お腹が鳴りやすくなる食品は? パンそれともご飯?/お腹が鳴らない対処法もご紹介

テレビ速報

『この差って何ですか?』2019年10月29日に放送された「お腹が鳴りやすい人とお腹が鳴りにくい人の差」をまとめてみました。

講師:江田証 先生(江田クリニック院長)


お腹の音には2種類ある! その理由は?

① 「胃」から空気が十二指腸に流れるときに出る「グ〜〜〜」という音がでる
お腹を空いたときに出ます。(なぜなるかというとケチャップのプラスチックの容器にあまりケチャップが入ってないところを想像して下さい。ケチャップを出そうとすると空気と一緒に音がでます。あれと同じ原理です。)

空気が胃にたまって押し出されるときに音が出るのであめ玉などをなめて血糖値を上げてあげれば、脳が空腹ではないと勘違いし胃の音は鳴らなくなるそう。
② 「腸」から「ギュルルル」という小さめの音がでる
江田先生「これはお腹が空いている空いていないに関係なく鳴ってしまいます。実は腸が鳴ってしまう原因あるモノをたくさん食べてしまっているときからと考えられます。」それは次のうちどれでしょうか?

クイズ:お腹が鳴りやすくなってしまう食品はどっち? A. パン B. ご飯

答え:A. パン

番組ではお腹の鳴りやすい人がパンを食べた後と、ご飯の食べた後で音の鳴る回数をしらべました(食後3時間)。その結果つぎのようにパンのほうが多かったのです。

パン:53回
ご飯:6回

江田先生「パン、もしくはご飯を食べた後にお腹のレントゲンをとってみますと、パンのほうが空気が多くお腹の中にたまっていました。特にパンは大腸にたまっていました。」

「食べ物のほとんどは小腸で吸収されてしまいますが、パンの原材料の小麦に含まれるフルクタンという糖質は小腸で消化吸収することがほとんどできません。するとフルクタンは大腸までいって腸内細菌のエサとなってガスを発生します。

「そのガスが腸の1ヵ所にたまってしまって、一気に移動するときにギュルルルという音が出るのです。」

なので朝にパンを食べてお昼にパスタやラーメンを食べる人は(小麦を多く摂っていることになるので)日中とてもお腹が鳴りやすくなってしまうのです。

それでは小麦を食べなければお腹は鳴らないのでしょうか?

小麦以外のお腹が鳴りやすい食品

お腹が鳴りやすい食品
イモ類:さつまいも、里芋、長芋
乳製品:牛乳、ヨーグルト、クリームチーズ
豆類:納豆、絹ごし豆腐、あんこ
野菜:たまねぎ、ゴボウ、きのこ
フルーツ:リンゴ、梨、マンゴー
穀物:小麦、大麦、とうもろこし


お腹の鳴らなくさせる運動は?

江田先生「お腹を鳴らなくさせるには腰をひねるだけでいいのです。腸が鳴る原因は発生したガスが1ヵ所に溜まってしまうことなので、20〜30分に一度腰をひねってガスを常に送ってあげることで音を鳴りにくくすることができます。」

今日の講師: 江田証先生の書籍



 

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