りんごジュースは体臭や加齢臭を抑えたり美容にも!

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リンゴジュースがもっている体臭を取り除く作用についてまとめてみました。

科学論文も引用し、説得力のある内容に勤めました。ご活用下さい。

りんごは身体に良いの?どんな栄養素が含まれている?

イメージ画像(出典:rawpixelによるPixabayからの画像)


りんごは皮ごと丸かじりして食べるのが良いと言われます。皮に栄養素が多いからです。ただ、輸入の際に農薬や鮮度保持のためにワックスが噴霧されていることがあります。リンゴの表面がやけにベタベタして艶があり過ぎると、お母さんはよく洗ってから皮をむいて食べることが多いです。表面のワックスが体に良くないと思うからです。

しかし国産のりんごであれば、ワックスを塗ることはありません。リンゴに含まれているオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸がにじみ出てツヤっとしているためです。これは「油上がり」と言われ、甘みのある美味しいりんごの証拠です。外国産リンゴや油上りが気になるなら、重曹で軽く洗えばキレイに落とせます。

りんごの皮に含まれている有用な成分は、りんごポリフェノールの一種である「プロシアニジン」と食物繊維の一種である「ペクチン」です。

プロシアニジンの6つの生体調節機能

・糖・脂質代謝を改善して血糖値の上昇を防ぐ(参考文献

・肥満予防(参考文献

・心筋梗塞(参考文献

・アレルギー予防

・老化予防

・美白

など様々な生体調節機能を持っています。

さらに、最近では腸内フローラの改善など腸内環境にも影響を及ぼしていることが分かってきました。ペクチンも腸の働きを助ける食物繊維なので、りんごは腸に良い食べ物ですね。

りんごの栄養素を手軽に摂取するには「りんごジュース」が便利!

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りんごの皮をむいて食べるのも楽しみですが、リンゴを搾った「りんごジュース」も美味しいものです。市販のりんごジュースをグラスに注ぐと、透明な果汁と白く濁った果汁(混濁果汁)があることが分かります。

濃縮還元果汁

りんごジュースは、りんごを圧搾して果汁を搾って作られます。この時に水溶性の植物繊維のペクチンを酵素によって分解して、繊維質を濾過したものが透明な果汁です。この果汁を加熱して水分を飛ばし、3分の1程度まで濃縮します。出荷時には水を加えて水分を調節するので「濃縮還元果汁」と表記されます。透明果汁はさっぱりとした軽やかな喉越しが特徴です。透明果汁は、大量生産しやすいうえに濃縮すると長期保存が可能なので製造コストが安く、世界的にはこの透明果汁が主流になっています。

ストレート果汁

白く濁った混濁果汁の方は、圧搾したリンゴの果汁の水分を飛ばすことなくそのままの果汁を容器に詰めます。変色を防ぐために酸化防止としてビタミンCを添加します。混濁果汁の方はいかにも搾りたてというワイルドな感じのジュースですが、ビタミンCによってやや酸味が強くなっています。この果汁は「ストレート果汁」と表記されます。混濁果汁は日本が最初に商品化して販売を始めたそうで、リンゴの産地で有名な青森のりんごジュースは、約9割が混濁果汁だそうです。

混濁果汁の方が栄養素が多く残っているように思われますが、果汁100%の状態では成分に大きな差はないそうです。りんごの種類により味は変わってきますが、国産のりんごでは「ふじ」の種類が約50%なので、地方の特別なリンゴのジュース以外はほぼ似たような栄養と味になっているはずです。

りんごは身体に良いの?どんな栄養素が含まれている?

イメージ画像(出典:すしぱく/Pakutaso)

①「プロシアニジン」~体臭の原因活性酸素を除去

りんごに含まれているりんごポリフェノールの「プロシアニジン」は、抗酸化作用が強い成分で、美白効果やアンチエイジングにも優れた作用があると言われています。抗酸化成分は、体臭の原因となる活性酸素を消去する働きがあるので、加齢臭の原因である皮脂の酸化劣化を抑制して体臭の発生を防いでくれるのです。

 

②「ペクチン」~善玉菌を増やして臭いの元の毒を排出

りんごのペクチンという水溶性の食物繊維は、大腸に届くと腸内の乳酸菌のエサ(プレビオティクス)になり、善玉菌を増やしてくれます。そして大腸を刺激してぜん動運動を活発にさせ排便を促します。りんごの果糖は便を適度に柔らかくするので、便秘の解消になります。便秘により毒が腸にずっと溜まっていると、悪臭成分が汗に混じって皮膚から排出されたり、肺から呼気に混ざって口から排出されるので、体臭や口臭の原因となります。便秘が解消すれば毒は腸に停滞することなく出て行ってしまうので、悪臭成分は体に行き渡らないで済みます。また腸内の善玉菌が増えると悪玉菌の増殖を抑えますので、体臭の原因となる悪玉菌が皮膚からも減るかもしれません。

③「ポリフェノールオキシダーゼ」~臭いの元を分解

りんごの「ポリフェノールオキシダーゼ」という酵素は、臭いの元となるたんぱく質を分解する働きがあるので、これも体臭や加齢臭を抑えてくれます。また、ニンニクに含まれる強い不快臭の成分の「アリシン」は、リンゴポリフェノールやリンゴ酸の働きで臭いを抑えることもできます。ニンニクを食べた後の嫌な臭いも、リンゴジュースを飲んで爽やかに抑えることもできるのです。

このように、りんごジュースは皮膚の脂が酸化された過酸化脂質(体臭の原因)の防止や、腸内環境を整えて悪臭成分が肺や汗腺から発散されること(口臭や体臭)を防ぐので、体臭や加齢臭、口臭予防に効果が期待されそうです。便秘が改善すると、肌が綺麗になったりダイエットにもよさそうですね。りんごジュースなら、手軽にいつでも飲めますしね。

また肉や乳製品を多く食べると体臭がきつくなってしまいます。また炭水化物の多い食事でもあまり良い体臭でないようです。ですが野菜やフルーツを多く食べると体臭が和らぐそうです。(参考文献

余談ですがアップルサイダービネガーをお肌に塗ると殺菌効果で臭いの元になる悪玉菌をやっつけてくれるので、こちらも試してみる価値はありそうですね。

りんごを生活に取り入れて、気持ちのよい日々を過ごしましょう!

有機のリンゴおよびリンゴジュース

自然農法や有機栽培で育てられたリンゴを見つけましたのでリンクを貼っておきます。


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