牛乳のカルシウムが吸収されにくい理由と体に悪いと言われる理由は?(子供の異常行動に関与?)

健康情報

今回は真弓小児科医院の院長である真弓定夫博士の小冊子『 牛乳はモー毒? カン・ジン・カナメの健康教室① 』のポイントをまとめました。

皆さんの健康維持に少しでもお役に立てれば幸いです。

牛乳の特徴

牛乳のメリット
1. 骨や歯を強く
2. 集中力アップ
3. 血や筋肉を作る
4. 背が伸びる

と言われてますが

戦前(昭和10年ごろ)の日本は粉ミルクと哺乳瓶は普及してませんでした。

そして牛乳や乳製品を摂る人はほとんどいませんでした。

昭和22年からアメリカの政策により保健所の栄養指導が認可、給食に牛乳が導入されるようになりました。


日本人が牛乳からカルシウムを吸収できない理由

 

牛乳はカルシウムがあるのでいいと言われていますが

不思議なことに戦後から牛乳の消費量が増えるとともに骨粗鬆症も同じように増えました。

日本人の腸には牛乳のカルシウムを吸収するために必要なラクターゼ(酵素)が少ないのです。

つまり牛乳のカルシウムはほとんど排泄されてしまいます。

赤ちゃんの時には必要なので誰にでもラクターゼがあります。

ですが授乳が終わる頃からラクターゼが減ってきてお乳を飲めない体になってしまいます。

大昔の寒いところに定住した人々は遺伝子が変化して大人になっても動物の乳が飲める体でした。

ですがラクターゼがあったからと言っても本当に体にいいのでしょうか?

実は世界で一番牛乳を飲んでいるノルウェーは骨粗鬆症の発生率は日本の5倍なのです。

ではカルシウムは何から摂ればいいかというと


カルシウムを摂るには牛乳より野菜や海藻から摂ったほうが効率が良い

野菜や海藻はカルシウムが牛乳より多いのです。

【牛乳 110mg(100g中)】
切り干し大根     牛乳の5倍
わかめ        牛乳の7倍
昆布                        牛乳の6.5倍
煮干し        牛乳の22倍
大根の葉っぱ 260mg 牛乳の2倍以上
小松菜        牛乳の1.5倍
ひじき        牛乳の14倍(Seigoの追記:最近は鉄製の釜で茹でてないので鉄分は少ないと言われている)

実は戦後に牛乳を飲み始めて増えた病気は骨粗鬆症だけではありません。

・脳血管障害
・がん
・心臓病

が増えたのです。

厚生省は1956年これらに成人病と名付けました。(つまり成人病という名は以前ありませんでした。)

成人病は減るどころか1970年代には子供にも見られるようになり小児成人病と言われています。

子供なのに成人病?っと名前がおかしいので

1996年(平成8年)に生活習慣病と変えなくてはいけなくなりました。

他にも

アレルギー性疾患
糖尿病
白血病
乳幼児突然死症候群(人工栄養児の死亡率は母乳児の4.8倍)
心の偏り
自閉症
白内障(ガラクトースが水晶体に沈着し濁らせる)

など戦前にほとんどなかった病気が激増しています。

例えばアテローム硬化という病気は人間にしか見られず、動物性脂質特にコレステロール摂取量の多い現代人の生活によってもたらされました。


アテローム硬化とは

悪玉コレステロールが血管の内側に溜まる

それを食べようとマクロファージ(白血球の一種)が血管壁の内側に入り出られず(プラーク)

進むと血栓になり細胞への酸素の供給が途絶える

血液が供給されない細胞は死んでしまう

脳の血液が途絶えると脳卒中
心臓なら心筋梗塞
乳管の血液が妨げられると母乳が出にくくなる

牛乳メーカーは生活習慣病が増え続けている原因は牛乳の脂質だとわかっています。

なので脱脂乳や低脂肪乳を生産するわけです。

地球にはおっぱいで育つ動物(哺乳動物)は4000種います。

お乳は乳房へ行った血液つまり白い血液なんです。

輸血でも血液型で拒絶があるように、異種間では本来合わないのです。

こんな実験があります。

1986年東京医科大学の松延正之先生は

牛乳を滅菌し牛の子に静脈注射→牛の子は死なない
ヒトの乳を牛の子に静脈注射→牛の子は死ぬ

静脈注射は血管に直にお乳が入るので反応が激しいですが

口から摂取すると激しい反応がないので逆に恐ろしいのです。


牛乳を飲まないだけで子どもの異常行動が減る

さらなる心配は

最近犯罪や以上行動が増加していることです。

しかもどんどん低年齢化しています。

これも牛乳の取りすぎが関係しています。

なぜなら

問題行動を起こしていた生徒に牛乳をやめさせただけで情緒が安定し暴力の数が減った記録があります。

厚労省も2002年(平成14年)度から公立の保育園の牛乳の量を200mL(平成13年度までの)から80mLに減らしました。

理由は明らかにしていません。

2000年(平成12年)5月、厚労省は「健康日本21」というガイドラインを作りました。

そこで成人は乳製品は1日130mLと書かれています。

保健所の栄養指導は200400mLの牛乳を勧めていますが。

そもそもアメリカは日本の子供たちの健康のためではなく

アメリカの乳業会社を儲けさせるために勧めました。

日本の行政もそれに従ってしまいました。

粉ミルクを育児指導として勧めもしました。

お産婆さんを助産婦に格下げし、医者に出産、育児指導をさせるようにしました。

母子手帳には牛乳会社の広告を載せました。


病院で栄養指導をしたのは栄養士ではなく乳業会社からの栄養士だった

実際、病院出産で栄養指導をしたのは栄養士ではなく、乳業会社からの専従栄養士でした。

このように人が牛乳を大量に飲むようになって牛も悲しいことになりました。

メスの子牛は生まれて数日で親から引き離され

4週目から脱脂粉乳や配合飼料を与えられてしまうのです。

(Seigoの補足:人も生まれたばかりの子供を隔離ボックスにいれてしまうのは良くないとされています。母親の鼓動を感じながら育ったのですから生まれた直後は一緒にいさせてあげたいものです。)

そしてこの配合飼料が恐ろしいことに!

成分の肉骨粉が原因で

狂牛病(BSE)が発生してしまったのでした・・・


「カン・ジン・カナメの健康教室」シリーズは全部で4冊

今回紹介した「カン・ジン・カナメの健康教室」シリーズの小冊子は4冊を1セットで売られているようです。

1. 白砂糖は麻薬!?(今回紹介したもの)
2. ごはんはえらい!
3. 肉はあぶない?
4. 牛乳はモー毒?

もっと詳しく知りたい方は楽天のページで目次などの情報が載っています。↓

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