ウォズニアックのApple-1は彼が全てを設計したものではなかった(彼の自著で証言)《1976年》
ビンテージ・コンピュータ
スティーブ・ウォズニアックは自著『アップルを創った怪物』でAltair 8800やApple-1そしてApple II に関して興味深い見解を述べておりましたので簡単な表をつくってまとめてみました。
(初めて表を作ったので読みづらいと思いますが、上手くなったらアップデート致します 。)
AltairとApple-1、Apple IIの比較(1976年代)
Altair 8800 |
Apple-1 |
Apple II |
1975年発売 | 1976年発売 | 設計段階、1977年の売り出す前 |
1974年4月に開発されたインテル・マイクロプロセッサ8080がコンピュータ化できることをエド・ロバーツがいち早く悟り世界初のマイコンを設計する。 | アーパネット端末でマイクロプロセッサーを使えるようにしただけであり、ウォズ自信が全てを設計したわけではない | ウォズが1から設計 |
ハーバード大のビル・ゲイツがインテル8080用のBASICを作成。 | キーボードとディスプレイが使える最初のコンピュータ | Apple-1になく、Apple IIから加えたもの ↓ |
使うには次のものが必要だった ↓ | 1975年春から加えられたもの ↓ | カラーの高解像度グラフィックス |
ブラグインカードの追加(高価) | RAM をスタティックからダイナミックに切り替えた | サウンド |
テレタイプ(キーボードをもっているがバカでかいマシン、ぶっといケーブルでつながなくてはならなかった) | カセットテープ用のインターフェイスを追加した | ゲームパッドの接続機能を提供 |
それまではBASIC は手で打ち込んで40分くらいかかった | BASIC を ROM に搭載 |
スティーブ・ウォズニアックはApple II こそが彼が1から設計したコンピューターだと自叙伝で伝えております。
Apple-1の場合ははじめからすべてを自分で設計したわけではなく、アーパネット端末というすでにできあがっていたものに加えて、彼がマイクロプロセッサーを使えるようにしただけなので、自分自身の純粋な設計ではないとをおっしゃっておりました。
そして Apple II は1976年8月にメインボードの完成にこぎ着けました。
引用
上記の内容はウォズの書籍『アップルを創った怪物』249~259ページに書かれています。
書籍のイメージをクリックすると楽天ショップへジャンプするようにリンクを貼っておきました。
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