ビル・ゲイツを悩ませたアルテア(最初のマイコン)の2つの問題《1975年1月》
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問題点(1) アルテアはプログラムを読み込むのに紙テープをつかっていたがその読み取り機はアルテアより高価だった
マイコンを知っている方なら記憶装置としてカセットテープを使っているのを見たことがあると思いますが、その頃はそれすらなく紙による読み取り機を使っていました。
ビル・ゲイツはこの紙にBASICを入れて持ち運んでいました。
しかし当時、紙テープ読み取り機とせん孔機は高価でアルテア・コンピュータ本体よりも高かったのです。
(『パソコン革命の英雄たち』57ページ参照)
問題点(2) 初期のアルテアは安定して動くメモリーがなかった
ビル・ゲイツのBASICを走らせるのに4kメモリーが必要で(「アルテアのメモリーは256バイトしかなかった」で記載)ありましたが、それをまともに動かす4kメモリーボードをアルテア・コンピュータは持っていませんでした。
技術者な実働するコンピュータを3台を確保するために6台を稼働させなくてはならなかった。
「あの4kダイナミック・メモリ・ボードはひどいものだった」とロバーツは後になって認めました。
(『パソコン革命の英雄たち』56ページ参照)
ビル・ゲイツのBASICは紙テープで配布され違法コピーされた
エド・ロバーツにBASICを披露するとき
ビル・ゲイツとロバーツは紙テープにパンチして持っていきました。
その後しばらくの間は紙テープがBASICを配布するメディアとなっていました。
しかしそれは彼らのビル・ゲイツのBASICが不法にコピーされる事になってしまったのです。
それによってビル・ゲイツは大きな損をしてしまいました。
(『パソコン革命の英雄たち』56ページ参照)
紙テープ読み取り機は機関銃のようにうるさかった
Youtube に紙テープ読み取り機を発見しました ↓(18秒から機関銃のような音が聞けます)参考資料
『パソコン革命の英雄たち – ハッカーズ25年の功績』マグロウヒルブック出版 (1985年) 訳者:大田一雄 / 英語題名 “FIRE IN THE VALLEY ― The Making of the Personal Computer” by Paul Freiberger, Michael Swaine (1984) McGraw-Hill, Inc.
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20余年アメリカで遺伝子治療&幹細胞の研究者をやってきました。
特に遺伝病の間違った遺伝子をピンポイントで修復し、元に戻す技術開発です。
理学博士(Ph.D. )
アメリカ生活で学んだアンチエイジングなど健康に関する知識をシェアしたいと思います。
巷の情報もご紹介、時にはブッた斬ったりしてしまうかもしれません。
またポイントなどの節約術や生活に便利なガジェット(スマホやアプリの紹介)も記事にしますので参考になれば嬉しいです。
皆さん、ご一緒に「究極のヘルシーライフ」を楽しみましょう♪
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