世界最初のアーケードゲームってどういうの? 画像や時代背景もご紹介
コンピューター歴史シリーズでは初期のゲームを取り上げていますが、今回は最初のアーケードゲームの画像をネットで見つけましたのでご紹介致します。
またその頃の時代背景を簡単な年表にしましたので、興味があればご覧下さい。
この記事のもくじ
アーケードゲームとは
業務用のゲーム機のことで、ゲームセンターや旅館に置いてあるコインを入れて遊ぶゲーム機です。
古くは「ブロック崩しゲーム」や「インベーダーゲーム」が日本最初のアーケードゲームのブームでしたが、今回取り上げる世界初のアーケードゲームは、インベーダーゲームが登場する7年前(スーパーマリオブラザーズ(任天堂)が登場する14年前)のものでした。
世界最初のアーケードゲーム「Computer Space」のお姿
こんな感じです。
モデルさんがその時代を表しているようでいい味出してます。
ゲームの画像はこれです。
なんとこのゲームが動いている動画がYouTubeにありました(約50年前のゲームですよ!)。
やはりアーケードゲームはテキストベースではなくグラフィカルベースから始まった
前回紹介しました大型コンピューターで遊ばれていた「スタートレック」のゲームはテキストベースでした。
大学の研究者にはそのような頭を使うゲームが好まれたようですが、やっぱりゲームセンターに置くとなるとグラフィカルに面白くないと受けが良くないのでしょう。
そこで宇宙空間を漂って敵を倒すようなゲームとなったのでしょう。
この「宇宙で戦う」という内容もやはり1966年から流行っていたテレビ「スタートレック」の影響を受けているに違いありません。
しかし操作性が悪く流行らなかった
世界最初のアーケードゲームの操作はボタンが4つくらいありまいして、宇宙船やミサイルの発射をコントロールする仕様だったようですが、操作性が悪くぜんぜん流行らなかったそうです。
料金は1個コイン(25セント)で、その当時の為替レートからすると日本円で90円くらいだったようです。
ブームが来るのは次の年に登場する「ポン」という単純なテニスゲームまで待たなくてなりませんでした。
その当時の時代背景
西暦(年) |
アーケードゲーム |
社会の動き |
ミュージック |
1964 |
— |
BASIC言語 開発(米ダートマス大学の数学者ジョン・ケメニー&トーマス・カーツ博士による); 東京オリンピック | ビートルズが日本へ来日 |
1970 |
— |
大阪で日本万国博覧会 開催 | レット・イット・ビー(ザ・ビートルズ) |
1971 |
Computer Space | 「スタートレック」ゲーム、大型コンピュータ上でBASIC言語で作動 | おふくろさん(森進一) |
1972 |
ポン | ジョブスとウォズが「ブルーボックス」を発売 | ひなげしの花(アグネス・チャン) |
1976 |
ブロック崩しゲーム | Apple-1発売 | 『あの日にかえりたい』荒井由実(作詞・作曲) |
1978 |
インベーダゲーム | Apple II 発売 | 1978年1月19日 ザ・ベストテン開始 |
世界最初のアーケードゲームができた当時、
日本では森進一の「おふくろさん」が流行っており、前の年は大阪で万博が盛り上がっていました。
その7年前の1964年には東京オリンピックがあり、ビートルズが来日した年でもあります。
当時初めてBASIC言語が開発され、マイコンブームの下地が作られ始めました。
アーケードゲームが日本でもブームになるのは、1976年の「ブロック崩し」や1978年の「インベーダゲーム」を待たなければなりませんでした。
東京オリンピックのあった1964年頃から社会が動き始めたのがよく分かります。
60年代生まれの人たちはエキサイティングな時代でしたね!
Seigo
20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
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