若返りのコツ-13 春ウコン
先日は炎症を抑えるサプリの1つとしてターメリックについてお伝えしましたが、今日は「春ウコン」についてです。春ウコンは正式には姜黄(キョウオウ)と言い英語は Wild turmeric で、カレーに入っているターメリックとよく似ています。ターメリックは秋に花が咲くので日本では「秋ウコン」とも呼ばれます。太古は春ウコンをよく用いていたようですが栽培しやすい秋ウコンに取って代わられました(参考資料1)。
春ウコンは亜熱帯である沖縄が主な産地で屋久島産が有名です。
春ウコンにもクルクミンが入っていますがターメリックの10分の1くらいです。と言っても炎症効果はターメリックの10分の1ということはないのです。春ウコンは他にも炎症効果のあるアズノン(カモミールに多いナフタレンの構造異性体)、フラボノイド、カンファー、シオネール(ユーカリプトール)など数多くの有効成分が含まれているのです。そのせいかターメリックにはない制がん効果や糖尿病への効果があると言われています。他にも風邪、C型肝炎、うつ、アレルギーや歯槽膿漏など春ウコンがオールマイティに効くのは胸腺や骨髄といった免疫細胞に関わる臓器を活性化するからなのだそうです。
それにより
🔵 リンパ球(T細胞、B細胞)が病原体(ウイルスなど)や病気になった細胞をしっかり排除してくれたり🔵 マクロファージやキラーT細胞などの免疫細胞が攻撃力を強めたり
🔵 TLR(Toll 受容体)が病原体をバッチリ感知したり
🔵 樹状細胞などが TLR から特定された遺物の特徴をしっかり伝えることができたり
🔵 ウイルスなどの増殖を抑制したり
🔵 抗体を作る機能がアップしたり
…このように春ウコンは様々な効果が期待できるのです ♥️(参考資料2)。
このような免疫系の活性化により末期がんの患者さんに対しても良い効果があるという症例報告が多数あります。どういうガンに効果があったかというと「直腸癌」「大腸癌」「肺癌」「前立腺癌」「腎臓癌」「肝臓癌」「胃癌」「食道癌全摘後の転移」「消化管膜間質性腫瘍」「膵臓癌」「乳癌」「子宮体癌」「膀胱癌」「膀胱癌」「卵巣癌」「脳下垂体腫瘍」などです(参考資料3)。
というわけで春ウコンは抗炎症作用だけでなく、様々ながんや病気に効きアンチエイジング効果もある優れものなのです。
なので私はカレーを食べない日は(クルクミンがとれないので)もれなくこのサプリ(もしくは先日紹介したターメリックのサプリ)を摂ります。
春ウコンは抗酸化作用と免疫系を(良い方向に)活性化する効果があるので「若返りのコツ」のカテゴリーに入れさせて頂きました。ただし春ウコンはとり過ぎると良くないので適用量をお守り下さい。
それでは皆さんも春ウコンの万能な素晴らしい効果にあやかり、ますます健康になってしまいましょう!
Seigo
参考資料
(1)春ウコン – ガンに対する効能のまとめ
(2)ガンは癌にあらず – 春ウコン免疫賦活剤が制する成人病(春ウコン研究会、山形大学)
20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
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