最新型電動歯ブラシ! 磨き残しをアプリで確認できる(スマホ連動タイプ)/歯磨き粉は入らない?
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日々の歯ブラシは面倒くさいですよね。
しっかり磨こうとすると20分くらいかかることもありますし、時間をかけたからといって磨き残しが出てしまうかも知れません。
そんななか最近は電動歯ブラシが進化して、超音波振動で歯垢を除去したリ、専用のスマホアプリをインストールして磨き残しを画面で確認しながら磨ける電動歯ブラシが登場しました。
また歯磨き粉も進化して、乳酸菌入りで研磨剤不使用などの、歯ブラシの後の口内フローラのケアーを考えた製品まで登場してきています。
今回はそのような最新の歯のケアー情報をレビューしていきます。
この記事のもくじ
電動歯ブラシは虫歯予防に効果はあるの?
電動歯ブラシを使う人が増えてきました。「電動歯ブラシ」というと、手を動かして磨かなくても、電気で歯ブラシが動いて楽に磨けるものというイメージです。自分で磨くよりも短時間でキッチリと磨くことができるので、忙しい人には嬉しい歯ブラシです。
ですが電動歯ブラシだって正しく使わないと磨き残しができるし、歯茎を傷めることもあると歯医者さんも注意を促しています。そもそも歯磨きは、食後に歯の表面に付いたものを取り除くのが目的です。
この付着物は、4~8時間後には歯垢(プラークとも呼びます)となります。この歯垢は菌の塊で、その菌の酸で歯のエナメル質が溶けて虫歯になる可能性があります。そして歯垢は数日のうちに歯石に変化してしまいます。
食後の歯垢を防ぐために歯磨きしますが、歯と歯のすきま、歯と歯茎の境目とか歯の裏側まで綺麗に磨くのは難しいですよね。そこで登場したのが電動歯ブラシで、歯垢の磨き残しが無いようにせっせと磨けると期待されました。しかし電動歯ブラシを使っても、磨き方が悪いと意外と歯垢が取れていないことがあるのです。
電動歯ブラシは進化して3種類に増えた!
電動歯ブラシは進化、次の3種類に分類されます。🔵 丸形の回転歯ブラシ:一般的な電動ブラシ。振動回数は毎分2500〜7500回。 歯を包み込んで汚れを取ります。高い清掃効果が期待できます。
🔵 音波振動歯ブラシ:振動数が毎分12,000〜40,000回(200〜700Hz, 1秒間の振動数)。より細かい振動で汚れを浮かせ、水流の力で洗浄。歯と歯茎の間の歯垢の除去も期待できます。以下で紹介するスマホ連動タイプも、この音波振動歯ブラシを使用しております。
🔵 超音波振動歯ブラシ:振動数が160万〜200万Hz(毎分9600万回以上)。あまりにも振動が早すぎで分からないレベル。磨き方は普通に手磨きと同じように細かく動かします。歯と歯茎の間の歯垢が上記の音波振動歯ブラシよりもさらに除去できるといわれ、不溶性グルカン(歯垢のもととなる汚れ)までも洗えるいわれています。正し超音波振動ブラシの名前で売られているもので安価なものは(5000円以下)、超音波ではなく上記の音波振動歯ブラシであることが多いので注意。
手磨きでは落ちにくい場所の歯垢をなるべく除く工夫がされています。
電動歯ブラシは、基本的に2〜3分程度で磨き終えるように設計されています。磨き過ぎて歯を傷めないようにするためです。ほとんどの商品は磨きすぎないように時間で音を鳴らしたり、または時間を表示しています。
音波振動歯ブラシ
音波振動歯ブラシで人気があるのがソラデーリズムと呼ばれる商品です。特徴は「音波」と「マイナスイオン」の両方の作用で歯垢を取ってくれます。レビューには歯が朝までツルツルだったと喜びのメッセージが多数見受けられます。
楽天で売っているのを見つけましたのでリンクを貼っておきます。
超音波歯ブラシでないものがネットで安く売っているので注意
超音波とは振動数が2万Hzより高いものをいいますが、ネットで安価に売っている超音波振動歯ブラシはその性能を持っていません。上記で書きましたように超音波振動歯ブラシは通常、振動数が160万〜200万Hz(毎分9600万回以上)ありますので、振動するが40,000レベルのものを超音波ではなく音波振動歯ブラシです。以下に超音波振動歯ブラシと謳って売っていますが実は音波振動歯ブラシであることにご注意下さい。以下はそのような製品を呼び名を間違って使っている商品です。
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左:40,000回転/分、中央:42,000回/分、右:42,000回/分(どれも超音波ではありません。音波振動歯ブラシです。)超音波振動歯ブラシ
超音波振動ブラシを販売してるメーカーは、ソニッケアー(フィリップス)やオーラルB(ブラウン)、そしてウルティマ(東レインターナショナル)など数社しかありません。歯医者に尋ねると信頼できるメーカーを紹介してもらえるかも知れません。私がネットから手に入る超音波振動歯ブラシを探しましたところ楽天に2本ほど売っておりましたので、リンクを貼っておきます。
スマホアプリで磨き残しを確認できる!自分のブラッシング状況を画面で確認!
さて本日の記事の一番のテーマ「スマホ連動タイプの電動歯ブラシ」のです
自分のスマホに、電動歯ブラシの専用アプリをインストールするのです。すると、いつ、どこを、どのように磨いたかがスマホ画面に表示されるのです。歯磨きの時間や歯磨きの頻度、歯磨きをした箇所やブラッシング履歴のデータも蓄積されます。それに基づく最適なブラッシングの提案もしてくれるという優れものです。
磨き残した箇所は、スマホ画面に表示されるのですぐに分かります。次回のブラッシングには、そこを重点的に磨くことができます。今までは、鏡とにらめっこしながら歯磨きをして、口の中をすすいでから大きな口を開けて磨き残しが無いか確認したものです。しかしこのアプリと連動した電動歯ブラシでは、スマホ画面を見ながら磨くという動作になるのです。歯磨きの仕方も変わってきました。
「スマートトラッキング電動歯ブラシ」の特徴
「スマートトラッキング電動歯ブラシ」 専用のアプリをダウンロードしたら、スマホと電動歯ブラシがBluetoothで繋がり、 豊富なアシスタント機能によって効果的でスマートな歯磨き習慣が実現します。
「スマートトラッキング電動歯ブラシ」の特徴
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◎ 口腔内を16ものエリアに分け、磨き残しがないか楽しく正確にチェック
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◎ ブラシ交換タイミングや磨き時間のリマインダー
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◎ 最大回転数は業界トップクラスの40,000回転/分
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◎ 洗面所やお風呂場でも安心の耐水性能IPX7
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◎ バッテリーは1回の充電で最大約1ヵ月持続、充電方法はUSB接続で簡単
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◎ 5種類のブラッシングモードを用意
電動歯ブラシでは歯磨き粉は使わない方が良い?
手磨きの時には、歯ブラシの上にたっぷりと歯磨き粉を乗せて、口の中が泡だらけになるので歯を磨いた気になります。最後に口を水ですすいだ時に、何とも言えない爽快感が感じられます。口臭もなくなり歯垢も綺麗になったと感じられます。
しかし電動歯ブラシの場合は、歯磨き粉は必要ありません。歯磨き粉を使わなくても、音波振動や水の力で汚れが落ちるように工夫されているからです。
むしろ研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、歯垢はもちろんのこと歯の表面のエナメル質まで削り取り、歯茎も傷めてしまう恐れがあります。
歯磨き粉を使わなくても、歯はツルツルになって歯垢も減りますが、実感がわかない、爽快感がないという方もいます。そんな時は電動歯ブラシ用に販売されている研磨剤の少ないまたは入っていない歯磨き粉を使用してください(下で紹介します)。しかも、歯ブラシの上にはたった米粒大の量を乗せるだけでよいのです。ミントなどが入っているタイプを選べば爽快感は得られるはずです。
研磨剤不使用ハミガキ&乳酸菌入り
研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、歯垢はもちろんのこと歯の表面のエナメル質まで削り取り、歯茎も傷めてしまう恐れがあります。これを防ぐために電動歯ブラシ用に研磨剤不使用のハミガキが売っています。
もし歯周病菌が増えて、口内の傷を通して全身に歯周病菌が巡ってしまうと、血管を炎症させ動脈硬化のげんいんとなったり、脳に到達したときは歯周病菌の毒素が認知症の原因となる脳のゴミを増やすといわれています。
このことに関しては当サイトの以下の記事の最初のほうに記述があります。
公開日:2019年2月13日, 最終更新日:2019年7月8日
今回は『ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~ 』(2019年2月13日)の「2019年版「歯」の新常識!」のポイントを整理しました。
歯周病菌を放っておくと動脈硬化や認知症の原因になったりすることが新たな研究から判...
皆さんも、ハイテクを駆使してお口を綺麗にして、ますます楽にヘルシーライフをエンジョイしましょう!
20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
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