本とタイの死者数(青字)は、3.03人と0.78人でした。

日本の死者数は少ないと思っていましたが、それよりもさらに低い約4分の1(–75%)に抑えていることが分かります。

そして上記のニュースから行くとタイの医療局長もアビガンが特に効果があったと喜びと共に報告しているのがわかります。

それではなぜ日本ではあまり自由にアビガンが使えないのでしょうか?

アビガン, 承認してたまるかの官僚の高笑いが聞こえる

虎ノ門ニュースに出演した門田隆将さんのツイートです。


門田隆将「薬機法に次のように、アビガンのような緊急性を要する薬は、すぐに使っていいように書いてある。しかし厚労省はそれをしない。」


薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)
第十四条の三, 一:
国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある疾病のまん延その他の健康被害の拡大を防止するため緊急に使用されることが必要な医薬品であり、かつ、当該医薬品の使用以外に適当な方法がないこと。

門田隆将「厚労省は命というものを第一に考えない。ではなぜ命を第一に考えないかと言えば、ではなぜ厚労省設置法に国民の命を守るための象徴であると書いていないからなんです。この人たちは法律に基づいて行動している人たちだから法律に書いてないことはなんとも思っていないですから。
なかなか承認してないということは、自分たちの価値が高まるから天下りできるという、規制のおかげで天下りというのができるわけですから。
タイは日本と中国からアビガンをもらって、むしろ中国からのほうが多いくらいなのです。日本は厚労省が足を引っ張っているから、どうしても中国に逆転されてしまう。そういう状態になっています。

Seigoの追記

門田氏はアビガンが自由に使えないのは厚労省が悪いと推察しているようです。

私は戦後のGHQが作り出した悪い態勢が今でも続いているようにみえ、他国からの干渉が入っているように思えます。アビガンの研究継続の援助資金は米軍から以前出ていて、米軍も生物兵器を無効化する特効薬として目をつけていたのでしょう。当時 米軍でアビガンを取り扱ったグループは、現在アンチ・トランプ側にいるので、日本と米国でアビガンを使わせない方向で動いているようです。そしてメディアもアンチ・トランプ側です。

自分の国を自分で守らなければ、政治家や官僚は外国からの干渉を排除することはできないでしょう。今のままでは危機感がないためか、日本が自立するするのはまだまだ先になりそうです(戦後、日本は武装解除されたまま、未だに実質上解かれていない)。とういうことでアビガンも自由に使えるのはまだ先になりそうです。

※ アビガンを取り扱っている医療機関は20%くらいはあるといううわさなので、もしコロナで入院しなければならないときは最初にアビガンを出してくれる所かチェックした方がいいでしょう。患者から強く求めていくしかありません。

※ 注意:日本はアビガンを外国に提供するときは無償提供しています。これはもしアビガンにあとから副作用が見つかった場合、賠償請求を逃れることを考えているのかも知れません。アビガンの副作用が本当にないかは分かりませんが、もし出てきたなら、日本にはまだ良薬が2つあることを思い出して下さい。

以下はSeigoが4月8日にツイートしたものです。(アビガン以外の2つの日本製の期待できる薬について)

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