エーゲ海イカリア島の健康長寿の3つの理由は?【ゲンキな国に学べ! 世界の(秘)健康法】
ゲンキな国に学べ!世界の(秘)健康法
2018年5月13日(日)16時05分~17時20分
待ってました! 世界の健康長寿を紹介する新しい番組が始まりました!
その名も「ゲンキな国に学べ!世界の(秘)健康法」です。
今日はそのまとめをここに記録しておきたいと思います。
この記事のもくじ
日本の寝たきりの平均年数
男性 |
女性 |
|
平均寿命 |
80.98歳 |
87.14歳 |
健康寿命 |
71.19歳 |
74.21歳 |
寝たきりなどの期間 |
9.79年 |
12.93年 |
(厚生労働省の平成25年の統計より)
日本人は男女ともに10年あまりの寝たきり期間があるそうです。この寝たきりの期間を減らし健康寿命を延ばすために、世界の健康長寿がどんな生活をしてどんな食べ物をとっているか見ていきましょう!
死ぬことを忘れたギリシャの長寿島イカリア島
アメリカの新聞ニューヨークタイムズに「死ぬことを忘れた島」として紹介されたのが「イカリア島」です。ギリシャ神話に登場するイカロスからその名がついたと言われ、石垣島より少し大きく温暖な気候が特徴です。《大阪市(223 km²)とほぼ同じ大きさ》
実はこの「イカリア島」は人口約8400人のうち80歳を越える人は768人(約9.1%)おられるそうです(ギリシャ国家統計局より)。
そして認知症や心臓病になる人が少ないと言われ、まさに「死ぬことを忘れた島」なのです!
エーゲ海イカリア島 健康長寿の3つの理由
① ギリシャコーヒーを1日に2〜3杯飲んでいる
② 甘露ハチミツをとっている
③ 社交性のある生活をしている
① ギリシャコーヒーは淹(い)れ方が違う
イカリア島に住む94歳の女性の例:
朝9時に起床したらまずギリシャコーヒーを飲み(他には食べていなかった)、お昼(1時45分)と午後6時30分の合計3杯を飲んでいました。70年間毎日飲んでいるそう。
ギリシャコーヒーの淹れ方 (ギリシャという地名がついているがギリシャとは関係なく「淹れ方」に特徴がある)
① 小さいカップで水を2杯ナベにいれる
② 粉状のコーヒーを大さじ2杯入れる(まだ熱していない)
(ちなみにこの粉状コーヒーは「超極細挽き」と呼ばれ、一般的なドリップコーヒーで使われているコーヒーと比べるとかなり細かい挽き方)
③ 火にかけ、弱火で煮出しながらかき混ぜる
④ 沸騰して泡立ったら完成
⭐️ 粉がカップに残るのが飲みづらいと感じる方は、茶こしを使うと便利!
⭐️ 実際に研究した医師によると血管の柔らかさを保つ方法の1つとして1日に1~2杯のギリシャコーヒーが適量だそうです!
ギリシャ式の淹れ方に健康長寿の秘密あり!
⭐️ コーヒーの中には血管の老化防止に効果を発揮するクロロゲン酸が豊富に含まれている!
⭐️クロロゲン酸は血管をやわらかくし若返らせてくれる → 心筋梗塞や脳卒中を防ぐことになる!
⭐️ ギリシャコーヒーは粉を直接 煮出すことでクロロゲン酸が豊富に抽出されるので健康効果が強力になっていると考えられます!(お茶の水健康長寿クリニック 白澤卓二 院長より)
⭐️ 2013年 アテネ大学の研究チームがイカリア島の長寿とコーヒーについて研究発表をしました。それは「ギリシャコーヒーを飲むお年寄りは普通のコーヒーを飲む人に比べて血管がより柔らかい」ことが分かったそうです。
② 甘露ハチミツが良い科学的理由
上で紹介した毎日ギリシャコーヒーを飲んでいる94歳の女性は、毎朝パンにハチミツをつけて食べているそうです。
日本で一般的に使われているハチミツは花の蜜から作られたのですが、一方イカリア島でよく食べれているのが島特有の松などから作られる甘露ハチミツ。
この甘露ハチミツは気の樹液由来の糖分から作られてたもの。
そんな甘露ハチミツにはオリゴ糖が多く含まれているそうで、オリゴ糖は腸内で乳酸菌や善玉菌のエサになることが分かっていて、定期的に接種することで善玉菌が増えている可能性があるのです。(お茶の水健康長寿クリニック 白澤卓二 院長より)
イカリア島のハチミツが楽天ショップに売ってました!
どちらも非加熱と書いてあるので生のハチミツのようです! ハチミツの写真をクリックすると楽天市場の商品説明ページにジャンプするようにリンクを貼っておきました。
③ 社交性のある生活をするとなぜ長生きする?
元気で長生きした人の社交性を調べてみると非常に社交的な人が多いのです。
逆に社交性が低くなると行動範囲が狭くなって脳に入ってくる刺激が減ってくる。
それは認知機能を下げることにつながります。
人とコミュニケーションをとらない生活を続けていると、脳への刺激が少なくなりうつ病や認知症などの原因になってしまいます。
そしてイカリア島の驚くべき習慣とは・・・日が暮れるのが遅いので夜12時を過ぎてもレストランがオープンしていて深夜でもお年寄りたちの姿が見られ、島民同士の活発なコミュニケーションで脳が刺激され、認知症の予防になっていると考えれています。
20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
《もっとくわしいプロフィールをみる》
この記事へのコメントはありません。